私とサヴァル=ゴスは
「そういえば、デス・スティックの販売はどうだ?好調か?」
"彼"から教えて貰った様な感じで言葉を発する。
「お陰様でな。あんたが時々持ってきてくれるスパイスをほんの少し入れる事で依存性が増すことが分かってな。大好評だよ。ただ、もう少し多く持ってきてくれないか?このままじゃ供給が追い付かねぇ。」
「それなら、こっちも危ない橋を渡ったかいがあるものだ。今の私だとスパイスの量はこれが限界だ。こっちでも善処するがな。フロント企業使っての密輸はどうだ?」
「コネと金でもってルート開拓しようとしてるが、どっちも足りねぇ。今はまだ無理だ。」
「なる程な。会社が軌道に乗れば良いのだが……。……………まぁ、最悪私からジェダイの金で依頼してやる。気にするな。」
「そうだと良いんだがな。」
ホテル・コルサントの事業について話しながら、役所に着くのを待つ。その間に"彼"は私の事を"完璧なロールプレイだ"と褒めてくれたし、ホテル・コルサントの事業の進展に嬉しそうだった。役所に着けば、機種は忘れたが、第3級ドロイドが応対してくるので、目的を伝え知覚種族がいる受付に案内してもらう。受付に到着したら、間髪を入れずにフォース・マインドを発動して書類を受け取り、"彼"に教えて貰いながら記入していく。
「本当に、アンタと敵対しなくて良かったと心から思ってるよ。本当な。」
ギロリとサヴァル=ゴスを片目で睨みつけながらも書類を書き終え、更に受付にフォース・マインドを重ねがけして書類を受理させ、会社設立を認可させる。
「これでとりあえず、お前が社長だ。ブーゲビリアン交易社の社長と言う事でとりあえず、これからは頼む。良いな?」
「あぁ、分かったよ。」
その後、私達は解散し私はジェダイ・テンプルに戻った。
この日、ジェダイ評議会は揉めに揉めた。マスター・クワイ=ガン・ジンがアナキン・スカイウォーカーという9歳の子供をフォースに選ばれし者といい、自らのパダワンにしたいと申し出たのだ。
ジェダイ最高評議会の評議員でもあるマスター・イース・コスは先日、自らのパダワンから相談された事を振り返っていた。
『マスター。少し相談があるのですが、よろしいでしょうか?』
『相談とは何だ?パダワン。』
『マスター。私はヴィジョンの様な物が見えたのです。』
『それで?何が見えた?』
『フォースに選ばれし者、フォースにバランスを齎す者が近い内に現れるというヴィジョンです。』
『そうか、この事は私からマスター・ヨーダに伝えておこう。』
そんなやり取りがあり、彼は自分自身が遅い年齢でジェダイとなったことも相まってアナキン・スカイウォーカーがパダワンとなる事に賛成だった。しかし、アナキン・スカイウォーカーにはマスター・ヨーダが言った様に恐怖から来る不安定さを感じていた。彼自身はそれは誤差の範囲内であると感じてしまうのがパダワンであるソフィア・パウロナに影響をうけてしまっているからなのだろう。悩んだ末、彼は結局大半の評議員と同じ結論を出した。それが、ジェダイ・オーダーのやり方だからだ。しかし、彼は自らのパダワンにこのフォースに選ばれた者の事を教えた。彼はアナキン・スカイウォーカーと自らのパダワンが相互作用して自らのパダワンが暗黒面の元を自覚しなてくれないかと考えたのである。
ソフィア・パウロナはジェダイ・テンプルの中を人に見つからないように忍び歩きをしていた。
「えぇ~!?シスの暗黒卿が復活したぁ?!」
ソフィア・パウロナの声は人が疎らなジェダイ・テンプルの廊下に響き渡った。不幸中の幸いなのはその叫び声を聞いていた人物が"彼"しかいなかった事だろう。
(お前、話聞いてなかっただろ。あと、うるさい。)
(ごめん。で、なんで私はオビ=ワンの部屋に向かっているんだっけ?)
(さてはお前、マスター・イース・コスが話してたときも聞いて無かっただろ。)
(えっ?そんなこと無いとないと思うんだけどなあー。)
(OK.ソフィアが人の話を聞かない奴って事が分かった所で、もう一回説明するぞ。今回の目的はオビ=ワンがパダワンにしたフォースにバランスを齎す者と友達になろう大作戦の決行だ。)
(えっ?ジェダイに来たばかりなら大きくても3歳位でしょ。遊ぶのはちょっと……。)
(お前、本当に会話中何考えてたんだ……。相手は9歳だ。)
(やっぱり、おチビちゃんじゃ無いか!!私は知っての通り17歳だそ!!9歳と遊べるか!!)
(遊ばないとずっと頭の中で喋りまくるぞ。良いのか?)
(くっ。絶対に屈しないぞ。)
(よし、ならアドヴォカート・デザートを隠してる金庫の暗証番号を教えて上げよう。因みにノンアルコール・フォトン・フィズルも付くぞ。)
(で、どうやって友達になれば良いんだ?)
"やっぱりこいつチョロイな。というか手の平ドリルでは?"不覚にも"彼"はソフィアの事を心配してしまった。
因みに、マスター・イース・コスの名誉の為に言っておくが彼は遊べとは言ってないし、何なら友達になれとも言っていない。ただこれは、ソフィア・パウロナが"彼"に騙されているだけである。
第十三話に続く。
クローン戦争は長くすべきか否か。
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長くして。
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短くして。
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ダイジェスト。
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作者の自由に。