初練習の翌朝
サードステージ「ううぅ・・・
ちょっと筋肉痛かな。」
サンダーマウンテン「大丈夫か?」
サードステージ「うん、
ちょっと昨日張り切りすぎた・・・」
サンダーマウンテン「まだ、あたし達始まったばかりなんだぜ。
そんなに張り切り過ぎるのも考えものだぜ・・・」
サードステージ「うん・・・
でも、本当に楽しかったな。
テイオーさん、本当にスゴかったなあ・・・」
サンダーマウンテン「ダメだこりゃ。」
この日は授業初日だ。
その授業の一コマを見てみよう。
C組
先生「ウマ娘は、ジュニアクラス、シニアクラスと分かれており、それらのクラスはトゥインクルシリーズというレースに出走します。
更に、トゥインクルシリーズで素晴らしい成績を修めたウマ娘のみが、ドリームクラス、ドリームシリーズに挑戦する資格が与えられます。」
サードステージ(ノートにいろんな事を書かないといけないから大変だ・・・)
授業は進んでいく。
先生「まず、C組の皆さんは、今年の夏からデビュー戦が始まり、来年のクラシックが最初の大きな目標となるでしょう。
では、来年挑むクラシック三冠のレース名は?
アウトオブアメリカさん。」
アウトオブアメリカ「はい、皐月賞、日本ダービー、菊花賞の3レースです。」
先生「では、プリンセスランクのウマ娘の最高峰、プリンセス三冠のレース名は?
ネココネコロガールさん。」
ネココネコロガール「桜花賞、オークス、秋華賞です。」
先生「よく勉強していますね。
では、クラシック三冠を全て制したウマ娘は何と呼ばれていますか?
サードステージさん。」
サードステージ「はい!
三冠ウマ娘です!」
といった具合に授業が進んでいく。
昼食の時、
???「ここ、いいかな?」
サードステージ「うん、いいよ。」
サードステージとサンダーマウンテンが昼食をとっている中、隣に入ってきたのは、
ネココネコロガール「ありがとね。あたし、ネココネコロガール。」
ユリノローズ「私はユリノローズです。宜しくお願いします。」
4人はどのチームに入るのかを話していた。
ネココネコロガール「へぇー、サードはもうスピカに入ったんだ。」
サードステージ「本当に夢みたいだよ。憧れのウマ娘と一緒にトレーニングが出来るんだから。」
サンダーマウンテン「昨日の夜からこんな調子だよ。
あ、あとあたしは、チームプロキオンに行くことにしたよ。」
サードステージ「あの滝トレーナーの?」
ユリノローズ「あのディープインパクトさんがいる?」
サンダーマウンテン「ああ。午後から初練習さ。」
ネココネコロガール「あたしはチームベガに入ることにしたわ。
横乗トレーナーのところよ。
ローズはどこのチームに?」
ユリノローズ「私はチームアンタレスです。」
サンダーマウンテン「福長トレーナーのところね。」
サードステージ「今でもイケメンで人気だよね。」
目標についての話に移る。
サンダーマウンテン「あたしは短距離G1を沢山勝つことかな。」
ユリノローズ「私、プリンセス三冠ウマ娘になりたいです!」
ネココネコロガール「あたしは、有馬記念や宝塚記念、シニアクラスの王道路線を制覇したいわ。」
サードステージ「私は勿論、無敗のクラシック三冠ウマ娘!!」
サンダーマウンテン「そんな夢を持って、皆トレセン学園に来てるんだよね。」
サードステージ「ますます楽しみになってきたよ!
色んなウマ娘がいて、それでレースで戦えるんだから!」
そこに、
???「・・・君がサードステージか?」
黒髪のウマ娘が、サードステージ達の側に来た。
サードステージ「う、うん、そうだけど・・・」
すると、黒髪のウマ娘は、サードに顔を近づけた。
更に、
???「・・・なかなかいい顔をしている。」
そう言うと、
???「私はインデュライン。
来年のクラシックで会おう。
私の前に君が立ちはだかるのなら、
私も君の前に立ちはだかる!」
そう言い放ち、立ち去っていった。
サードステージ「・・・・・」
サンダーマウンテン「サード・・・」
サードステージ「約束だからね!!
必ずクラシックで会おうね!!!」
インデュライン「・・・ふっ。」
インデュラインの口元は少し微笑んでいた。
その様子を見ていた1人のウマ娘。
???(ふっ、
残念だけど来年のクラシック、
このアウトオブアメリカ様が主役だぜ!!)
仲間やライバル達の激闘は、まだ先の事である。
続く
今回は最大のライバルであろうインデュラインの登場や他の同世代のウマ娘を出しました。
次回は、模擬レースの様子を書くかもしれません。