「――あっ」
「うん?……どうした、昴」
「いえ、先ほどの待ち合わせ場所での会話をやり直したいなと思いまして」
「はぁ?」
「今回は私が待たせた側なので"待たせましたか?"と聞いて、和哉さんが――」
「――"今来たところだ"……なんて、俺が言うと思うか?冗談きついぜ。ベタなデートのセリフじゃねぇか」
「「「――ぶはっ!?」」」(盗聴器越しに会話を聞いて噴き出した捜査官達)
・過去から現在に戻りました。
・途中まで赤井さん視点。最後、三人称視点。
SIDE:赤井秀一
「――あの女と戦った時の記憶は、かなり曖昧だ。俺が冷静じゃなかった事と、自分自身も重傷になりながら、あの女にも重傷を負わせた事。隙を突かれて逃げられた事。それから――俺のせいでアマンダ達が殺されたという事。それだけは何とか、記憶に残っている……
あの女は、例え誰であろうと俺の事を愛している者や、俺自身が愛している者を許さない。だから殺した……そう、言っていた」
「…………」
余りにも、残酷な話だった。酔いが一気に醒めた気がする。
それを語っている間、和哉さんは無表情だった。……怒る気配もなければ、泣く気配もない。淡々と事実のみを話していた。
「……その後は本来の任務の遂行と、コンカート・ファミリーの生き残りへの対処に追われたよ。結局、ヨーロッパの警察と協力して奴らを壊滅させる事になったけどな」
「……和哉さん」
「それと平行して、あの女の行方も探った。でも駄目だった。全く見つからない。……未だに手掛かり無しだ。自分の無能さに腹が立つ」
「和哉さん……!」
「コンカート・ファミリーを壊滅させる時にさ、構成員達に何度も言われたよ。……裏切り者。裏切り者、裏切り者って――」
「――和哉さん!!」
彼の両肩を掴み、体を無理やりこちらに向かせる。表情が、無い。目から光が消えている。
「――俺、何で生きてるんだ?」
「――――」
「俺のせいでアマンダ達があの女に殺されて、俺はあの女を取り逃がして、仇も取れなくて、みんなを裏切って、それでも生きてる。――俺の存在に意味なんてあるのか?」
「――あるに決まってるだろう!!」
思わず和哉さんの胸ぐらを掴み、怒鳴っていた。
「あなたは"シンジ"じゃない。"荒垣和哉"だ!俺の師匠、俺の主、俺の唯一無二!!――俺にはあなたが必要なんだ!!」
「秀、」
「死んだら殺すぞ」
「――――」
「それができなくてもあなたが死んだら――俺もすぐに後を追う」
「――ごめん」
「…………」
「お前に、甘えた。……お前なら俺を必要としてくれるはずだって、分かっていたんだ。試すような真似をしてすまなかった。……酒が入ってるせいかな」
「……きっと、そうですよ。俺も胸ぐらを掴んですみませんでした。酒が入っているせいか、いつもより短気になっていました」
「お前はいつも通りじゃねぇか」
「酷いな」
「……くく、」
「はは……っ、」
……2人で一頻り笑った後、俺はこう言った。
「もしも、和哉さんが血塗れの悪魔を見つけたら……その時は、俺も呼んでください。1人で戦わないでください。……"シンジ"の側にはもう誰もいないかもしれない。しかし――"荒垣和哉"の側には、俺がいます」
「――あ、」
「俺と和哉さんの2人なら、何があっても怖くない。……そうでしょう?」
日本からキラーがやって来て、また日本に帰って行ったあの日。和哉さんのおかげで、2年前に自分が言った言葉を思い出した。
俺も和哉さんも、2年前より確実に強くなっている。そんな俺達なら何があっても怖くない。……和哉さんはそう言ってくれた。
「俺も1人で突っ込んでいかないように我慢して、血塗れの悪魔を見つけたら和哉さんに連絡します。いつか2人で、そいつを逮捕するんです。……それで、いいですね?」
「……あぁ、それでいい。俺もあの女を見つけたら、すぐにお前を呼ぶ」
和哉さんは顔を上げて、柔らかく笑った。……そう。和哉さんは笑っていてください。せっかくの美人が沈んでいたら台無しですよ。
「…………なぁ、秀一」
「はい?」
「俺の目を見て、言ってくれ。――俺は、誰だ?」
「――あなたは、荒垣和哉。俺が心から尊敬する師匠。俺が心から崇拝する飼い主。そして、俺だけの唯一無二だ」
「……そうだ。……あぁ、そうさ。俺は荒垣和哉だ。頼れる愛弟子兼愛犬の師匠で、飼い主。――赤井秀一の、唯一無二」
「――っ!!」
一瞬で、顔に熱が集まった。……初めてだ。この人が、自分自身を俺の唯一無二であると認めてくれたのは。
まさかこのタイミングでそれを言うとは……!相変わらずの人たらしめ!!最近は徐々に耐性がついて照れなくなってきたのに気を抜いたらすぐこれだ!!
「秀一……?顔、真っ赤だぞ?」
「…………ほっといてください」
――荒垣和哉には一生敵わない。……俺は、それを改めて確認した。
━━━
━━━━━━
━━━━━━━━━
「……そうだ」
「うん?」
「和哉さん、さっき視線が何とかって言ってませんでしたか?」
「あ。そうそう、その話もしないとな。……実は最近、たまに気味の悪い視線を感じるんだ。誰かに観察されているような……そんな視線を」
――ホー……なるほど。つまり、
「――潰せばいいんですね」
「やめろ。正体が分からないし、目的も分からない。相手を刺激するような行動を取らないでくれ」
「ちっ……」
きっとストーカーだ。和哉さんは犯罪者を引き寄せる。何件かはストーカーになる前に俺がその芽を潰した事もあったからな。できれば早めに特定して潰したい。
しかし、本人にやめろと言われてしまった。……こっそり探すぐらいなら、まぁ、いいよな?
(――どこの誰だか知らないが、俺がいる限り和哉さんには指一本触れさせないぞ)
━━━
━━━━━━
━━━━━━━━━
翌日。俺達はある殺人事件の現場である空き家にいた。
「――まさか、こんな事になるとは……」
俺、和哉さん、ジェイムズ、ジョディ、キャメルが囲んでいたのは、1人の女の無残な死体。――女は、FBI捜査官だった。
それも昨夜。和哉さんにしつこく付き纏っていた、あの女だったのだ。
「……それで。荒垣君と赤井君は昨夜、彼女と飲み会をしたんだね?」
「俺達だけじゃない。俺の同僚達と、別のチームの女性捜査官達もだ。後で詳しく話す」
「うむ」
和哉さんにあれだけしつこくしていた女に、同情はしない。……だが、これだけ酷い死に様だと思うところがある。
全ての指が切り落とされ、胸は切り刻まれ、目はくり貫かれて、両足は銃で撃たれていて……その他にも酷い傷が山ほどあった。口にはガムテープが貼られている。
犯人は、キラーのような快楽殺人鬼なのか、それとも何か恨みがあっての犯行か……この女なら誰かに恨まれていてもおかしくないと思うがな。
「ボス。遺体の上に置いてあったメッセージカードを調べてみたが……指紋は見つからなかった」
「そうか。……そういえば、まだ中身を確認していなかったな」
鑑識の者がやって来て、ジェイムズに真っ赤なメッセージカードを渡した。……赤は好きだが、さすがに遺体の上にこんな物を置くのは悪趣味だと思う。
「ふむ……
その内容を聞いて俺が息を呑むと同時に、和哉さんが彼の手からメッセージカードを奪い取った。
和哉さんは食い入るようにカードを見て――次の瞬間、空き家の壁をぶん殴った。
……不思議とその音は響き渡り、その場にいた全員が動きを止めて和哉さんを見つめる。
「
殺気と共に発せられる怨嗟の叫びに、隣にいたジョディがビクリと肩を震わせた。
「何処だ……何処にいる!?あの腐れ外道め……!!絶対に殺――」
「――和哉さん」
「っ、」
ばっと、俺を見る。……俺はあえて、微笑んだ。
「いつか
意訳。――1人で突っ走るな、殺すな。
……俺の言いたい事は正しく伝わったようだ。和哉さんが落ち着きを取り戻した。
「……ふー…………悪い。助かった」
「いえ、構いませんよ。……今回ばかりは、俺があなたのストッパーになる必要がありそうだ」
「……頼む。……ちょっと、頭冷やして来るわ」
「その間、ジェイムズ達に軽く事情を説明しても?」
「……任せる」
そう言って、和哉さんが空き家から外に出て行く。……他の捜査官達が俺の周りに集まって来た。その中で、キャメルが口を開く。
「赤井さん、荒垣さんは一体どうしてしまったんですか……!?」
「今から軽く説明する」
「ヨーロッパの事、だろ?」
和哉さんの同僚の1人がそう言って、全員に注目された。……そういえば、この男は後詰めでヨーロッパに向かって和哉さんのサポートをしていたメンバーの1人だ。
「……まさか、カズヤを苦しめたあいつがアメリカに来ていたとはな……メッセージカードに書いてあった"シンジ"っていうのは、長期任務中のカズヤの偽名だ。
で、血塗れの悪魔ってのは……言うなればカズヤの宿敵ってやつかな」
「宿敵……」
「シュウ。お前はどこまで話を聞いた?」
「大体の話は聞いた。……ただ、本人はコンカート・ファミリーの屋敷にいた奴らが惨殺された後、血塗れの悪魔と戦った時の記憶が曖昧だと言っていたが……」
「……やっぱりそうか……俺達が話を聞いた時もそう言ってた。でも、自分のせいでそいつらが死んだって事はよく覚えていると……かなり自分を責めていたな。あいつは潜入先に馴染み過ぎたんだ」
「ねぇ、そろそろ私達にも説明して!」
ジョディに催促されたので、俺が軽く説明した。……すると、全員が険しい顔になる。
「……カズヤにとって、血塗れの悪魔は因縁のある相手なのね……それなら、怒りで我を失うのも当然だわ」
ベルモットとの因縁を持つジョディが、重みのある言葉を口にする。……和哉さんはまだ戻って来ない。
「……血塗れの悪魔の狙いは、荒垣君か」
「あぁ。……そして被害者が殺された理由は、和哉さんに付き纏っていたからだろう。和哉さんによると、血塗れの悪魔は和哉さんに対して狂った愛情を抱いているらしい。だから、自分以外の誰かが彼に付き纏っている事を許せなかった」
「……ふーん。そいつ、美人なのかな?」
「美人かつモデル体型だそうだ。……ただし、普段から無駄にデカイ胸を押し付けて来たり、夜這いして馬乗りして自分の上で勝手に腰を揺らしてセックスを要求して来たりするような痴女だと言っていたぞ」
「うわぁ……」
「カズヤが一番嫌いなタイプだな、その女」
その話をしている時、和哉さんは心底嫌そうな顔をしていた。……以前本人も言っていたが、性欲がかなり薄いというのは本当だろう。まぁ、俺だってそんな痴女に対して欲を抱く事はないが。
……おそらく昨夜、和哉さんが被害者となった女に対してイライラしていたのは、血塗れの悪魔と彼女が重なったからだろう。
そう考えながら、女の死体を見て……なんとなく、血塗れの悪魔の考えが分かった。
「……なるほど。血塗れの悪魔がこうした理由が分かった。指を切り落としたのは和哉さんにベタベタ触っていたから。胸を切られているのも彼の体に押し付けていたから。目をくり貫いたのは欲に染まった目を彼に向けていたから。足を撃ったのは……おそらく一番最初だろう。逃がさず、確実に殺すために。
そして口にガムテープを貼った。……悲鳴がうるさかったのかもしれない。それに、悲鳴を聞いて誰かが駆け付けて来たら面倒だと思ったんだな」
……いつの間にか、周りが静かになっていた。ジェイムズ達が皆、俺を見て驚いている。
「……どうした?」
「…………赤井君は何故、そう思ったんだ?」
「何故?愚問だな。――俺がもしも血塗れの悪魔と同じ立場にいたら、同じ事をするはずだと考えたのさ」
他人が和哉さんにベタベタしていたら、その触れていた部分を切り刻みたい、取り除きたい……そんな事を考えても不思議ではない。
そう言うと、ジェイムズ達が一斉に後退りした。……何だ、その反応は。
「以前、キラーが言っていた赤井さんの心の闇とは……これの事か……!?」
「あのね、シュウ……普通はそんな事考えないわよ……?」
「……つまり俺は今、全員にドン引きされているわけか」
「そういう事だ。……我々には血塗れの悪魔の思考なんて分からないのだよ」
キャメル、ジョディ、ジェイムズの言葉にいちいち頷く他の捜査官達。……四面楚歌。味方はどこにもいない。
「…………何か、妙な空気だな。どうした?」
和哉さんが戻って来た。全員の視線が集まり、和哉さんがぎょっとする。……ジェイムズが彼に歩み寄り、その両肩を掴んだ。
「……荒垣君」
「な、何だ?」
「――赤井君の手綱を、しっかりと握っていなさい」
「え?……あー、了解……?」
「和哉さん。頭は冷えましたか?」
俺が話し掛けると、彼は真剣な表情で頷いた。……よし。良い顔になったな。
「……秀一。お前、自分が血塗れの悪魔に狙われなかった理由は、何だと思う?」
「狙われなかった、理由?」
唐突だな。……和哉さんには何か、考えがあるのか?
「最近感じていた視線。あれはおそらく、あの女が俺の事を観察していたんだろう。そして、俺はお前と一緒にいる事が多い。あの女もそれを見ていたはずだ。
あの女は性別関係なく、俺と親しくしている人間に憎悪を抱く……では何故、被害者よりも長く俺と行動を共にしていたお前を狙わなかったのか」
「……確かに、俺はあなたと別れて1人で人気のない道を歩く事もありました。狙うタイミングはいくらでもあったのに……」
「……あの女はな。痴女だが馬鹿ではない。勝てない勝負に挑むような女じゃねぇ」
「なるほど……という事は、血塗れの悪魔と俺の間にはそれなりの力量差がある?」
「あぁ。お前の方があの女よりも強い。だから狙わなかった……俺はそう考えている。……あの女が俺を殺そうとする時は、必ずお前を遠ざけようとするはずだ。邪魔になるからな」
「……それを踏まえた上で、あなたの考えは?――血塗れの悪魔を誘き寄せる策、既に思い付いているのでは?」
俺がそう言うと、和哉さんはニヤリと笑った。
「秀一」
「はい」
「お前――沖矢昴の変装道具、まだ使えるか?」
――ホー?
━━━
━━━━━━
━━━━━━━━━
大勢の人が行き交う広場の中心で、女性達の目を釘付けにしている男性がいた。
日本人だった。少し長めの、艶のある黒髪に切れ長の黒目。右目の下に泣き黒子がある。肌は白く、顔は女顔。彼は涼しげな表情で辺りを軽く見渡している。
この広場の中心には時計台があり、待ち合わせ場所としてよく使われる場所だ。おそらくこの男性も誰かを待っているのだろう……と、彼に見惚れている女性達は思った。
もしも待ち人が来ないようなら、声を掛けてみようか。……そんな事を相談している女性達もいた。
すると、広場にまた1人。女性達の目を奪う男性が現れた。……この男性も、日本人だ。
薄茶色の髪で、細い目。眼鏡を掛けていた。黒髪の男性と同じく、こちらも整った顔立ち。黒髪の男性よりも背が高い。
彼は真っ直ぐ、広場の中心へと向かう。……ふと、黒髪の男性が彼を見て――微笑む。
「――スバル。待ってたぞ」
「すみません。お待たせしました、カズヤさん」
どうやら知り合いだったようだ。彼らは軽くハグを交わし、それから英語ではない言語で会話する。きっと日本語だろう。……女性達は食い入るように彼らを見つめていた。
「……そろそろ行きましょうか。――視線が気になります」
「……そうだな。――視線が気になる」
一瞬。スバルと呼ばれた男が片目を開いて深緑の瞳を覗かせ、カズヤと呼ばれた男が目を細めた。……そのやり取りの意味を理解したのは本人達と――
「――合図がありましたね。ターゲットがあの人達を見張っているようです」
「よし。……このまま距離を保って、次の場所へ向かいましょう」
「了解」
――彼らが身に付けている盗聴器越しにその会話を聞いていた、FBI捜査官達だけだ。
━━━
━━━━━━
━━━━━━━━━
「――あいつは、誰?」
物陰から、広場の様子を窺う女がいた。キャスケット帽の中に長い赤毛を押し込み、眼鏡を掛けて軽い変装をしているこの女は、ローザ。――血塗れの悪魔だ。
「私のシンジとハグなんかして、あんなに仲良さそうに話をして……あぁ――許せない」
ローザはスバルを見て歯軋りしていた。
今日、ローザはカズヤ――荒垣和哉が珍しく1人で外を歩いている様子を発見し、これなら殺すチャンスがあるかもしれないと思い、彼を尾行した。
しかし尾行した先で、彼はスバルと合流してしまった。荒垣が自分以外の誰かと親しくしている事がどうしても許せない彼女は、そのスバルを次のターゲットにしようと決めた。
(ただでさえ、あの赤井秀一とかいう厄介な男が張り付いてるのに……!いつもいつも、シンジは多くの人間を惹き付ける!何度も何度も殺しても次から次へと纏わり付いてくる!!)
早く。――早くシンジを殺して、私だけのモノにしなきゃ……!!
……そう考えたローザは、頭の中でスバルの殺害計画を立てながら、彼らの後をつける。
しかし、彼女は知らない。次のターゲットにした男が――
羊の皮を被った狼
――もとい、沖矢昴の皮を被った赤井秀一である事を。
・宿敵が国内にいる事を知った飼い主
赤井に長期任務の話を語った。昔を思い出してSAN値ピンチ!赤井に甘えてわざと試すような言葉を口にした。俺は必要?……うん、知ってた
(;∀; )SAN値回復。
試した事はちょっと悪かったなと反省。お礼に普段から思っていてもあまり言わなかった事を口にした。俺は秀一の唯一無二だ。……あれ?秀一が息してない!?
翌日。ローザがアメリカにいる事を知り、最近感じていた視線の正体を悟った。怒りを露にしたが、赤井の言葉で冷静になった。
頭を冷やした後に戻って来たら何故か妙な空気が……え?手綱をしっかり握っていろ?よく分からんが了解した。
頭を冷やしながらローザを誘き寄せる策を練っていた。秀一、お前また沖矢昴になれるか?……なれる?よし、これでいけるぜ。
・飼い主のストッパー(忠犬)
オリ主の長期任務の話を聞いて内心涙目。重い!重過ぎる!!自分の存在に意味があるのかだって!?あるに決まってるだろう!?死んだら殺すし俺もすぐに後を追う(ガチ)
急に素直になったオリ主に赤面。これだからこの人たらしは!!……え?視線を感じる?なるほどストーカーだな。よし、潰そう。和哉さんに隠れてこっそりと。
殺人現場で発見したメッセージカードの内容に驚愕。シンジ?血塗れの悪魔!?昨日の話の――あ、和哉さん待ってください。落ち着け。暴走しない忠犬なんてただのスパダリだ!by作者
ローザの思考をトレースし、惨殺死体が出来上がった経緯を理解した。確かに、俺が同じ立場でもそうするからな……あれ?ドン引きされてる?
戻って来たオリ主が本調子になっていたのでほっとした。会話の中で、オリ主が既に何らかの策を持っている事に気づく。
沖矢昴の変装道具?――ホー。なるほど、理解した。
・逮捕フラグが立った赤毛の女
珍しく1人で外出しているオリ主を発見し、ストーキング。その先でオリ主と合流した大学院生()に嫉妬。――あいつは、誰?シンジの何!?
ターゲットの殺害計画を立てながらストーキング再開。……そのターゲットが、大学院生の皮を被った某銀の弾丸である事は知る由も無い。フラグが立ちました。