娘、アリス・パウロナの誕生日を前にしてソフィア・パウロナと"彼"は焦っていた。……主に親バカによるものだが。
「お酒の準備出来てる!?」
「出来てます!!」
「和菓子を大量注文して!!」
「特大ジョーガン・フルーツ・ケーキの用意、出来るようです!!」
「ハット大評議会のジャバ・ザ・ハットは参加するとの事!!」
「砂漠のワインの用意は完了しました!!」
「クリムゾン・ドーンのドライデン・ヴォス、ブロークン・ホーン・シンジケートのシカトロ・ヴィザーゴ共に参加すると回答が来ました!!」
「護衛は10人までと言う事は伝えているよな!?」
「はい!!問題ありません!!」
……訂正。皆焦っていた。もっとも、此方はソフィアに命じられての事だが……。
「ふっふっふー。アリスの誕生日パーティーは良い物になりそうだね。」
(本当にそうだ。アリスの為になら何でも出来る気がするな。)
「しかも、裏社会の重鎮や企業のお偉い方も沢山呼べたし、後はジェダイの生き残りとかアナキンを呼ぼうかな。」
(良いな!!大規模なシンジケートのトップにコルサント・アンダーポリス隊長、帝国の役人にオルト○アクター社社長。後はブラステック・インダストリーズ社やマー=ソン弾薬社、クワット・ドライブ・ヤード社にサイナー・システムズ社とかの重鎮達だろ?これだけでも凄いがアリスの将来の為にもっとコネを作ってやらなきゃな!!)
(だよね!!そうしよう!!」
この思いつきのせいでパーティーの準備はより酷くなっていった。
マスターがホロ通信を掛けまくっている。本当に、アリスちゃんが絡むと元々変なマスターが輪にかけて変な事ばかりするから何時も胃が痛い。最近はシスフェレスやレヴィンにオススメの胃薬を紹介してもらった程だ。
「次のアチューンダに私の娘の誕生日パーティーするんだけど来る?招待状も送っていると思うんだけど。」
「いやいやいやいや、アナキンにも来て欲しいだけだよ。」
「分かったよ。ベイダー卿。でも、来てくれればハットを始めとする裏社会の重鎮とのコネが手に入るよ。要らないの?」
「えー。そんなぁ。」
「え、え?待っ……あっ……切られちゃった。」
今のはダース・ベイダーに掛けていたのだろう。
「もしもし?ベイル・オーガナ議員?私だよ。ソフィア・パウロナ。招待状にもある通り私の娘の誕生日パーティーを今度やるんだけど来ない?レイアちゃんもあともう少しで十歳でしょ?年齢の近い友達がいたほうがいいと思うけどなぁ……。」
「え?駄目?何で?え?え?ええー?」
「切られちゃった。」
今のは帝国元老院議員のベイル・オーガナ議員だな。嫌われているのによく掛ける勇気があるなと少し感心する。
「もしもし?そちらはダンダム・ルード議員のオフィスでよろしいでしょうか?こちら、ヴラディレーナ・パウロナという者です。」
「招待状にも書いてあります通り、はい、はい、いや、そのルード議員の奥様と一緒に、ってあぁ……切られちゃった。」
今の人には何故掛けたんだ?意味が分からない。
聞き耳立てるのもこのくらいにして私も仕事に戻るとしよう。
「コマンダー"ナインス"警備の用意は順調ですか?」
「はい、コマンダー・シスフェレス。ツーマンセル毎に警備地点に立たせています。訓練終了済みの新兵は少し不安ですが、想定の範囲内です。」
「なら良かった。所で、アリスちゃん裏でなんて呼ばれているか知ってます?」
「いえ、知りません。ご存知で?」
「Alice in underworldですよ。マスターが聞いたらブチ切れる事間違い無しです。」
「確かに将軍閣下が聞いたらブチ切れるますね。しかも、やばい方で。」
「あぁ、確かに……。その情景、在々と目に浮かびましたよ。」
「聞かせない様にしなければなりませんね。」
「ですね。」
「「はぁ……。」」
二人でため息をついた。
結局、アリス・パウロナの誕生日パーティーはホテル・コルサント系列の豪華ホテルの中で何の騒動も無く執り行われた。その様子は素晴らしかったとだけ言っておこう。
パーティーの具体的な描写は……また、加筆するかもしれない。
また一歳、年をとった。
早くアルコールが飲める様になりたいな。
クローン戦争は長くすべきか否か。
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長くして。
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短くして。
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ダイジェスト。
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作者の自由に。