だけど今回はかなり短めです。前回の続きから終わりまでって感じで書いたのが原因です。そして、前回以上に甘々な話になってます。自分で書きながら「あっま!」とか言ってました笑
絵空さんから隠れた後、流石にここには居づらいと、俺らはクレープなどと言ったスイーツを食べてから帰路に着く。最悪、日も傾き始めているのでちょうど良いか……。
「今日はありがとね。アタシのわがままみたいのに付き合ってもらって。」
「全然、言ったろ?俺もしのぶとデートしたかったって。こっちこそ、今日はありがとう。」
「そっか、なら良かった。」
帰り道をゆっくりと並んで歩く俺らは、そう言い微笑みあう。だけど、行きの頃と違い、手は繋いでいない。理由としては、俺が絵空さんからバレまいと、しのぶに抱きついたことが原因で、恥ずかしさが限界突破したからだ。
「な、なぁ和……。」
「どうした?」
家の前に着いたタイミングで、しのぶは少し、モジモジとした様子で俺の顔を見る。
「ちょ、ちょっとだけ目閉じてて欲しい。」
「へ?う、うん。良いけど……。」
そう言い、俺は目を瞑った。おいおい、マジか?これってもしかして、"キス"する流れじゃないのか!?流れに任せて承諾しちゃったけど、どうしたr……。
ぎゅっ
目を瞑って、変なことを妄想していると、温かい何かに包まれた感じがした。ついびっくりしてしまい、目を開くと、俺の胸に顔を埋めて抱き締めているしのぶの姿があった。
「し、しのぶ……?」
俺が困惑したようにしのぶの名を呼ぶと、ハッと我に帰ったかのように、俺から離れ、背を向け、ボソボソと何かを話しだす。
「い、今はまだこれだけで我慢して……。」
「が、我慢って……。」
「とりあえず!今はキ、キス……とかは出来るアレじゃないから……。」
しのぶの口から"キス"と言う単語が出てきて、少し動揺する。やっぱり、本来はキスするつもりだったのか……///
「う、うん……。俺も今は心の準備が出来てないから、賛成するよ。」
「なら良かった。……じゃあ、今日はほんとにありがと。」
「うん、じゃあね。」
心の距離が近づいたのか遠のいたのかわからないが、更にぎこちないまま、それぞれの家へ帰った。
バタン
「……。」
ドアを閉めると、俺は走るように自室に戻った。
し、しししのぶに抱きつかれた……!?いや、もう俺から抱きついたこともあるし、今更って話なんだけど。それでも、しのぶからあんなことされるの初めてだし……あぁ、思い出しただけで恥ずかしくなってきた……。しのぶもおんなじこと思ってるのかな。
〜しのぶ視点〜
「……。」
か、和に抱きついてしまった……。ちょっと良いムードだったからつい、その場のノリであんなことをしてしまうとは……。
アタシもだいぶ恋愛って言う感情に毒されてきたな……。まぁでも、最近DJの腕は落ちるどころか向上してる気もするし、平気……なのかな?和が原因でどうこうって話ではないと思うけど。
「和もおんなじふうに思ってるのかな。」
あぁ〜!口にするだけで恥ずかしくなってきた。はぁ、気分転換に曲のリミックスでもするか。そう思い、アタシは机に向かい、パソコンの電源を入れた。
めっちゃ甘いですよね。書いてて楽しいけど、それと同時に胃もたれもしちゃう……。
次回「潮風香る電車の一時」