犬寄しのぶと幼馴染くん   作:水城伊鈴

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イベント前半お疲れ様でした〜!
モンハンコラボ、ギリギリ一万位以内に入れました。


再来週にはしのぶの誕生日が控えてる……当てるぞ。金の貯蔵は十分だ。


近づく陽葉学園文化祭

ピキピキのメンバーたちと初めて会ってから次の日月曜、俺は教室でスマホをいじっていると近くで話をしていた男子集団の会話を小耳にする。

 

「来週の陽葉学園の文化祭!ピキピキが主催ライブするんだってよ。行ってみない?」

 

陽葉学園って女子校なのになんでこいつらが知ってるんだろうか?ホームページかなんかに記載されてたりするのかな。

 

「おーい和也!早くしねぇと置いてくぞ。」

 

「お、おう、悪い。」

 

帰ってからしのぶに聞けばいいか。そう考え、俺は次の授業を受けるべく友達の後を追った。

 

放課後

 

「はぁ……疲れた。」

 

最近夜遅くまで起きることが多いせいか、疲れが溜まりやすくなってる。ん……?俺の家の前に誰かいる?

あっちもこちら側に気づいたのか「よっ」っと片手を上げている。

 

「なんでしのぶが俺の家の前にいるんだ?」

 

「ちょっと話したいことがあったから来たんだけど、お姉さんしか居ないっぽかったから。」

 

「じゃあ家の中で待っててくれても良かったのに……。」

 

「いや、そんな長居するような事じゃないし。」

 

「そっか。……で?何の用だ?」

 

そうそう、と制服のポケットからとある紙切れを取りだした。

 

「なにこれ?ピキピキ主催ライブ招待券……?」

 

「そう、主催者と出演者は招待券を一人一枚まで配れるんだよね。」

 

「それを……俺に?」

 

「ピキピキのメンバー全員で決めたんだ。昨日のお昼とか、買い物に付き合ってくれたお礼だって。」

 

「え!?いいのに……そんな気遣わなくっても……。」

 

俺が申し訳ないよと手のひらを突き出そうとすると、無理やり俺の手にチケットを入れ込んだ。

 

「和はそうやってすぐ謙遜するから。素直に受け取って。」

 

し、しのぶは眉間に皺を寄せてそう俺に訴えかけた。

 

「う、うん。じゃあありがたくもらおう……かな。」

 

そう言えばしのぶ、出演者がいるって言ってたよな?

 

「出演者がいるって、他に誰が出るんだ?」

 

「ん?ホームページ見てないのか。ほら、これ。」

 

スマホを少し触り、画面を見せてくる。

 

「あ、Photon Maidenさんも出るんだ。それに……Happy Around?」

 

……!思い出した。しのぶがこの前言ってた手強いグループって、この人達か……。

 

「陽葉学園の中ではかなり有名なグループ揃いだよ。」

 

「へぇ、ピキピキはそんな有名なグループの中で勝つ自信あるの?」

 

少し煽りを含んだ言い方でしのぶに聞くと「ふん」と鼻で笑い答える。

 

「当たり前でしょ?響子とアタシがいるんだから負けるわけないっつーの。まぁ、別に勝負ではないんだけど。」

 

「勝負じゃないのか?」

 

「最近、陽葉学園のDJ活動が近所でも話題らしくてね。サンセットステージだけだと味気無いからって試験的に午前にもサンセットステージとは違って勝敗関係なくやってみようってなったの。」

 

「じゃあ、このライブはパフォーマンス目的でやるってこと?」

 

「まぁそうなるね。」

 

サンセットステージ、聞いた事しかないけど陽葉学園の文化祭において、一大イベントらしい。トーナメントで勝ち上がったチームが夕陽をバックにライブのトリを担当するとか。陽葉学園でDJをやる生徒なら誰もが憧れるステージってネットかなんかで書いてあったな。

 

「因みに、そのチケットサンセットステージでも適応されてるから、いい席でライブを見れるらしいよ。」

 

「らしいってどうゆう事だ?」

 

「絵空がこのチケット印刷してる先生から聞き出したんだって。あの子、話術に関して右に出る者はいないからね。」

 

恐るべし、清水さん……。そういやショッピングモールに行った時も店員となんか喋って安めに物を買取ってた気がする……。響子さんと言い由香さんと言い、ピキピキはなにかに突出したメンバーが多いな。しのぶも含めて。

 

「まぁ話したかったことはそんなこと。用事があるなら無理に来なくても良いよ。」

 

「何も無いし確実に行くけどな。……サンセットステージ、頑張ってね。」

 

「当たり前でしょ。アタシたち優勝しか狙ってないから。」

 

強がったこと言ってるけど、やっぱりPhoton MaidenさんやHappy Aroundさんを少し警戒してるような。そんな気がする。でもそう言う時、しのぶは今よりもっと強くなってる気もする。

 

「楽しみにしてるよ、DJしのびん。」

 

お互い家へ入ろうかと思うその時ボソッとその名前を出すとしのぶが大きな声を上げる。

 

「ちょっ!?その名前どこで聞いたの!?」

 

「この前ナギに聞いた。」

 

ニヤッとしてそう答える。

 

「ナギ……!その時まだ和にミックスをネットに投稿してること知られてなかったのに……。」

 

顔を赤くし、また眉間に皺がよる。

 

「いい!このこと絶対に誰にも言わないでよ!」

 

「お、おう……。」

 

ナギが「この名前で呼ぶとシノ、すっげー怒るんだぜ?」と言っていたがここまで取り乱すとは……。久しぶりに見たなこういうしのぶ。

 

「それじゃあね!」

 

そう言ってスタスタと家へと入って行ってしまった。……いい名前だと思うんだけどなぁ。

 

俺も家に入るとメールで、"絶対ライブで、そんな口聞けなくなるぐらいビビらせてやるから!"と送られてきた。"楽しみにしてるよ。"と俺は一言だけ送って電源を落とす。

なんか予期せぬ気合いの入れ方をさせてしまったが、まぁいいか。本気になってくれたなら。

 

文化祭、楽しみだ。




前半に出てきた男たちは完全にモブなんで忘れてしまっても構いませんよ(ボソッ)
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