STAR WARSに関しての知識は一般ピーポーと変わらないから許して。
(ここはどこだろう?)
ソフィア・パウロナはそう思い、身体を上げようとした。
(痛っ!!)
しかし、身体は全身の痛みのせいで上げることができなかった。
(あの、その……パウロナさん。)
"彼"が話しかけてきた。しかし、何故か他人行儀であった。しかも、その感情は暗く沈んでいる。ソフィアは悪い予感がした。
(何とは言わないけど、すみません。)
何に対して謝っているのか、何をしたのか、それをソフィアが聞こうとしたとき、
「ああ、起きていたんですね。」
「ようやく起きたか。2-1B、ソフィアは歩けるか?」
「いえ、それはまだ無理です。しかし、受け答えは可能でしょう。ストレッチャーを用意しますか?」
「ああ、頼む。」
医療ドロイドとジェダイ……確か名前はクワイ=ガンさんが部屋に入って来た。ソフィアは"彼"の事は取り敢えず置いておくことにして話しかけた。
「ここは何処ですか?」
「ここは、ジェダイ・テンプルの医務室だ。ソフィア、君には評議会からの出頭命令がきている。ついてきてもらうよ。」
(あぁ、なるほどそーゆーこと。で、何やったの?)
ソフィアはストレッチャーに乗せられながら、"彼"に尋ねた。
(すいません。すみません。)
彼は結局謝り続けるだけだった。
ジェダイ評議会の面々はジェダイ、それもイニシエイトからダークサイダーが出た事に戦々恐々としていた。グランド・マスター・ヨーダは件のソフィア・パウロナがギャザリングにおいて獲得した赤いカイバー・クリスタルを見つめていた。
(まさしく、これはフォースの暗黒面を使われた色、シスの使ったカイバークリスタルの色じゃ。)
ヨーダが考えを巡らせていると扉が開き、マスタークワイ=ガン・ジンとストレッチャーに乗ったソフィア・パウロナが部屋に入ってきた。ソフィアの心を見たとき、ヨーダは驚いた。ダークサイドに堕ちた者やシスに特徴的な暗黒面の帳が心におりていなかったのである。周りのマスター達も驚いており、目の前の少女がダークサイドを使ったのが嘘のように思えた。心を覗いても彼女は他のマスター達からの質問に嘘なく答えているようで、最後にヨーダは質問をすることにした。
「フォースの力をジェダイと正義の為に使う気はあるかね?」
「はい。」
一瞬、心が見えなくなった気がしたが彼は彼女をジェダイ・オーダーに残そうと考えた。彼女が善か悪か、判断する為の時間はまだ沢山あるのだから。
カラカラカラ
テンプルの廊下にストレッチャーの音が響いている。
(ふぅ、にしても最後の質問は危なかった……。)
(あ、ようやくまともなこと喋りだした。)
(まあ、もう審問も終わったしね……。あー緊張した。)
(それにしても、酷いよ。ダークサイド使ったの?教えてくれても良かったじゃん。)
(ほら、あんな事が起こりそうだったしさ……。それに、敵を騙すならまず味方からって言うでしょ?)
(そんな格言聞いたことないよ!!)
「少し、良いかな?」
ソフィアと話していると、クワイ=ガン・ジンが話しかけてきた。
「本当に君はあの事を覚えていないのかい?」
「はい。」
ソフィアはそう答えた。まあ、そう言ってくれないとお互いに困る。と、ここでソフィアに入れ知恵をし、今が何年かを確認しようと思い立つ。
「マスター・クワイ=ガン。そちらも一つ質問して来ましたし、こっちからも質問していいですか?」
「言ってみなさい。」
「あの、マスター・ジンは何歳なんですか?」
「え?そんなことかい?私は54だが?」
クワイ=ガン・ジンが死ぬのは60歳の時で、それは32BBYのとき。ジェダイ大粛清は19BBYだから……粛清まであと19年!?あれ?結構やばくね?いや、しかし文化的な生活を送る為の準備期間がそれだけあると考えれば……。
「ん?大丈夫かい?」
「あっはい。あの、マスター・ジンが見た目よりずっと年上だったので。あの……どうしたらそんなに若々しくなれるんですか?」
「クワイ=ガンで良いよ。あと、質問にはフォースの力と答えておこうか。」
「ありがとうございます。」
必死に退職後の計画を考えている間、彼女の中で一つ欲望が生まれた気がした。やはり、女性に"若さの秘訣を教えてもらえ"と言うのは毒であったか……。入れ知恵の仕方を間違えたんじゃあ無いかと多少、後悔した。
「では、評議会の決定においてマスター・イース・コスをソフィア・パウロナのマスターとする事に決定し、ソフィア・パウロナをマスター・イース・コスのパダワンとする事を決定する。マスター・イース・コスはその確固たる信念を持ってソフィア・パウロナにジェダイの信念と誇りを教え、教導するように。フォースと共にあらん事を。」
「分かりました。この大役、任せさせて戴きます。フォースと共にあらん事を。」
クローン戦争は長くすべきか否か。
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長くして。
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短くして。
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ダイジェスト。
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作者の自由に。