最近某ウマにハマってしまった所存でございまして……笑
ちょっとずつ書いてはいたんですが結果的にかなり遅れてしまいました。
「夏だ!海だ!砂浜だ〜!」
「由香、テンションたっか……」
駅を降りた俺たちは、歩いて二、三分ほどの距離にある海へやって来た。由香さん、両手を広げて大声出してる……。楽しそうで何より。
「それにしてもよかったわね。売店に男性用の水着があって♪」
「ですね。海で遊ぶなんて想定してなかったんで、持って来てない身としてはかなりありがたいです。」
俺が今着ている水着は、直ぐそこの浮き輪などが置いてある売店で買って来たのだ。柄はちょっと地味だけど、その方が落ち着くから俺的には結構好きな見た目である。
「ん〜!海なんて本当に久しぶりだな。」
響子さんは両手をグーッと上にあげ、背筋を伸ばす。……案の定だけど、水着姿可愛い……。露出多いってだけで男の理性をくすぐり出せるのは、正直ずるい。
「どうしたの和也、なんか目合わなくない?」
「き、気のせいです……」
「まぁ、和也くんも男の子だものねぇ♪」
絵空さんには完全に勘づかれてるらしい。てか、揃いも揃ってスタイル良すぎだろ……。しのぶは……まぁ、うん。大事なのはスタイルだけじゃない。そんなしのぶも、俺は好きだから。
「おい、なんだよその目。」
「な、なんでもない。」
しのぶにバレたら絶対ぶん殴られる。心の中にしまっておこう。
「いや、絶対嘘だろそれ。」
「まぁまぁ、和也くんも悪気があったわけじゃないし、いつか私たちに追いつけると思うわよ!」
「……?っはぁ!?うるっさいな!別に胸の大きさで心配される義理もないっつーの!」
俺の考えを察した絵空さんは、自分の胸をしのぶに見せつけるかのように両腕で強調する。一瞬、なんの話か気付いてなさそうだったが、これはさすがにキレていい。事の発端は俺なんだけどね。はは……。
「おーい!早く行こうよ〜!」
「ほら、いつまでも喧嘩してないで。置いてっちゃうよ?」
少し先に進んでいる由香さんは俺らを見て不満そうに声を上げ、響子さんもそれに賛同するかのように俺らをなだめる。
「「「……はい。」」」
初っ端からこの言い合い……先行き不安だ……。
……………………………………
「キョーコ!こっちにトスおねがーい!」
「おっけー!それ!」
ん〜青春だなぁ。ほんとに楽しそうでなによりだ。あの二人を見ているとバレーボールってすごく簡単そうに見えてしまう。
一方俺らは……
「あづ〜……」
「わかる、動きたくねぇ……。」
響子さんたちと打って変わって、俺、しのぶ、絵空さんはパラソルの下でブルーシートを敷き、ネガティブなセリフを吐いていた。
「和、この前ジム行ってたんだろ?体力付いただろうし、アイツらと遊んでこいよ。」
「あのなぁ、ジムに行ったの一回だけだし、なんならお前とか絵空さんの方がライブで体力付いてんだろ。」
「私はそう言うキャラじゃないので〜……」
「……アタシも」
あ、目逸らした。まぁ、この人たちが由香さんたちみたいなアウトドアガチ勢じゃないのは知ってるけどね。
「……いつまでパラソルの下でぬくぬくしてるの?」
俺らで足の引っ張り合いをしていると、響子さんは痺れを切らし、バレーボールを一旦やめて俺らのもとにやって来た。
「と言うか、海に行こうって言ったの絵空だよね?まだ一回もそこから出てこないじゃん。」
「いや〜私は水着を着て海に入りたいなぁって思っただけなのよねぇ〜……。」
「じゃあ今から入ろうよ、ほら!」
「え!?ちょ、キョーコ!」
手を取り、強引にパラソルから引き剥がされた絵空さんは「いや〜ん!」と言いながら響子さんと共に走りさっていった。
「絵空……安らかに眠れ……」
「う、うん」
「何言ってるの!しのぶたちも行くよ!」
「な、なんでだよ!??絶対行きたくない!いーやーだー!!」
「…………。」
「和也くんも!どさくさに紛れて逃げようとしないで!」
「っ!?」
バレた……。これもう行かなきゃいけない展開か……。由香さんは手を取り、絵空さんと同じように連れて行かれた。と言うか、こんな百合百合しいところに俺を置くのは間違いだろ……。
その後、なんだかんだで楽しそうに水をパシャパシャとかけ合い、その場は終わったのだった。
だんだん和也がハーレム主人公になってしまうのではないかとヒヤヒヤしてます。ちなむとしのぶ以外は特別和也に好意などはありません。「おもしろい子」と称されてからかわれてるだけです。現状はそのつもり(変わるかもね)
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次回「お昼も平和じゃ終わらない」