犬寄しのぶと幼馴染くん   作:水城伊鈴

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今回しのぶはほとんど出て来ません。オニイサンユルシテ。

普通に誕生日までに間に合っちゃった。




モンハンコラボ、600位から上がれる気がしない……。


ジェニ由香と二人きり

「行ってきます。」

 

「いってらっしゃい、寄り道するなよ〜。」

 

文化祭の開始三日前、しのぶに出迎えられ家を出た。親か、お前は。しのぶに出迎えられる理由、それは夕飯の買い物。たまたま家の冷蔵庫に何も残ってなく、親にあらかじめ渡されたお金で買いに行くことになったのだ。

 

「何作ろうかな……。昨日カレー作ったし、肉じゃがで良いか。」

 

ある程度何を作るかのメニューを決め、商店街まで足を運んだ。

 

「後、肉と……じゃがいもと……っ!」

 

家を出てから15分くらい経ち、順調に買い物をしていると、後ろから人とぶつかってしまった。

 

「ご、ごめんなさい!って……。」

 

「こっちこそごめんね。……てなんだ、和也くんじゃん!」

 

ぶつかってしまい、謝ろうと思い振り向くとその人はまさかの由香さんだった。てか由香さんの制服姿、初めてみた……。可愛いな……。

 

「どうしてこんなところにいるの?」

 

「いや、しのぶの夕飯の買い出しをと思って。そう言う由香さんは制服のままカメラなんか持って、何をしてたんですか?」

 

しのぶはもう帰って来てると言うのに由香さんはまだ制服の状態で見かけたため、不思議に思いそう聞いた。

 

「今日ニュースで、綺麗な夕陽が見えるって言ってたからいてもたってもいられなくって。」

 

「カメラ、趣味なんですか?」

 

「そうなの〜!写真を撮るのが好きなんだよね。カメラのアルバイトとかもするんだよ〜!」

 

ズイッと顔を近づけ、カメラについて饒舌に語り出したが、すぐにハッと何かを思い出したかのように話を変える。

 

「あっ!そうそう。私、和也くんと少し話したいことがあったんだった。今時間空いてる?」

 

「後、肉とじゃがいもを買えば時間空きますけど……。」

 

じゃあ手伝うよ!と由香さんは率先して肉屋へと案内をしてくれた。そして俺は夕飯に必要である食材を手に入れ、由香さんととある公園のベンチでさっきの話の続きを始めた。

 

「そう言えば、なんで和也くんがしのぶの代わりに買い物なんかしてるの?それくらいならしのぶでもできるでしょ?」

 

「しのぶ、文化祭で使う曲のミックスするからって俺に買い物を任されたんです。」

 

「そう言うことね〜。そうだ!ライブのチケット、もらってくれた?」

 

「はい、しのぶからピキピキのみんなでって聞きました。」

 

「良かった〜!実はあれ、私が根本なんだよね。」

 

「え?なんで由香さんが……?」

 

「正確に言うと、日曜日のことについて私が話し始めたら響子が、和也くんを誘ってみないかって言い始めたんだよね。そしたらみんな大賛成って。」

 

と言う事は、由香さんが日曜日のことを話さなかったら俺はライブを見れなかった可能性があるのか……。そう考えると由香さんと響子さんには感謝しないとな。

 

「それに、しのぶも和也くんについて喋るようになって、"和のやつ、由香が一番可愛いとか言ってたんだぞ?"って。」

 

「はぁ!?あいつ、なんて事を……!」

 

あの時のことバラしたのか……。今日の肉じゃがにピーマンでも入れてやろうか。

 

「ちょっとびっくりしちゃったけど嬉しいな、そう言ってもらえて。」

 

そう言うと由香さんは、少し頬を赤くし照れたように俺の顔を見つめる。やめてください、こっちもなんか恥ずかしくなってくる……。しばらく、お互い恥ずかしくなり無言の時が続いた。辺りはすっかり暗くなり、住宅街からカレーやらなんやらの良い匂いが立ち込めて来る。

 

「あ、あの……っ!」

 

俺が決死の思いで話しかけようとすると、スマホが勢いよくバイブしだした。

 

「す、すみません!」

 

「あはは!全然オーケーだよ!早く出てあげな。」

 

すみませんと頭を下げ、電話に出る。

 

"もしもし……。"

 

"和、大丈夫か?帰りが妙に遅かったから心配なんだけど。"

 

"ちょっと話が長引いちゃった。悪い、すぐ帰るから。じゃあね。"

 

短い会話を済ませ、由香さんの方を見てもう一度頭を下げる。

 

「本当にごめん!しのぶに心配させちゃってたらしいからすぐ帰らないと……。」

 

「良いよそんな謝らなくて。私もジムの手伝いがあるの思い出したし、キリもいいから今日はここで解散しようか。」

 

「は、はい……それじゃあ。あ!後、ライブ楽しみにしてます!」

 

「期待しててよ。和也くんの予想を超えるようなライブ見せてあげるから!」

 

その言葉を最後に、早足でしのぶの家に帰った。あの時俺、由香さんになんて言おうとしたんだっけ……?しかし、それを思い出す前にしのぶの家に着いてしまった。まぁ、時期に思い出すか。

 

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「和也くん、やっぱりしのぶのことが一番好きなんじゃない。」

 

ボソッと呟き微笑んだ。和也くん、自分じゃ分かんないって言ってるけど、しのぶって言葉に付くと素直に行動しちゃって。自覚も無いらしいしほんと、面白い子だなぁ!和也くんには少し悪い気もするけど、気になっちゃったから仕方ないよね。

 

「やば!」

 

私もそろそろ帰らなくちゃ!お客さん待たせちゃってるかも。そう思い私も早足で家へ帰った。

 

 

 

 

 




和也視点だけじゃなくて、由香視点を試験的に導入してみたけどどうでしょうか。こっちの方が互いの気持ちが分かり易いかなって思ったんですけど、余計ですかね?是非感想で聴かせてもらえれば!

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