173cm
若干筋肉質の体
頭は良いが逆に馬鹿
トリオン量28(暫定)と取り分け多く、サイドエフェクトホルダー
チートではない
本職がスナイパー
初対面にコミュ症で硬い口調になる
トリガーチップ構成
メイン サブ
イーグレット改 バックワーム
バイパー グラスホッパー
アイビス スコーピオン
シールド シールド
では、どうぞ。
空閑遊真は困惑していた。
朝のまだ昼には達しないほどの時刻で迅と初めて顔あわせが済んだところであり、同伴していた三雲とともにイレギュラー門について話していたに青年がやって来た。
その青年は自分よりは身長は高いが日本人平均程度の大きさ、顔が非常に整っているのが目立つが別にそれよりももっと気になることがある。
昨日、川を挟み目があった青年がこちらを見ており無言であるからだ。
「えーっと、迅さん。あちらの方は?」
と、言いながら指を指す。
「悠貴。自己紹介しなくていいの?」
「……俺はまだそこのやつを知らない。てかあんたもすんなり受け入れるなよ…。」
人に向かって愚痴を話し始めた青年の名は悠貴というのか、と頭の中で情報を収集する。
「そいつの前で名前を呼ぶなよ。名前バレんだろ。」
「えー、いいじゃん。ならおれが紹介するね。こいつの名前は瀬荻悠貴。ボーダーの隊員だよ。」
「ふむ。」
悠貴と肩を組み始めた迅を横目に質問を重ねる。
「お前がネイバー…か?」
否、実際には重ねようとしたところに自分の正体が見抜かれ、相棒とともに警戒を始める。
(レプリカ。合図をしたら逃げるぞ。)
心得た、と相棒の返事を受け換装準備を行う。
「あんたも……迅さんみたいに何か見えてるの?」
「あー…いや、俺は。」
チラッと迅の方をみた悠貴は続けて話す。
「見えてない。そこのエリートに教えてもらっただけだ。話は聞いてるから警戒しなくていいぞ。」
「ふむ。……瀬荻、サンは信用できるの?」
「大丈夫だ、空閑。瀬荻先輩は信用できる。」
三雲の言う通り自分の正体を知ってもなおポケットに手を突っ込んだまま体制を崩さない様子を見てことを事を荒立てるような人ではないのが見受けられる。
「では、初めまして。瀬荻先輩。空閑遊真ともうします。」
「悠貴でいい。まぁ話は後だ。今から本部に報告しなくちゃいけんからな。行くぞ。」
「へいへい。もうちょっと話していくなくていいのかい?」
「それよりも先にイレギュラー門閉めるのが先だろ。それに……。」
迅の返事を流した悠貴は遊真を見て続ける。
「こいつは害をなすようなやつじゃない。そこはあったばかりでも信用できる。」
「ほほう。」
「えっ………なんでですか?」
三雲はまだ空閑を手放しで入れるほど信用はしてなかったみたいだ。
証拠にさっき遊真が警戒し始めた時ポケットの中にあるトリガーに触れていた。
「こいつは自分の立場を分かってやがる。それが一番信用できて………一番気に食わない。」
そのまま本部の方へと歩き始めた。
「ま、またあいつとは会うことになるよ。なんせ俺のサイドエフェクトがそう言ってるからな。」
迅はそう言って笑い、瀬荻の後を追う。
「こっから先はボーダーの仕事だ。」
そう言って手の中のラットを弄んだ。
「作戦しゅーりょー!!みんなお疲れ様!!」
迅の言葉で全てのラッドを駆除できたことがわかった。
無線で何か話している迅にタイミングを見計らい悠貴は尋ねる。
「…あいつ、目的なんなん?」
「さーね。まだ視れてないよ。」
「…そうやって独り占めか。セクハラで訴えられてろ、クソ。」
ぶつくさ言いつつ一度隊室に戻ろうか迷う悠貴に迅は声をかけた。
「まぁ心配すんなよ。この先あいつが裏切るなんて未来は一切見えてない。」
俺の全てをかけるよ、と迅は付け加え誰かと連絡を取り始め悠貴の方に振り返る。
「俺は一回メガネくんと本部へ行くけど悠貴はどうする?」
「あー…。俺は遊真と話すよ。」
「わかった。」
どうやらラッドを見つけた手柄を三雲につけるらしい。
そのため三雲と迅は本部に行く必要があった。
2人とも共に行動していた人物がいなくなってしまったためその場の雰囲気で一緒に街を歩く。
「おい、チビ。この前の話の続きすんぞ。」
「いきなりだね…、悠貴先輩。…レプリカ。」
《心得た。初めまして、ユウキ。私の名はレプリカ。ユーマのお目付役だ。》
「おっとと、これはこれはご丁寧に。俺は…説明はいらねぇか。まぁ、一応お前の目的を聞こうと思って。」
「……親父が言ってた。死んだらニホンに行けって。だから来たんだ。」
少し面食らって止まってしまった悠貴に気づかず先に行ってしまった遊真。
《……ユーマの父、ユーゴはユーマのブラックトリガーになった。》
レプリカの話を聞くと、どうやら向こうの戦争で一度遊真は死んだ、いや死んだはずだったらしい。
ブラックトリガーとは非常に優れたトリオン能力を持つ人物が全トリオンを注ぎ込むことで自らの命と引き換えに強力なトリガーを作成するものだ。
(話の流れから推測するに、)
「……親父さんは命を救うためにブラックトリガーになったのか。」
《そうだ。が、それは遊真の肉体をリング状のトリガーに封印しているだけだ。ユーマの肉体は今もゆっくり死に近づいている。ユーゴでさえ治すのには至らなかった。》
「…そうか。すまなかった。ズカズカと踏み込んでしまって。」
《……それを言うのは私にではない。ユーマにだ。…もっともユーマは気にしなくていいと言うだろうがな。だがありがとう。》
立ち止まった2人に気づいた遊真が向かってくるのが悠貴の目に映る。
「……遊真。」
「む?なんだね?」
戻ってきた遊真に一言いう。
「すまなかった。正直理由もなくこちらにきたのかと思ってた。すまない。」
急に謝られなんのことかさっぱりわからないまま遊真は言葉を続ける。
「先輩って意外と礼儀正しんだね。てっきりヤンキーみたいなものだと思ってたよ。」
暗い雰囲気を感じ取った遊真は負い目を感じさせないように返答を返した。
「……ヤンキーは礼儀正しいぞ?お前が言う礼儀の正しくないヤンキーはチンピラって言うんだ。」
「へぇー。じゃあ、あれは?」
矢継ぎに疑問を投げかける遊真に悠貴は次々と答えてゆく。
明るく彩られた商店街、淡く光る月、その両方はどこか暖かさを感じさせ、2人の輪郭を暈し、ゆっくりと優しく溶け込むよう2人の未来を照らしてゆく。
読んでくださった皆様ありがとうございます。
感想があることに気づき年甲斐もなく喜んでしまいました。
描いてくださった方々もありがとうございます。
今回はいつもより短めになってしまいました。
戦闘様式は決まっておりますがうまく表現できるかわかりません。
それでも読んでくださる方がいらしたらまた、次の文面で。