犬寄しのぶと幼馴染くん   作:水城伊鈴

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今まで書いてなかった絵空単独話です!書くタイミングを失いに失った結果結構遅いタイミングでの絵空回となってしまった……。

プロフィールにも書いてますが、Photon Maidenがメインの小説を現在試行中なので、近々投稿するかも。期待しない程度に期待しといてください。


絵空さんに任せなさい♪

どうしてこうなったのだろうか。俺はスマホのメール画面を見るとそこには"由香さん"、"絵空さん"、"響子さん"としのぶ以外のピキピキの人たちが登録されている……。ことの発端は昨日の夜、しのぶに彼氏ができたとか言う理由で夕飯を食べに行くことになった。その時に、「しのぶの彼氏になったからには私たちと関わりも増えるわよね〜。」と言う声から流れでなぜか連絡先の交換をしてしまった。……まぁ連絡なんてされることないだろう。

 

プルルルル……。

 

そんなことを考えているとタイミングよく着信音がなった。はは、まさかね。と思いスマホの画面を見ると"絵空さん"と表記されていた。

 

「も、もしもし。」

 

「あっ、和也くんですよね?今時間あります?」

 

「はい。ありますけどどうしたんですか?」

 

「たまたましのぶの家の近くに来る用事があったからついでに和也くんともお話ししたいなと思って。なんならすぐそこにいるから、できれば顔を合わせながら話せないかしら?」

 

マジかと窓の外を見ると耳にスマホを当てた清水さんがこちらに気づき、ニコニコと手を振ってきた。

 

「わ、わかりました……。ちょっと待っててください。」

 

そう言うとさっくりと身支度を整え、玄関を開ける。

 

「こ、こんにちは。」

 

「こんにちは。どうしたの?なんか硬くないかしら?」

 

「清水さんと二人なの地味に初めてだし、ちょっと緊張しちゃって……。」

 

「そう言うことねぇ。じゃあ、呼び方を変えてみれば?」

 

「呼び方ですか?」

 

「呼び方を変えた方がよりフランクになれるし、何より響子たちだけ下の名前で私だけ清水って上の名前はなんだか不平等じゃない?」

 

「ま、まぁ確かに。」

 

なんだろう、この圧倒的乗せられてる感。単純に自分も下の名前で読んで欲しいって圧を感じる。しのぶもこの前話術がどうこうって言ってたし、こう言うことなのだろうか。

 

「じゃあ、絵空さんで。」

 

「ふふ♪本当に和也くんは素直なのねぇ。」

 

「このくらいは……。減るものでもないですし。それで、俺と話したいってなんですか?」

 

「そうそう、彼女ちゃんとはどこまで進展あったのかしら?」

 

「え、しのぶのことですか?」

 

「えぇ、せっかく付き合ったんですもの!展開の一つや二つ進んでるんじゃないかなって。」

 

「いや特に……これと言ったことは起きてないですけど。」

 

「デートも!?」

 

「はい。」

 

「じゃあ手を繋いだりするのも?」

 

「そりゃあ、しのぶとの関わり方は変えないって約束ですし。」

 

「ほ、ほんとに人の言葉に素直なのね……。」

 

絵空さんは額に汗を浮かべ、半ば呆れた顔をしている。

 

「あのね、付き合った以上このまま現状維持なんて良くないわよ。少しぐらい進展しないと。」

 

「そんなこと言われても、しのぶそう言うのあんま好きそうじゃないし……。」

 

デートと言ってもどうせしのぶは家に出ることが嫌いだから言っても出てきてくれないだろうし、手を繋ぐなんて恥ずかしすぎてしようにもできない。

 

「それもそうよねぇ……。あっ!」

 

絵空さんは少し残念そうな表情を見せたと思ったら、何か思いついたらしくすぐに晴れやかな笑顔に変わる。

 

「なにか良い案でも思いついたんですか?」

 

「えぇ、それもとっておきの策が!とりあえず来週のライブが終わるまで待っててくれるかしら?」

 

「分かりました?なんでライブが終わるまで……。」

 

「それはその時になったらわかるわ。まぁ、絵空さんに任せなさい♪それじゃあね。」

 

そう言った絵空さんは、離れたところに停めてあった車に乗り、帰ってしまった。「絵空さんに任せなさい♪」って同い年なのになんでそんな大人っぽさを出せるんだろうか……。てか、つまりはこれからしのぶと手を繋いだりデートするってことになるのか!?う、嬉しいけどそう考えるとなんか恥ずかしい……。

 

絵空さんのセリフのせいか、興奮冷めやまずその後の記憶はほとんど残ってなかった。




私情によりしばらく投稿できないと思うので次回を首を長くして待っていてください。
恐らく二週間は投稿できないです。
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