あと、最後に補足を入れています。
始まりの春
202X年 春
チームスピカ
トレーナー「今日は新入生の入学式だ!
皆!有望なウマ娘を連れていくぞー!」
ゴールドシップ「ああ、かわいそうに・・・」
ダイワスカーレット「無垢なウマ娘ちゃんがトレーナーの手で汚されるのね・・・」
ウオッカ「何て惨いことを・・・」
スペシャルウィーク「え!? え!?
そんなことするんですか!!?」
トレーナー「ちがーーーーーう!!!!」
こんな賑やかなチームスピカだが、そうそうたるメンバーがいる。
最強世代のダービーウマ娘 スペシャルウィーク
『音速の貴公子』、『異次元の逃亡者』といわれ、日本ウマ娘史上最強の逃げウマ娘と呼び声の高いサイレンススズカ。
その名の通り、皇帝シンボリルドルフの後継者と呼ばれ、幾多の伝説を創った『不屈の帝王』、トウカイテイオー。
プリンセスランク(※後述)史上3人目のダービーウマ娘で、幾多のレースでドラマを作り、多くのファンの心を酔いしれさせた、ウオッカ。
常に安定したレース運びでトゥインクルシリーズパーフェクト連帯、37年ぶりにプリンセスランクの有馬記念制覇を果たした、ダイワスカーレット。
春の天皇賞制覇を始め、長距離で無類の強さを誇った『ターフの名優』、メジロマックイーン。
破天荒なキャラとレーススタイルで多くのファンに愛された、平成の白い怪物、ゴールドシップ。
多くの読者はこの7人がチームスピカに入ったことはご存じだろう。
しかし、他のウマ娘も、チームスピカに加入している。
常に安定した戦績と、幾多の名勝負で多くのファンに愛されたウマ娘、ブエナビスタ。
ディープインパクトを師と仰ぎ、日本ダービーを制したウマ娘、キズナ。
幾多の困難を乗り越え、菊花賞を制した奇跡のウマ娘、トーホウジャッカル。
そして、幾多のG1レース制覇と唄うウマ娘として話題を呼んだのは記憶に新しい、キタサンブラック。
これが、チームスピカのメンバーである。
現在はトゥインクルシリーズの更に上のステージ、ドリームシリーズで戦っているため、全員ドリームクラスという扱いである。
なので、シニアクラス及びジュニアクラスのウマ娘がいないのだ。
トレーナー「何としても久しぶりに新しいウマ娘をチームスピカに加入させるぞ!」
「「おーー・・・」」
何だか、あまりやる気無さげな多くのメンバー、反応に困るメンバーが殆ど。
そんな中、
トーホウジャッカル「おーーー!!!」
トーホウジャッカルだけは気合いっぱいに掛け声をした。
トレーナー「おっ、やる気十分だなジャッカル!」
そんなわけで、入学式とチーム紹介の準備へと取り掛かった。
入学式を終え、チーム紹介に入るが、
ダイワスカーレット「ちょっと、
何でこんな場所になっちゃったのよ・・・」
トレーナー「すまんな・・・
いい場所だと思ったんだがな・・・」
ウオッカ「またいつもの貧乏くじかよ・・・」
各チーム各場所でやる際にくじで決めるのだが、あまりいい場所では無かったようだ。
メジロマックイーン「誰も来ませんわね・・・」
ゴールドシップ「今年も無理だなー。」←s○it○hをやりながら
キタサンブラック「厳しいなあ・・・」
キズナ「そういえば、テイオーさんは?」
トレーナー「ああ、テイオーなら生徒会の方の仕事をやっとるぞ。」
スペシャルウィーク「確か、新入生の説明だったり、案内役をやってるらしいですね。」
ブエナビスタ「昨日から忙しそうでしたね。」
因みに、サイレンススズカは香港のレースに参戦しているため、現在は不在である。
チームスピカのメンバーが諦めかけている中、チームスピカの部室の前で、1人待っているウマ娘がいた。
補足
※プリンセスランク
現実で言う牝馬の様な扱い。ウマ娘にはタイプMとタイプFが存在し、タイプMは人間の子供を産みやすく、タイプFはウマ娘の子供を産みやすい傾向にあることと、タイプMはパワーとタフさ、タイプFは瞬発力と柔軟性が伸びやすい傾向にあり、基本的にはタイプMの方が総合能力では優位と言われている。
プリンセスランクは、タイプF限定のレースに当たる。
新たに伝説はここから始まります。