忠犬と飼い主の非日常   作:herz

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「――許して欲しい、とは言わない。俺はFBIで、あなた方はマフィア。……あなた方から見れば、俺は裏切り者だろう。そんな俺が、あの女に気に入られたせいであんな事件が起こってしまった。……せめて、謝罪させてくれ。――すまなかった」

「ファミリーのみんな。ジェラルドさん。……アマンダ。――自分はあなた達の事を、心から愛していたよ」

「さようなら。コンカート・ファミリー。――俺は、前に進む」

 ――こうして、彼は自身の過去に別れを告げた。




・前半、オリ主視点。後半、赤井さん視点。

・ローザが酷い扱いをされてます。

・オリ主と赤井さんの距離が近い。




煙草と涙と忠犬と共に、過去へ別れを告げた【後編】

 さっきまでは血が上っていたが、秀一のおかげで冷静になれた。……本当に、こいつには頭が上がらないな……やっと、この女を捕まえる事ができた。

 手錠を嵌めた後、秀一と共に女を立たせる。未だに暴れているため、2人掛かりで取り押さえていた。

 

 

「……本当に、これでいいのかしらね?シンジ……」

 

「…………」

 

「私の事が憎いでしょう?大切なコンカート・ファミリーにあんな酷い事をした私の事を、殺したくて殺したくて堪らないんじゃない!?ねぇ、シンジ!!」

 

「――誰だ」

 

「え、」

 

「……その"シンジ"というのは誰だと聞いている。俺は荒垣和哉だ。シンジなんて知らねぇぞ」

 

 

 俺がそう言うと、女はニヤニヤと笑った。

 

 

「ふーん……逃げるんだ?」

 

「…………」

 

「コンカート・ファミリーを滅茶苦茶にしたのは私だけど、その原因はシンジ……あなたにあるのよ。だってあなたがボスや構成員、そしてお嬢と親しくしていなかったら、あんな事は起こらなかった。彼らは死なずに済んだのよ!悔しいでしょ!?」

 

「何の話だか、さっぱり分からん。……秀一。お前には分かるか?」

 

「……和哉さん?」

 

「そうだな、お前にも分からないよな」

 

 

 訝しげにしている秀一を見て勝手に納得し、再び女を見る。

 

 

「コンカート・ファミリー?ボス?お嬢?……さて、誰だったかな?」

 

「荒垣、さん?」

 

「カズヤ……?」

 

「何を言っているんだ、荒垣君……?君の長期任務の話だろう?」

 

 

 キャメル、ジョディ、ジェイムズに続いて、他の捜査官達もざわざわと騒ぎ始める。……おお、予想以上の反応。このまま話を進めるとしよう。

 

 

「長期、任務……あぁ、そうだったな。ヨーロッパの…………あれ?」

 

「ど、どうした?」

 

「おかしいな。任務が成功した事は覚えているんだが――俺は、どこに潜入したんだっけ?」

 

 

 あちこちで、息を呑む音が聞こえた。……ごめんな。後でちゃんとネタバレするから。

 

 

「……あー、頭痛いな……思い出そうとすると頭痛がして……」

 

「荒垣君!君、まさか記憶が……!?」

 

「記憶……うん、そうだな。何故かは分からないが、記憶がごっそり抜けているらしい。……参ったな」

 

「参ったなって、そんな他人事みたいに……!ちょっとカズヤ!!冗談でしょう!?」

 

「そんな、荒垣さん……!!」

 

「…………」

 

 

 ジェイムズ達がを悲痛な表情で見つめる中、秀一だけは違った。真意を確かめようと、探るような目を向けてくる。……やはり、お前だけは違うな。さすがだ。

 

 

「じゃ、じゃあ今あなたが捕まえている女の事は!?血塗れの悪魔ですよ!分かりますよね!?」

 

「女……」

 

 

 キャメルにそう言われ、赤毛の女を見下ろす。……女は俺の事を見て唖然としていた。

 

 

「――誰だ、てめぇは」

 

「――――っ!!」

 

 

 ――女が、悲鳴を上げた。

 

 

「なんで!?どうしてよシンジ!私よ!!ローザ!!あなたを愛している女!そしてあなたは私のモノよ!!思い出してよぉっ!!」

 

「てめぇの物、だと?……俺が?冗談じゃない。俺は誰の物にもならねぇよ」

 

「嘘よ……嘘、嘘よ!!いやあぁぁっ!!」

 

「……誰だか知らないが、うるさい女だな。……おい。誰かこの女を連れて行け」

 

「わ、分かった……」

 

「……了解」

 

 

 俺と秀一から女を受け取った2人の捜査官が、叫び続けるそいつを連れて行く。

 

 

「シンジ!!思い出してよ!シンジぃっ!!――あなたのローザ!血塗れの悪魔よ!!思い出して!!」

 

「だから、誰なんだよてめぇは……どこかで会った事あるか?全然、全く、これっぽっちも記憶にない」

 

「――っ、ああぁぁぁぁっ!!」

 

 

 ……悲鳴を上げながら、女は連れて行かれた。

 

 

「……さて、和哉さん。記憶喪失を装った理由は?」

 

「えっ?」

 

「装った……?」

 

「…………荒垣君?」

 

「……ふふ。この程度の演技、秀一なら見破るのは簡単か」

 

「……えっ!?」

 

「記憶を失ったわけではなかったのか!?」

 

「あぁ」

 

 

 再びざわざわと騒ぎ出す周囲。……誰もが目で"説明しろ"と言っていた。だが、ちょっと待ってくれ。先にやる事がある。

 

 

「秀一」

 

「はい?」

 

「……その怪我、あの女にやられたんだな?」

 

「あっ」

 

 

 俺がそう聞いた途端、分かりやすく目を逸らす秀一。……あぁ、やっぱりな!

 

 

「お前、わざと自分から当たりに行ったな?」

 

「い、いや、その…」

 

「あの女を油断させて、確実に誘き寄せるために自分の体を犠牲にしやがったな?……俺はそこまでやれと指示した覚えはねぇぞ!万が一の事があったらどうする!?」

 

「――すみませんでした」

 

「馬鹿野郎!」

 

 

 下げられた頭を平手で叩いた。……ちょっと勢いが強かったのか、秀一は頭を両手で抱えてしゃがみ込んだ。

 こいつを叱るのは久々だが、同じような事をまたやらせないためにも手加減はできない。

 

 

「悪い、皆。5分だけ時間をくれ。久しぶりに教育しないといけない」

 

「お、おう……」

 

「さすが師匠。弟子に容赦がない……」

 

 

 それから5分間。わざと怪我をする事の危険性をこんこんと説明してやった。

 

 

「……荒垣さんって、実は説教に入ると怖い人だった……?」

 

「俺、あの人の前でミスしないように気をつけるわ……説教怖い」

 

「あの赤井さんでも説教を受ける事があるんだ……荒垣さん、怖い」

 

「でも、わざと怪我する事の危険性……か。勉強になる」

 

 

 今年に入ってジェイムズのチームの一員になった新人達が、そんな事を呟いていた。失礼な。俺は優しい上司だぞ?だがしかし、最後に呟いた君。君は将来有望!

 

 

「……5分経ったか。まぁ、説教はこれぐらいにして置いてやるよ」

 

「はい……すみませんでした……」

 

「では、先ほど記憶喪失を装った理由について説明してもらおうか」

 

「おう。……俺がそうした理由はな、あの女に精神的なダメージを与えるためだ」

 

 

 あの女の過去の言動、それから先ほどまでの言動。それを見聞きして、俺は思った。――あの女は、俺の記憶の中に自分の存在を焼き付ける事が真の目的だったのではないか、と。

 どれだけ嫌われても、憎まれても、殺意を抱かれても……自分の存在が俺の記憶の中に永遠に残っていれば、興味を持たれないよりはずっとマシなのではないか。……きっと、そんな事を考えたのだ。

 

 "好きの反対は無関心"……という言葉を聞いた事があるだろう。あの女はそれを嫌って、何としても自分に関する強烈な記憶を俺の中に残そうとした。

 では、それを無駄にするような出来事――俺があの女の事や長期任務の事を忘れるという出来事が起これば、どう思うのか。

 

 

「これであの女に大打撃を与えられたらいいなぁ、と。試しにやってみたんだが……効果は抜群だったようだ。――これが、あの女への最大の復讐になるだろう」

 

「なるほど……さすが和哉さん!!そして血塗れの悪魔はざまぁみやがれ」

 

 

 すっかり復活した秀一が素敵なゲス顔を浮かべた。……それ以外の仲間達は、俺の話を聞いてドン引きしている。

 確かに自分でもかなり酷い事をやった自覚はある。だが、後悔はしていない。

 

 

 

 

━━━

━━━━━━

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SIDE:赤井秀一

 

 

 任務を完了させて、本部へ戻って来た。和哉さんにさっさと医務室に行けと言われたため、そこで怪我の治療を受ける。

 今回は幸い、大事には至らなかったが……和哉さんに説教されて、自分の行動がいかに無謀だったのかを理解した。次は気をつけようと思う。

 

 

 治療を終えて携帯を見ると、和哉さんからメールが届いていた。――もし余裕があったら屋上に来て欲しい?

 すぐに屋上へ向かった。和哉さんからの呼び出しは俺の中で最優先事項だ。もちろん怪我については何の問題もないし、余裕もある。あの人が心配する事は何もない。

 

 屋上の扉を開くと、和哉さんがフェンスに寄り掛かりながら立っていた。

 

 

「……怪我は?大丈夫か?」

 

「問題ありません。医務室でも、これならすぐに治るはずだと言われました」

 

「そうか……なら、いい」

 

 

 和哉さんの前まで行くと、彼の目が動いて俺の体を観察しているのが分かった。……相変わらず心配性だ。しかし、和哉さんに心配されていると思うと嬉しくなる。

 

 

「それで、どうしました?……元気、ないですね」

 

「…………あー……何で分かるかなぁ……最近、お前が相手だとポーカーフェイスが全く通用しなくて困る……」

 

「お互い様でしょう。俺だって同じ事で困ってます」

 

 

 苦笑いした和哉さんが、前髪をかき上げた。

 

 

「……秀一。ちょっと、ライター貸してくれないか?」

 

「ライター、ですか?……いいですけど」

 

 

 ポケットに仕舞っていたライターを取り出し、彼に手渡す。

 

 すると、彼もポケットから何かを取り出して――

 

 

(――えっ?)

 

 

 それは、見慣れている物――煙草だった。俺が愛用している銘柄とは違う物だがちょっと待て。

 和哉さんは呆然としている俺の目の前で一本を口に咥え、ライターで火を付けた。吸って、煙を吐く。……実に手慣れた動作だった。

 

 えっ、カッコいい――じゃなくて!

 

 

「和哉さん!?」

 

「あ?」

 

「――煙草、吸えるんですか!?」

 

 

 てっきり、全く吸わない人だと思っていた!仲間達も和哉さんが喫煙者だとは知らないはず!

 

 

「吸えるのかって、お前……俺を子供扱いしてるのか?」

 

「いや、そういうわけでは……!」

 

「あ、そう。……お前が初めてだよ」

 

「え?」

 

「――コンカート・ファミリーの人間以外で、俺が煙草を吸う姿を見るのは。……そしてお前はおそらく、その姿を見る最後の人間になる。この一本を吸った後は、二度と吸わない」

 

「――何ですかそれ。ご褒美ですか?」

 

「ぶれないな、お前は」

 

 

 呆れられた。……ご褒美以外の何ものでもないと思う。例のマフィアの構成員達は死亡したり逮捕されたりして、表には出てこない。

 つまり、和哉さんを知っている人間の中でこのカッコいい姿を目に焼き付ける事ができるのは俺だけ……やっぱりご褒美だ。執着心が強い俺としては大歓喜である。

 

 

「……この銘柄は、コンカート・ファミリーのボスに勧められた物なんだ」

 

「――ホー……」

 

 

 せっかく上機嫌だったのに、和哉さんが発した一言で不機嫌に変わった。今は2人きりだから執着心を剥き出しにしてもいいが……できなかった。彼の悲しげな表情を見て、俺は口を閉じる。

 

 

「彼が構成員達に強く勧めるものだから、そのほとんどがこの銘柄を愛用していた。あの屋敷の中も、その匂いが染み付いていたな……」

 

「…………」

 

「俺がこの煙草を吸うのは、いつも誰かに貰った時だ。……人生で初めて煙草を吸ったのも、潜入中にファミリーのボスから試しに吸ってみたらどうだって、一本貰った時なんだよ。

 最初はむせた。それをボスにガキだなって笑われて、ちょっとだけむきになった。ボス以外の構成員から同じ銘柄の煙草をたまに貰って、吸うのに慣れようと思ってさ。……おかげ様で、それなりに慣れた。

 

 でも。……ボスとお嬢と構成員達が死んだ、あの事件があってからは……一度も吸ってなかった。煙草を吸って彼らを思い出したら、辛くなると思って……吸えなかった」

 

「……何故、今になって?」

 

「――弔いだ」

 

 

 そう言って、和哉さんは一度言葉を切り……煙を吐く。

 

 

「……血塗れの悪魔を逮捕して、過去に決着をつけた今。俺なりに、改めて亡くなってしまった彼らを弔いたいと思った。それと……あの女を捕まえた事を、報告しているつもりだ」

 

 

 もう一度、煙を吐いた。――天に向かって。

 

 

「――許して欲しい、とは言わない。俺はFBIで、あなた方はマフィア。……あなた方から見れば、俺は裏切り者だろう。そんな俺が、あの女に気に入られたせいであんな事件が起こってしまった。……せめて、謝罪させてくれ。――すまなかった」

 

「――――」

 

「ファミリーのみんな。ジェラルドさん。……アマンダ。――自分(・・)はあなた達の事を、心から愛していたよ」

 

 

 ……その言葉を最後に、和哉さんは煙草を吸い終わるまでずっと黙っていた。俺はそんな彼の隣に並び、共に空を見る。

 

 

 やがて、その煙草は吸殻へと変わった。俺は黙って携帯灰皿を差し出す。……彼は礼を言って、吸殻をそこに入れた。

 

 

「さようなら。コンカート・ファミリー。――俺は、前に進む」

 

「…………」

 

「――と、言いたいところだが、」

 

「え?」

 

「前に進むのは、明日からだ」

 

 

 和哉さんは片手で目を覆っていた。――その隙間から、流れ出る雫。

 

 

「……和哉、さん」

 

「…………付き合わせて悪かったな。もういいぞ。あとは、1人で何とかする」

 

「…………馬鹿ですね。俺が今のあなたを置いて行くはずがない」

 

 

 和哉さんを抱き寄せると、特に抵抗する事もなく俺の腕の中に収まった。

 

 

「……服、汚れるぞ」

 

「構いません」

 

「俺が構う」

 

「ならば……今度の休日に、一緒に買い物に行きましょう。俺の服を選んでください。今日は俺が和哉さんの服を選んだので、次はあなたに選んで欲しい。……あ、その日に俺が今日選んだ服を着てくれたら最高です」

 

「脱がせる気か」

 

「まさかあなたの口からその手の冗談が聞けるとは……!?」

 

「うるせぇ」

 

「すみません」

 

「…………しょうがねぇな。次の休日、買い物行くぞ」

 

「ありがとうございます!……あの、和哉さん」

 

「何だ?」

 

「俺も、煙草を吸っていいですか?」

 

「…………俺の上に灰を落とすなよ」

 

「はい。気をつけます」

 

 

 つまり。抱き締めたまま煙草を吸っても良い、と。わざわざ"俺の上に灰を落とすな"と注意するのは……そういう事だろう。

 煙草を取り出すために一度両手を離すと、和哉さんは俺の背中に腕を回した。……彼が自ら積極的に甘える事は滅多にない。

 

 その幸せを噛み締めながら、煙草を吸う。

 

 

(俺の和哉さんから、俺が吸う煙草以外の匂いがする……)

 

 

 気に入らない。面白くない。――今吸っている煙草の煙を、和哉さんに向かって思い切り吹き掛けてやりたい。

 しかしそうすると、俺の腕の中から逃げられてしまう。それに――

 

 

(――今の和哉さんはきっと、大切な思い出である煙草の匂いが一気に上書きされてしまう事を、望まないだろう)

 

 

 仕方なく、彼をもっと引き寄せる事でその苛立ちを誤魔化した。時間が経てば俺を苛立たせる匂いも消える。

 ……いや、良い妥協案を思い付いたぞ。上書きする事に変わりはないが、突然そうされるよりはマシなはず。

 

 そう考えた俺は、煙草をもう一本取り出した。

 

 

 

 

 

 

煙草と涙と忠犬と共に、過去へ別れを告げた

 

 

 

 

 

 

 ――和哉さん。俺の煙草も一本吸ってみませんか?

 

 ――俺はさっきの一本で最後にするって決めた。

 

 ――そう、ですか。

 

 ――…………そんな顔をするな。

 

 ――…………。

 

 ――……一本だけ、吸ってやる。それで本当に最後だ。

 

 ――さぁ、どうぞ!吸ってください!

 

 ――単純馬鹿め。……いや、計算か?

 

 ――……さて?何の事でしょう?

 

 

 

 

 

 




・実は一時期喫煙者だった飼い主

 逃げてきた赤井があちこちに怪我をしていたので、思わずローザに向かって一発撃ってしまった。俺の愛弟子に何しやがる……!!
 "シンジ"は煽り耐性が低い。ローザの挑発によって激怒したが、赤井の言葉で落ち着き、協力してローザを捕らえた。――俺はシンジじゃねぇ。……荒垣、和哉だ

 ローザの本当の目的を見破り、その目論見をぶち壊した。コンカート・ファミリー?ボス?お嬢?……さて、誰だったかな?(すっとぼけ)あえて他人事のように見せ掛けたのは、演技に現実感を持たせるため。
 冷静になったおかげで赤井がわざと怪我をした事に気づき、説教開始。久々にお勉強の時間だ、馬鹿弟子!

 赤井を屋上に呼び出して最後の喫煙に付き合ってもらった。コンカート・ファミリーへの弔いと、ローザを逮捕した事を報告しているつもり。
 珍しくデレを発揮。自分から赤井に抱き着いた。こいつの腕の中って親父とお袋と同じくらい落ち着くんだよなぁ……ちくしょう。離れがたい。

 実は赤井が愛用している煙草の匂いの方が好みだし、以前からちょっと吸ってみたいと思っていた。本人には言わない。絶対に言わない!


・飼い主に煙草の煙を吹き掛けたい忠犬

 ローザを引き付けている途中に精神的なダメージを負った。ストーカーで、ヒステリックで、勘違い女で、痴女で、変態で、死体愛好家(ネクロフィリア)で、ヤンデレ。――率直に言って、ド変態。
 "シンジ"に引きずられたオリ主を正気に戻す。後の逮捕劇には内心滾っていた。名前を呼び合うだけで以心伝心!そして共に犯人を逮捕する、飼い主と忠犬の共同作業……!!

 わざと怪我をした事を見破られ、素直に謝った。外でなければ正座でお説教されていたかもしれない。
 いきなり記憶喪失の演技を始めたオリ主に疑問を感じていたが、説明を聞いて納得。あの女の存在を記憶から抹消する事が最大の復讐か……血塗れの悪魔ざまぁ(ゲス顔)

 オリ主が煙草を取り出した事に驚愕。和哉さんと煙草という組み合わせ?最高にカッコいいじゃないか(真顔)しかも俺がその姿を見る最後の人間とかご褒美でしかない。
 オリ主が他人に勧められた煙草を吸っている事に嫉妬した。俺の煙草の煙を吹き掛けてやりたい!でもそうすると確実に腕の中から逃げられる……!

 仕方ないので、妥協案でオリ主に自分の煙草を吸わせる事にした。単純馬鹿に見せ掛けてちゃんと計算している確信犯。和哉さんなら俺が押せば頷いてくれる!問題ない。


・フラグを回収した赤毛の女

 オリ主に数年会えなかった結果、狂った愛情をさらに狂わせていた。ストーカー、ヒステリック、勘違い女、痴女、変態、死体愛好家(ネクロフィリア)、ヤンデレという嬉しくない属性過多。
 作者的にも、正直に言って属性を詰め込み過ぎたなとドン引きしているオリキャラです。お手上げだ(ゲンドウポーズ)

 オリ主を挑発し、なし崩しに戦闘へ引きずり込もうとしていた。そうよ、それでいいの!私を憎んで!私を見てよシンジ!!しかし、オリ主が正気に戻った事に気づけず、結局逮捕された。
 それでも諦めきれずに再び挑発したものの、衝撃的な反撃を受けた。記憶喪失……?嘘よ……嘘、嘘よ!!いやあぁぁっ!!(SAN値直葬)

 以降。オリ主はローザとの接触を必要最低限にして、刑務所に入れられた後は面会が必要になった時以外、二度と会いに行こうとしなかった。





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