夭嘉様とのコラボが叶い、夢の様です!!本当にありがとうございます!!(≧▽≦)
帝国から隠れ、パルパティーンのストーキングから逃げていた私はつい先日、帝国の手によって隠れ家が消えたばかりだった。だからといって、ここ惑星タトゥーインのモス・アイズリー旧居住区の隠れ家はあんまり好きじゃない。他の場所に比べれば帝国のトルーパーは少ないけど悪党の巣窟な上、
その日も私は、いつもの様に過ごしていた。
ブーッ!!
インターホンのブザーが押されたのだろう。低い音が響く。突然の来客だが、帝国の追手か尋問官が来たのかもしれない。何時でも逃走出来る様にしつつ、インターホンの画面を確認する。……私は愕然とした。
「ストーカー先輩、なんで……。」
何故の此処が分かったのだろうか?最悪の場合を想定してライトセーバーを持ちながら、玄関に向かい彼女を出迎える。
「マスター・パウロナじゃ無いですか!!また、どうしてこんな所に?」
何気無い挨拶をしながらフォースで探りを入れる。と、すぐに気付いた。目の前の人物から強い暗黒面の力が感じられる事に。
「やっぱり。帝国の手先ですか?」
すぐさま距離をとってライトセーバーを起動する。私の記憶している中にはこんな尋問官は居なかった。これが、私がいる事によるバタフライエフェクトなのだろうか?
「帝国の手先?バカな事を言う。マスター・アリスは私がそんなタマに見えるってわけ?」
眼の前の彼女は肩をすくめる。見たところ、武器はピストルだけの様だが気は抜けない。彼女は暗器大好き人間なのだから、体の何処かにライトセーバーを仕込んでいるかもしれないのだ。
「でも、貴女はダークサイドに手を出しましたよね?」
隙を探しながら、話を続ける。
「まぁ、そうね。暗黒面の秘術には不老になる方法も不死になる方法もあるって言うじゃない?だからよ。私は知的生物の最大欲求に従ったまで。そう、謂わば自己保存効率の最大化ね。」
「そのせいで困っている人間の前でそれ言います?」
「"彼"曰く"欲望には忠実であれ。"つまり、そういう事よ。」
「ジェダイとしての誇りは無いんですか?」
「誇りで飯は食えないのよ。それに元々、オーダーの規則なんてクソ食らえだったもの。私にとってはジェダイの使命もそこらの蛆糞未満の事だったから。ジェダイが滅んで逆に清々してる位よ。」
「やっぱり、私は貴女が嫌いです。」
全身に力を込めて、倒そうとする。基本的にマスター・パウロナのフォームは
「舐めるなよ、アリス・レイン。これでも一応、スカイウォーカーに教えられる程度には心得があるんだ。」
マスター・パウロナは案の定ライトセーバーを隠し持っていた。しかも悪い事に、
「別に、ソフィア
「ソレを守るという保障は?」
「君の信頼と比例する。」
「つまり、無いって事ね?」
「おや、それは残念だ。」
マスター・パウロナと戦闘になる。だが、隙をついてフォース・プッシュをし、部屋の奥へ飛ばす。家具が壊れる音とカエルが潰された時の様な音が鳴った。
扉から飛び出ると、銃を構えたトルーパーの集団が待ち構えていた。
「投降しろ!!」
コマンダーらしきトルーパーが言う。
「どけ!!」
ライトセーバーを構え直して突破しようと…………首に鋭い痛みが走る。私は首に手を回して刺さった物を取り、確認した。
「セーバーダート……。」
「暫く眠ってろ。」
後ろを向けば、片腕を伸ばした格好のマスター・パウロナがいた。それを最後に視界が暗転し、私は気を失った。
_____________________
目が覚める。手足を動かそうと思うが動かない。見てみると、拘束されている様だ。IT-Oが飛んでいる事なども鑑みて此処は差し詰め尋問室の様な場所か。
「お、漸くお目覚め?」
マスター・パウロナが近づいてくる。
「……ここは?」
「我等が旗艦。ファーザーランド号よ。」
「
「だからよ。だからこそ、我々の祖国はこの船にしか無いの。」
「まず、その気色悪い話し方を止めてもらっても?」
「そ?じゃ、コマンダー達も居ないしこっちの方が楽だから、そうするね!!」
……激情を呼び起こしてフォース・マインドを使う作戦は失敗か……。
「あのトルーパー達は?クローン大戦の時のアーマーでしたけど、帝国軍はそこまで物資が困窮しているんですか?」
「帝国軍?……あぁ、な〜る。違う違う。我々は帝国なんかじゃないよ。我々はホテル・コルサント。マフィア。」
「マフィア?」
「そう!!マフィア。アンダーワールドに私が言ってたのを良く知ってたんだから分かるでしょ?昔っからの付き合いのあるマフィア。
「肝心な質問に答えて貰ってないけど。」
「コマンダー達の事?……逃げる時にチョチョイのチョイっ。で、今も変わらずに仲間って感じ。」
今の質問に答える時、マスター・パウロナの顔が少し強張った。何かあるんだろうけど、今は分から無いか……。
「帝国じゃ無いなら、何で場所が分かったんです?」
「私のコネ嘗めないでね?銀河中に有るんだから。勿論、ジャバ・ザ・ハットの所にも。」
あぁ、そう言う事かと一人納得する。ジャバが私の居場所を売ったんだろう。
「理由は?」
「ふぇ?」
「私の所に来た理由は?」
「ビジネス。」
「ビジネス?」
「そ、ビジネス。依頼とか色々あるけど、1つ目は簡単。貴女の最愛の人から、荷物を届けるって言うやつ。どうせだから、今渡しとくね。」
「タン…ルード議員が貴女に物を頼むなんて考えられない。」
「こう見えても、表の顔は大企業の役員だからね。パーティーに出席する事もザラじゃ無いんだ。それに、帝国元老院の議員様が裏切り者のジェダイと密会なんて、格好の餌じゃ無いか。」
「貴女もジェダイだと思いますが?」
「"彼"曰く"コネとカネは全てを解決する"。この資本主義社会に置いて実際真理。」
「フォースじゃ無いんですか?」
「フォースかぁ。ん〜。でも、私の信仰対象はフォースじゃなくて利潤と暴力だからなぁ。利潤と暴力はフォースと違って私の文明的な生活を保証してくれるからね。」
「……。」
黙っているとマスター・パウロナが足元にある袋を漁りだした。
「ま、それはともかく、話が長くなりそうだし1番スルメ食べる?それとも
……なんでこんな時にこんな物を出して来るんだろうか?
「他に無いんですか?」
「無い。」
「じゃあ、スルメで。」
恐る恐る食べてみるが、意外と美味しい。
「にしても、結婚してたなんて。式に呼んでくれれば良かったのに。」
「ングング。」
「ん?あ、そっか。スルメ食べてるから喋れないか。……う〜ん。でもそっか。そうだな〜〜別に危害を加えられたから拘束しているからな〜〜。危害を加えないなら拘束解いてあげるけどどうする?」
首を縦に振る。拘束を解いてもらうに越した事はない。
「R2!!やっちゃって!!」
「ピュウーィピピ!!」
一瞬身構えたが、後ろに居るであろうR2ドロイドが了解の意を示し、私の拘束は解かれた。
「さて!!アリス。貴女はたった今から拘束対象から客人になった。もう着いただろうし、付いてきて!!」
「着いたって、何処に?」
「ホテル・コルサント。その拠点だよ!!」
_____________________
ざわつきと独特の重たさ、湿り気のある空気に支配された通路をマスター・パウロナに付き従って歩く。
「此処は……ヘイヴン級医療ステーション?」
「放棄された奴を改造して使ってる。と言っても魔改造しすぎて原型残してないけどね。」
「じゃあ、ついさっき置いてあったアレも?」
「そ、チャージャーc70改造型カンセラー級クルーザー。クローン戦争の時から一回も大破した事の無い幸運艦で、今は私の
「歩いているのは?帝国兵みたいだけど。」
「ウチの構成員。帝国には御贔屓にしてもらっているからね。横流し品も多いんだよ。ビジネスの世界もマフィアの世界もやっぱり信頼と信用が重要って事。」
それは違うだろ……。と心の中でツッコミを入れる。
「アリス。こっちこっち。」
と、距離が空いてしまっていたらしい。マスター・パウロナに置いて行かれるのは困る。
「このエレベータを使うよ。近道なんだ。」
彼女に付いて行った先には眼の前には少し不安な感じのエレベーターがあった。が、そんな事はどうでも良い。
「マスター・パウロナ。」
「ん?なに?」
「さっきから響いている喘ぎ声は何ですか?」
何となく答えが分かってしまうが、質問しないわけにも行かないだろう。
「ん?これ?AVの撮影中何じゃないかな?若しくは編集中?」
やっぱりそんな事なのか……。
「あ、そうだ!!AVに出演しない?モザイクはかけるし、お金も払う。避妊具だって用意させるよ。アリスの美貌ならトップだってかざれるけど。どう?」
「嫌です。」
「そこを」
「嫌です。」
食い気味に言ってしまった気もするが、一人の女性として相手を選ぶ権利くらい主張したい。
「ん〜。まいっか、駄目は元々だったし。」
コイツ……。一発殴ってやりたくなる。
ポーン
軽い音を鳴らしてエレベーターの到着を知らせる。錆び付いた音を鳴らして蛇腹式のドアが開いた。
「乗って。」
私が乗り込むと、扉が閉まりエレベーターが下降を開始する。
「何やってるんですか?」
「ん?」
「収入源ですよ。何やってるんです?」
「あー、収入源かぁー。えっと、カタギの事業はやってるとして、ショバ代、殺人、燃料の違法売買、違法薬物、スパイス貿易、奴隷貿易、密輸入、詐欺、闇賭博、非合法ポルノ、非合法売春、えっーと窃盗、人身売買、海賊版販売、兵器売買、廃棄物処理、偽造、海賊、闇金、あと臓器売買くらい?」
「手広くやっているようで……。」
「まぁね。特に子供は良いよ。」
「子供?」
「そう、子供。子供を売ることでしか金を稼げない悲しい人達もこの銀河には沢山いるから供給には困らないし、ポルノ、スナッフ、売春、兵隊、泥棒、使い道は山程ある。特に今育成中のは将来的に良い構成員になってくれるだろうし、頭が良い奴は幹部候補生だ。容姿が良いなら高級娼婦に出来るし、そうじゃ無くてもポルノに使える。ポルノとかで駄目になったのはスナッフに使い回せる上に、ハクシオン・ブルートとかにはスナッフの企画で生き残った奴を出荷してるから、更に金を生む。……まぁ、最近支払いが滞ってきたから彼処は潰そうかなって考えているんだけどね。」
「……。」
「しかも、そーゆーのを買いに帝国や元老院、企業のお偉方が来る事もあるのさ。それはコネにもネタにもなるから奴等は私達を潰せない。もとより、私はアナキンとのコネもあるから、潰そうと思っても潰れやしないけどね。」
胸糞悪い話を聞いてしまった。
「あとは、こっちの経験から反帝国になった兵士が促成栽培できるから反乱者にも受けが良い。たまにフォース感応者がいた時なんか…、ん?あ……ごめん。話し過ぎた……。」
「…………。」
本当に、胸くそ悪い。彼女が察して話を止めてくれたのはきっと、不幸中の幸いと言うやつなのだろう。
ポーン
「ん?あ、ついた。付いてきてね。こっちだよ。」
どう見ても配管の隙間とでも言うべき道を辿り、少し歩いた場所がゴール地点だった。マスター・パウロナの部屋なのだろう。今での場所より豪華だ。
「と、ついた。ちょっとばかしゴチャッとしてるけど気にしないでね。」
部屋に入るように促されるが……。
「何これ。酷い。」
あれか?独身の男性の部屋か?
「ご飯食べる?丁度お昼時だし、何か出すよ。」
「いや、その前に……。って行っちゃった……。」
ここで待てと?こんな、害虫湧いてそうな部屋で待てと?…………掃除するか。
_____________________
「ほい!!持って来たよ!!二人分!!」
プレートの上には何故か橋と小鉢と小さな瓶と、ご飯……。いや、スターウォーズは日本文化を受けているし、これはこれで良いのか?
「おりょ?綺麗になってる。」
「私が掃除しときました。」
「ありがとう!!じゃじゃ、席について。」
マスター・パウロナはもう食べる体制に入っている。持って来て貰った物を戴かないと言うのもあれなので、私も席に着く。
「ほら、コロ・クロー・フィッシュの小鉢。クリムゾン・ドーンのドライデン・ヴォスもこれが好きなんだよ。まぁ、食べ方は私と違うけど!!」
「た……食べ方?」
「そう!!私はソイソースを加えて混ぜた後に米にかけるのが美味しいと思ってるんだけど、アイツはそのまま食べるのが好きって言ってるんだよ!!信じられなく無い?絶対、こっちの方が美味しいのに!!」
……完全にそれは日本食な気が。もしかして、と随分前に消えた筈の疑念が復活する……が、
「マスタァァァァ!!」
爆音と共にドアが開き、燻り狂い怒髪天を衝きそうな女性が入って来た。
「げぇっ?クーちゃん?なんで!?」
「抜き打ちチェックです!!どうせ何時もみたいに滅茶苦茶になっ…て……い………。」
マスター・パウロナの元パダワン、クー・シスフェレス彼女のおこした騒動のせいで疑念は頭から霧散してしまった。
「マスター!!何があったんですか!?熱でも出ましたか?……っ平熱?嘘!!明日は絶対、槍が振りますよ。マスターが片付け出来る子だったなんて!!何で最初からやらないんですか。もう、マスターは。」
彼女の百面相も面白いがそろそろ、気付いて貰いたい。
「あの、」
「ん?」
「えっと、」
「マスター?誰ですかこの人は!?え?マスター・レイン?あぁ…なんだ。それなら、そうと言ってくださいよ。う〜ん、アリスちゃんを連れてくるべきでしたね。え?今アリスちゃんがどうしているかって?このチェックの為に少し早いですけどアデライドさんに預けて来ましたよ。」
……完全に蚊帳の外。
「え?あ、なるほど。フンフン、フンフンフン、ふん?ホントですか?あー、理解しました。了解です!!」
マスター・パウロナがナイト・シスフェレスに何か耳打ちしてたけど何なのだろう……。
「じゃ、私はお茶の用意をしてきますね!!」
行っちゃった……。
「ごめんね。なんか、恥ずかしい所見せちゃって。」
「いえいえ、大丈夫ですよ。誰にでも恥ずかしい所はあるものですから。」
「そう言って、貰えると嬉しいかな。」
「ささ、ご飯食べて。美味しいから!!」
いざ目の前にするとお腹も空いてきた。今はその言葉に甘えるとしよう。
_____________________
ナイト・シスフェレスの持ってきたお茶も飲み終わり、お代わりのお茶と茶菓子を食べている時だった。
「……ところでさ、マスター・アリス。」
「……?何ですか?」
「なんで私が、ブラスターじゃ無くてスラッグスローワー使うか知ってる?」
マスター・パウロナはそんな事を聞いてきた。
「う〜ん。……趣味、ですか?」
「それもあるけど、メインは違うかなぁ。」
「う〜ん?何でですか?」
「ライトセーバーに偏向されないから。それに、殺した感触を感じ取れるでしょ。」
「なるほど、そんな、理由でしたか……。」
何故だろう。少し眠い気がする。疲れているのか?
「マスター・レイン。」
「何ですか?マスター・パウロナ。」
「私さ、言ったよね。依頼とか色々あるって。」
「そう、ですね。」
「ごめんね。」
マスター・パウロナが近付いてくる。
「何が、です?」
「貴女を帝国に売り渡すわ。」
「ふぇ?」
「帝国は大事な大事なお客様だし、ベイダー卿との関係も大事だからね。」
靄がかった頭にはよく分からないが、抵抗を試みる。
「スパイス入りのデス・スティックと睡眠薬を入れたから、ロクに抵抗出来ないんじゃない?デス・スティックにはフォースとの繋がりを弱める働きがあるからね。打ってあげる。」
腕が捲られ、何かを注射される。
「最後に教えて上げる。貴女の首には20,000,000クレジット掛かってる。」
「にしぇんまん?」
「そ、20,000,000クレジット。皇帝陛下はよっぽど貴女が欲しいみたい。これで、私とお前の約束がソフィアに近づかないという約束がずっと果たせる。本当に有難う。」
「うん。」
「じゃ、眠ってね。バイバイ。」
首に何かの感触が来て、瞼が落ちた。
「信用と信頼。ルード議員からの依頼も帝国からの依頼もどっちも果たさなきゃならないのが辛い所だ。」
_____________________
「ほら、約束のアリス・レインだ。」
「確認した。」
「約束の物は?」
「ほら、コアクシウム1,000,000クレジット分だ。金は帝国名義でお前の口座に振り込む。」
「ありがと。」
「本当に尋問官にはならないのか?」
「マフィアが好きなんでね。」
「残念だ。」
「……。おい、大審問官。」
「なんだ。」
「私を消したら、お前もアナキンに消されるぞ。」
「チィ。スイッチだ。」
「そう、それで良い。賢い選択をしたな。」
「オーダーの面汚しめ!!」
「はいはい、すいませんでした。何時ものテンプルガードさんよ。」
無茶苦茶疲れたし、書くの頑張った。
あと、明日が楽しみ!!(☆▽☆)
けど、アリスをアリス・レインらしくかけてるかなぁ?とっても不安だ。(• ▽ •;)
昨日の投稿を受け、少し手直ししました!!(・∀・)
クローン戦争は長くすべきか否か。
-
長くして。
-
短くして。
-
ダイジェスト。
-
作者の自由に。