新・黄金世代 ~第三の世代~   作:Quick

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いよいよ、サードステージの初実戦となる模擬レースです。


模擬レース

 

3月末となり、授業やチームスピカのトレーニングに慣れてきたサードステージ。

 

 

トレーナー「よし、

 

サード、いい感じになってきてるな。」

 

 

サードステージ「はいっ!

 

走り方も本当に何か軽く感じます。」

 

 

チームスピカに入ってから、トレーナーはサードの走りに力みを感じ、フォーム矯正の指導を行った。

 

 

力を抜いて走ることを意識させるトレーニングである。

 

 

 

トレーナー「うん、

 

まだ力みを感じるな。」

 

 

サードステージ「そうですか・・・」

 

トレーナー「そう焦るな。

 

デビューまでは時間があるし、週末の模擬レースは勝つことが目的じゃない。

 

如何にしてこれからに繋げるレースをしろ。」

 

 

サードステージ「はいっ!」

 

 

そして、模擬レース当日

 

 

 

 

模擬レースはデビュー前のウマ娘が8人くらいのメンバーで行うことになっている。

 

模擬レースを見て、まだ無所属のウマ娘をスカウトしようとするトレーナーも多い。

 

 

この日は5レース。サードステージは3レース目の登場だ。

 

 

ユリノローズ「あ、サードさん。」

 

サードステージ「あ、ローズ!

 

君もレース?」

 

 

ユリノローズ「ええ、私は2レース目です。」

 

サードステージ「そうなんだ。

 

お互いに頑張ろうね。」

 

 

ユリノローズ「はい! 一緒に頑張りましょう!」

 

 

因みに、サンダーマウンテンやネココネコロガールは別の日に組まれている。

 

 

 

模擬レースは、6~8人ほどで組まれており、距離は1600mで行われる。

 

 

 

1レース目

 

ラナウェープライド「うおおおお!!!」←スタート直後

 

 

残り100の時点では、

 

 

 

ラナウェープライド「はあ、はあ、はあ・・・」 ←大差負け

 

 

 

 

2レース目

 

ユリノローズ(・・・

 

 

よし、

 

 

今です!!)

 

 

ウマ娘1「ムリいーーー!!」

 

最後の直線で抜け出したユリノローズがそのまま1着でゴールした。

 

 

サードステージ「やったね!」

 

ユリノローズ「ええ!

 

頑張りました!!」

 

 

ハイタッチを交わした2人。

 

 

ユリノローズ「サードさんも頑張って下さい!」

 

 

サードステージ「うん、任せて!!」

 

 

いよいよ、サードの出番だ。

 

 

 

 

 

3レース目

 

 

 

1600mのスタート地点にサードステージを含む7人がスタンバイしていた。

 

 

余談ではあるが、ゴール板は最近になってヒシアマゾンを模したものから、ちゃんとした決勝線ゴール板に変わったらしい。

 

 

 

 

スタート地点でサードステージを含む7人のウマ娘。

 

 

そこに、

 

ウオッカ「頑張れよー!」

 

ダイワスカーレット「トレーニングの成果、見せつけなさいよ!!」

 

 

丁度時間が空いていたウオッカとダイワスカーレットが応援に駆けつけていた。2人はゴールに近い場所から大声で声援を飛ばしていた。

 

 

サードステージ「(ウオッカさん、スカーレットさん・・・)

 

 

はいっ!! 頑張ります!!!」

 

 

他のウマ娘はそれを見て、

 

 

ウマ娘1(あの2人は確か、チームスピカの)

 

ウマ娘2(かなりの実力者みたい)

 

ウマ娘(要注意ね・・・)

 

 

サードへのマークがきつくなった。

 

 

 

そしていよいよゲートイン。

サードステージ(落ち着いて、自分の走りを意識して・・・)

 

 

4番枠のゲートに入り、深呼吸するサード。他のウマ娘もゲートに入って心を落ち着かせたり昂らせたりする。

 

 

最後に外枠のウマ娘がゲートに入り、スタートの準備は整った。

 

 

 

ガッシャン

 

ゲートが開いた。サードステージはまずまずのスタートだ。

 

 

トウカイテイオー「ああー!

 

始まっちゃってるよ!」

 

 

生徒会の仕事を終え、トウカイテイオーは急いでトレーニングコースが見える場所へ来ていた。

 

 

シンボリルドルフ「成る程、彼女がスピカに入ったという・・・」

 

トウカイテイオー「あ、教官!!」

 

 

嘗てはテイオーに会長と呼ばれていたシンボリルドルフも、今やトレセン学園の教官である。

 

 

シンボリルドルフ「サードステージ、なかなかいい目をしていたね。」

 

トウカイテイオー「教官、サードに会ったことあるの?」

 

シンボリルドルフ「ああ、ちょっとな。」

 

 

レースは、第3コーナーに差し掛かる。

 

サードは3番手にいる。

 

 

サードステージ(前を見ながら、4コーナーで勝負だ)

 

サードは回りを見ながら外へと構える。

 

他のウマ娘も、仕掛けどころを伺いながらいいポジションを探っている。

 

そして、4コーナーへ差し掛かった。

 

 

サードステージ(よし、今だ!!!

 

 

肩の力を抜いて、

 

 

一歩目を踏み出す!!)

 

 

サードステージがスパートをかける。他のウマ娘もスパートをかける。

 

 

 

だが、直線に入り、残り300m時点では、

 

 

 

 

完全にサードが突き抜けていた。

 

 

モブウマ娘1「ムリー!」

 

 

モブウマ娘2「ムリー!」

 

 

サードのスパートに合わせてスパートをかけたウマ娘は一杯になっていた。

 

 

シンボリルドルフ「・・・!!?」

 

 

トウカイテイオー「行っちゃえサード!!」

 

 

 

サードステージ(・・・!!

 

スゴい・・・

 

 

まるで翔んでるみたいだ!!)

 

 

サードステージ、圧倒的な実力差で1着。

 

 

後続は2秒以上離されていた。

 

 

 

 

 

モブトレーナー1「何だこのウマ娘は!!?」

 

 

モブトレーナー2「まるでレベルが違いすぎる!!」

 

 

 

 

レースを見に来ていたトレーナーは騒然。他の同期のウマ娘も、あんなスゴいウマ娘とダービーを目指すことになるのかと、言葉を失っていた。

 

 

同期のウマ娘だけではない。

 

 

ウオッカ「やったぜ!!」

 

ダイワスカーレット「スゴいじゃない!!」

 

 

 

ウオッカとダイワスカーレットが喜ぶ一方、

 

 

トウカイテイオー「流石サード!!」

 

シンボリルドルフ「・・・!!?」

 

トウカイテイオー「あれ? 教官?」

 

 

シンボリルドルフ(・・・何て実力だ。

 

私を見てるかよような・・・・

 

 

 

いや、私だけじゃない・・・

 

 

まるで、あのウマ娘にも見える・・・

 

 

何て底知れぬウマ娘なのか・・・!!?)

 

 

 

 

 

ユリノローズ「スゴかったです!!」

 

サードステージ「ありがとう。 私はただ必死に走っただけだから。」

 

 

ユリノローズ(それで息をあまり乱さなかったのですから、スゴいんですよ!!)

 

 

ユリノローズと談笑するサードの元に、

 

 

インデュライン「・・・」

 

 

サードステージ「あ、君は確かインデュライン。」

 

 

インデュライン「見事な走りだった・・・

 

1着おめでとう。」

 

 

サードステージ「ありがとう。

 

インデュラインは次のレースなんだよね。頑張っ」

 

インデュライン「だが、

 

 

次のレース、

 

 

私はそれを超えてみせる!」

 

 

労いと強気の発言を言い残し、スタート地点へ向かうインデュライン。

 

 

果たして、彼女の実力は?

 

 

 

アウトオブアメリカ「ふっふっふ、

 

 

この私が次の次のレースで圧勝してやるから見てろよサードステージ! インデュライン!!」

 

 

 

続く

 

 




次回は、インデュラインの模擬レースがメインです。
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