絵空って良いキャラしてて文に書いてるの楽しいんですよね。
【おまけ】ピキピキ大驚愕
「しのぶ、なんか良いことでもあった?」
次の日の昼休み、いつものよう響子たちと昼を食べていると由香がアタシの顔を見て聞いてくる。
「いや別に、何も無いけど。」
「嘘〜しのぶさっきからずっと口角上がってるじゃん!絶対何かあったでしょ。」
そう言うと由香は私の頬をふにふにと触り出す。
「ほんとに何も無いから!ほっぺ触るな!」
「もしかして、和也くんと仲直りできたとか?」
「でも仲直りできただけでこんなに口角上がったりはしないと思うな。」
「絵空も響子も二人して変な考察するなっての!」
「はっ!ふふ♪」
何かを感づいたのか絵空は目をキラキラと輝かせながら微笑んだ。
「絵空、何かわかった?」
「ええ、恐らくだけどしのぶ、和也くんからの告白受け入れちゃったりして♪」
「……!?」
「あっ!今ビクッてした!てことは本当に……!?」
「あぁ!わかったよ全部話すから!」
このままダンマリを続けたら絵空がとんでもない妄想をしかねない。それにメンバーなんだからここは大人しく話しておくべきか……。そう思いしばらく昨日あったことを話した。
「きゃ〜!すごくおめでたいわね!」
「うん!私、身内で彼氏ができたなんて報告受けるの初めてだからなんか嬉しくなっちゃう。」
「ちょ!あんま大声出さないでよ!周りにバレたらどうすんのさ……。」
「確かに、バレたらまずいかも。……って響子?どうしたのそんなに黙り込んで。」
「うん、確かにおめでたいことだけどさ。しのぶ、和也のことばっかりでDJの方を疎かになっちゃわないか、ちょっと心配だな。」
「そこら辺は大丈夫だと思う。和にも今までと関わり方は変えるなって言ってあるし、DJがアタシの本分でもあるから怠るつもりは無い。」
「そっか、なら安心だ。」
アタシがそう言うと、響子は安心したように微笑む。
「じゃあじゃあ!今夜は何処かで夕飯を食べに行かないかしら?もちろん、和也くんも呼んでね。」
響子が話終えると、絵空は待ってましたと言わんばかりにそう提案する。
「いや、アタシたち来週ライブでしょ?そんなことしてる時間はないだろ。なぁ、響子?」
「私はいいと思うな。」
「えっ!さっきDJを疎かにするなとか言ってたじゃん!」
さっきの発言と矛盾したことを言ったため、アタシは驚きを口にしてしまった。てか響子も少しテンション高そうにしてる……。さては一番喜んでるな?
「わかってるよ。でもしのぶと和也が付き合うことになったいい機会だし。その代わりその時間までみっちり特訓すればいいでしょ?」
「はぁ……わかったよ。和にメールしてみるから、ちょっと待って。」
そう言い、和にメールを送ると一分としないうちに既読がつき、"全然平気だよ"と短い返事が返ってきた。
「OKみたい。」
「やったね!それじゃあどこへ食べに行こうか。あっ!カメラ持ってきて和也くんとしのぶの写真たくさん撮りたいなぁ!」
「せっかくだもの!私がちょっと豪華なレストラン、取ってあげるわ♪」
「いいね!じゃあ絵空、よろしく。」
アタシが和からの返事を声に出すとみんなしてワイワイと話し始める。……これ、和とアタシの付き合い祝いなんだよな?お前らだけで楽しんでるのなんなの……。まぁ、こう言うのも悪くないかもだけど。
「しのぶ〜どこがいいとかある?」
「急にアタシに振るなっての……。」
その後、レッスンを終えた私たちは和と合流してお付き合いおめでとうと称し、レストランで夕飯を食べることになった。