犬寄しのぶと幼馴染くん   作:水城伊鈴

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良い感じの文章が思いつかず、投稿が遅くなってしまいました。常習犯ですみません……。
どこまでがR-18でどこまでがR-15なんだと言うラインが分からないからかなり苦戦してます。


お、お風呂はまずい……。

「とうちゃ〜く!!」

 

旅館に到着し、真っ先に車を降りた由香さんはそう言い「くぅ〜」っと背を伸ばす。

 

「由香、途中から座りっぱなしで辛そうだったからね。」

 

「そうなんだよ〜。ずっと座ってると体がなまっちゃうんだよね。」

 

「体がなまるって、途中パーキングエリアで休憩しただろ……。」

 

背を伸ばす由香さんを見て、しのぶは呆れながらもそう言った。

 

「まぁまぁ……それにしても意外とこの旅館、こじんまりとしてるんですね。」

 

「えぇ、ここは施設の充実具合に反して通の人でもあまり存在を知られていない秘境的な旅館なのよ♪」

 

「そんなとこ良く見つけられたな。どうやって見つけたんだ?」

 

「この前、家族旅行に行った時たまたま見つけてすっごく良かったからみんなも誘いたかったのよね。」

 

絵空さんはニコニコと楽しそうな顔をしながらそう言う。その後、俺らはチェックインを済ませて自分らの部屋へと向かった。

 

「「なんで同じ部屋なの(なんですか)!?」」

 

廊下をしばらく歩いている時から「あれ?なんでこんな同じ道ばっか通るんだ?」と思っていたが、まさか同じ部屋であるということに俺としのぶは声を合わせ驚きを口にする。

 

「あれ、言ってなかったかしら?他のお客さんに迷惑をかけないためにも、和也くんで一部屋丸々借りるのはやめようってなったのよ。」

 

「そんな話一ミリも聞いてないんだが……。てか、響子と由香はそれでいいわけ?」

 

「まぁ和也なら何もしないだろうし、ね?」

 

「うんうん!それに寝る時は襖で場所を分けるんだし平気じゃん!」

 

「ら、楽観的すぎるだろ……。」

 

「私はいいと思ったんだけどな。しのぶは嫌なの?」

 

えぇ……と困惑するしのぶに響子さんは優しい顔をしながらそう言った。

 

「え……いや。ま、まぁ響子がいいなら別にいいけど……。」

 

「じゃあ決まりだね。」

 

しのぶ!?まんまと響子さんに流されやがって……。確かに響子さんのことを最も信頼してるなって前々から思ってたけど、まさかここまで信頼するとは……もはや好きだろしのぶ、響子さんのこと。

 

て言うか、俺の意見は?

 

「そもそも、もうこう言う部屋でチェックインしちゃったんだし、今から変えることは出来ないんだけどね♪」

 

「そ、そうでした……。」

 

俺が呆然と立ち尽くしていると、心を読んだかのように絵空さんが俺の肩に手を置き、諦めなさいと言うように俺を諭した。

 

かくして俺は、美少女四人(その内一人は彼女)の部屋に突っ込まれて理性を保てるのだろうか……。

 

…………………………………………

 

カポーン

 

そんな音が聞こえてくる気がするこの状況。そう、今俺はお風呂に入っているのだ。

 

結局あの後、部屋でだら〜と過ごしたり、旅館内の散策を兼ねて散歩をしたりなど時間を潰していると、あっという間に日が暮れ、夕飯の前に風呂に入ってしまおうと話し合った結果、今に至る。

 

「ラッキー誰もいないや。」

 

入る時間が少し早かったためか、辺りを見回しても人の気配を感じない。まぁゆっくり入れるしこれはこれで良……

 

「あれ?誰もいないじゃん。」

 

「夕飯前だし、今入ろうとする人はあんまりいないんだろうね。」

 

「それにしても広いね〜!露天風呂なんて久々だからなんか楽しくなっちゃうな!」

 

「ふふ♪この旅館は温泉が一番の売りだから、効能とかも結構いいのよ?」

 

まさかとは思うがこの旅館、男風呂と女風呂繋がってるのか!?今の声、完全にしのぶたちの声だし……。しかも男女の風呂が隣り同士っていつの時代の旅館だよ。「うーむ……」とどうすべきか悩んでいると、隣から続きの会話が聞こえてくる。

 

「……由香、相変わらず腹筋すごいな。」

 

「でしょ!いつも鍛えてるからね。しのぶも付けてみる?腹筋!」

 

「い、いや私はいいや。」

 

「えぇ〜じゃあ二人はどう?」

 

「私も遠慮しときま〜す……。」

 

「みんな嫌なんだ。私、結構興味あるけど。」

 

「ほんと!?じゃあ今度うちのジムに……」

 

「響子は今のままでいいだろ。てかこれ以上ピキピキに筋肉オタクはいらないから!」

 

「そ、そう?」

 

「なんで〜?絶対楽しいのに。それに筋トレすればスタイルだって良くなるし、バストアップ効果も見込めるのよ?」

 

バ!?思いもよらない単語が出てきて、俺はつい驚きの声を漏らしてしまう。

 

「あ!今しのぶちゃん、ピクッてしたわね〜。まさか"バストアップ"に興味あるの?」

 

「あ、あるわけないでしょ。んん……おい、触るなー!」

 

「あぁ〜響子の背中に隠れちゃった……。」

 

「まぁ、今のは自業自得だと思うけどねぇ。」

 

「よしよし、今のしのぶにも十分魅力あるんだし、気にしなくてもいいって。」

 

「そうよ?今のしのぶちゃんの方がずっとラブリーだから気にしなくていいんだから。ちょっとイタズラしたくなっちゃっただけだから、ね?」

 

「シャー……!」

 

「ほ、ほら!揉んだら大きくなるって言うじゃない?気を使ってやっただけよ……。」

 

「ほお〜、じゃあ私も気使ってやるよ!」

 

「ちょ//や〜ん、しのぶちゃんそんながっつかないで〜。」

 

「絵空も!こんなこと!してただろ!」

 

「わぁ〜///!しのぶ大胆!」

 

「見てるこっちも恥ずかしくなってくるね……。」

 

「あはは!じゃあ私たちもやっちゃう?それ!」

 

「えぇ!あっ、ちょっと由香!」

 

プシュ〜……。

 

や、やばい……顔が熱い。この熱さは間違いなくお風呂の熱のせいではなくいかがわしい会話に動揺してしまってるせいだ。女の子同士だと、お風呂でこういう事するって漫画とかでは見た事あるけど、リアルでもそうなのか。あぁ、鼻血で出てきそう……。

 

……………………………………………

 

「和、顔真っ赤だけどどしたの?」

 

「まさかのぼせちゃった?」

 

「い、いやまぁ……そんな感じです。」

 

「ほんと?じゃあ安静にした方がいいよ。」

 

響子さんは心配そうに俺の顔を覗き込む。

 

「その、響子さん。ちょっと顔近いです……。」

 

その言葉を聞いて目を見開く響子さんと、「何があった?」と首を傾げる由香さん、絵空さんを後目に一つの誓いを立てた。

 

"お風呂の件は流石に黙っておこう……。"

 

その時の俺はあまりに動揺しすぎて、響子さんに少し酷いことを言ってしまったと気づくことが出来なかった。




一日目だけで何話書くんだこいつって思ってる方もいると思います。僕も思ってます。ネタが尽きたら二日目以降のネタをアンケート取るかもしれないので把握よろしくお願いします。
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