第二十八話
あれから、2年程たった。まず、"彼"はサイン帳と称する物を作り出してカミーノであったフェットとボバにサインを求めたり、ホテル・コルサントの経営が順調であると言う事を確認していた。私は企業グループの人や紹介してもらった料理店や高級菓子店の人と良く知り合いになる事が出来た。まぁ、それに比例して自室謹慎期間も長くなったけど。その分色々とジェダイの人とも交流が持てたから良いんだけどね。あとさ、スカイウォーカーとは良好な関係を築けている。"彼"曰くスカイウォーカーはアミダラ元老院議員と結婚したいそうなので、それを応援してやれば良いコネになるとか。
とまあそんなこんなで過ごしていたのだが、今回私は自身の正反対の人物と言っていいマスター・メイス・ウィンドゥから呼び出しを食らった。身に覚えは有り過ぎるが、バレてはいない筈なのでオカシイと思いながら呼び出された場所に向かって行った。
「ナイト・パウロナ。評議会としては君の戦闘能力を高く買っている。私個人としてはお前が何を仕出かすか分からないから反対なのだが、評議会決定として連れて行く事になった。」
(バレずに済んでた……。ふぅ……。)
(それは良いんだが、場所を聞かないのか?ん?)
(あっ、そっか。)
「……えっと、何処にです?」
「ジオノーシスだ。お前のパダワンにも準備をさせておけ。」
(……あぁ、もうそんな時期か……。)
(……?どゆこと?)
(つまりは、戦争が始まるって事だ。)
(あぁ……良いねぇ。)
「了解です!!」
(戦闘用装備をフルで積んで行くぞ。シスフェレスにも伝えとけ。)
(OK!!)
私はマスター・ウィンドゥに背を向け、部屋に向かって走り出した。後ろでマスター・ウィンドゥが怒っている声がした。
マスターの
「説明はもう一度必要?クーちゃん。」
「いいえ、マスター。私はマスターじゃ無いので一度で理解できます。ですから、もう必要ありません。」
「ならよかった。奇襲した後の行動は作戦通り出お願いね。……あと今、私の事馬鹿にしなかった?」
「いいえ。してませんよ。何でマスターを馬鹿にする必要が有るんですか?」
「う〜ん。ならいいんだけど……。」
あと、やっぱりこの状態のマスターをいじるのは楽しい。脇に抱いたブラスター・ライフルの質感がとても良く感じられた。
ジオノーシス……オビ=ワン・ケノービへの増援やドゥークー伯爵の打倒として動いている事から考えても、やはり第一次ジオノーシスの戦いで間違いないだろう。とするとサインを貰えそうなのは少し、ソフィアが気に入ってくれればジャバのランコアに相当するモンスターが手に入る位か……。懸念点としては流れ弾で死ぬ可能性があるという事と、他にはドゥークー伯爵経由でパルパティーンに目をつけられそうな事。でも、アナキン・スカイウォーカー経由で流れていてもおかしくは無い。アナキンにフォース・チョークを教えて、自由でジェダイらしくなく、赤いライトセーバーで、私利私欲まみれ。パルパティーンの目を引く可能性はそこら変に転がってる。でも、もしかしたらパルパティーンもこんなのと関わりたくないかも知れない。素行が壊滅的な変人と聞いて会いたい奴がいるかと言われれば誰でも答えはNOなのだから。
そういえば、ドロイド工場があったな……。パクるか?
(ソフィア。)
(ん?なに?)
(これは、出来ればで良いんだがバトル・ドロイドパクれるか?)
(ん〜〜。まぁ、善処する。)
(それとも、やっぱり代わるか?)
(そっちの方がやっぱり良いかな?)
(まぁ、お前が決めて良いぞ。お前の訓練を兼ねてもいるんだし。)
(じゃあ……。)
体に響く音が聞こえた。船がジオノーシスに着いたようだ。
(私がやるよ。やってみせる。)
船から降りる。
ジオノーシスの土地を踏みしめた。
クローン戦争は長くすべきか否か。
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長くして。
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短くして。
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ダイジェスト。
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作者の自由に。