5月5週 日曜日
この日は徹夜組の3000人を含めて,130,000人のトゥインクルシリーズファンが東京レース場にいた。
目的は勿論、
ウマ娘の祭典、日本ダービーの覇者をこの目で確かめるためだ。
その1人にサードステージもいた。
サードステージ「こんなにたくさんの人が・・・」
キタサンブラック「すごいよね・・・」
サードステージはキタサンブラックととても仲がいい。
理由は勿論と言うべきかわからないが、トウカイテイオーの事で意気投合したからだ。
共にテイオーに憧れトレセン学園の門を叩いた2人。
キタサンブラックは、クラシックこそ春は無冠に終わったが秋に菊花賞を制覇。
そして、シニアクラスになってからが圧巻だった。天皇賞(春)を連覇し、連覇時には大レコードを叩き出した。そして、大阪杯、天皇賞(秋)、ジャパンカップ、有馬記念も制し、当時史上最多タイのトゥインクルシリーズのG1を7勝したのだ。
キタサンブラック「サードちゃん、ダービーって私達ウマ娘とトレーナーさんにとって夢なんだよ。
私も挑戦したけど、彼女の前に何もできなかったな・・・」
キタサンブラックはダービーは自身最低となる13着に惨敗。どんなに強くても、ダービーを勝つというのは本当に難しいものだ。
ダービーウマ娘を称号を手にするには、如何にダービーにピークを持っていき且つ、トゥインクルシリーズの神に微笑んでくれるかが条件とも言われている。
ダービーを制してから、燃え尽きたウマ娘が多いからそう言われているのだ。
そのダービーデー。今年はもう1つのレースが話題になっていた。
ダービーで初めて、ドリームシリーズを同日開催することになったのだ。
そして、出走するウマ娘は、歴代のダービーウマ娘である。
その中の1人に、トウカイテイオーの名前があった。
8R ドリームシリーズ グレード
1枠1番 キズナ
2枠2番 メイショウサムソン
3枠3番 タニノギムレット
4枠4番 メリーナイス
5枠5番 アイネスフウジン
6枠6番 ディープブリランテ
7枠7番 フサイチコンコルド
8枠8番 トウカイテイオー
全員がダービーウマ娘だが、実績やドリームシリーズでの戦績的に、トウカイテイオーが人気の中心だった。
8人のウマ娘が、本ババに姿を表した。
実況「まず1番は、驚異的な追い込みで見事に第80代ダービーウマ娘の称号を手にしたキズナであります。」
キズナが本ババに姿を現した時、スタンドのゴンドラからあのウマ娘は真剣な眼差しでキズナを見ていた。
実況「第73回日本ダービー、力で二冠を掴み取ったのは2枠2番メイショウサムソン。」
メイショウサムソンを可愛がっているテイエムオペラオーはスタンドからチームリギルのメンバーと共にサムソンを見守っていた(今年のダービーにはチームリギルのウマ娘が出走する)。
実況「ダービーと同じ3番ゲートから勝利をもぎ取るか? 3番はタニノギムレット。」
ウオッカ「ギムさん、行けーー!!」
サードとキタサンの隣から、タニノギムレットを慕うウオッカの声援が飛ぶ。
実況「強豪相手に、再び府中に四白流星が突き抜けるか?4枠4番メリーナイス。」
実況「2400mを風のように逃げきるか? 5番はアイネスフウジン。」
実況「トレーナーとの信頼で手にしたダービーウマ娘の称号は色褪せません。6番はディープブリランテ。」
実況「音速の末脚で他のダービー馬を追い抜くか? 7枠7番フサイチコンコルド。」
そして、いよいよ真打ちの登場。
実況「最後の入場は、大外から一気にねじ伏せたダービーを、再び演出するか?8枠8番は帝王、トウカイテイオー。」
サードステージ「テイオーさん!!」
キタサンブラック「頑張ってーー!!」
2人の声援に、テイオーが気付いた。
トウカイテイオー「あ、サード!キタサン!!」
テイオーが2人の元へと駆け寄る。
トウカイテイオー「見ててね2人とも、ボクがかっこよく1着になるところを!!」
サードキタサン「はいっ!!」
そして、テイオー含めて8人のウマ娘は思い思いの方向へと走っていった。
それから数分経って、8人のウマ娘はゲート前に待機していた。
そして、発送時刻を迎え、ファンファーレが鳴る。
ドリームシリーズのレースは、旧ファンファーレを使用している。
実況「東京レース場第8競走は、ドリームシリーズグレード、ドリームクラス、芝2400m、8人で争われます。
歴代の日本ダービーを制したウマ娘8人が揃ったこのレース。どの様なレースを見せてくれるのでしょうか?
枠入りが順調に進んで、
最後に8番トウカイテイオー。
ダービー同様最後のゲートイン。
係員が離れました!!」
ガッシャン!!
続く
今回は、中編後編の3話構成になりそうです。
次回は、ドリームシリーズの激戦にご期待ください。