今日も辛い仕事を終わらせ家に帰宅。
家に着いたらそのまま炊事場に行って飯作って
飯食いながらパソコンを起動した。
今の自分を支えているのは、
「〜艦隊これくしょん〜艦これ〜」
そうこのゲーム「艦これ」だ。
中学の時に出会ったこのゲームは、
当時の俺に衝撃を与えた。
大好きな軍艦が美少女として描かれ
ボイスもしっくりくるものばかり。
艦歴にそって描かれた性格や戦力。
俺は直ぐにハマった。
あれから、もう18年。
あれだけ貧弱だった自分の鎮守府は
今では、ほとんどの艦娘が揃い、
困ることの無い資源の量、文句なしの武装
最早、エンドコンテンツ(イベント)をしながら
嫁達を愛でるだけとなってしまった。
今日も遠征から帰ってきた艦隊の補給済ませ
デイリー報酬をもらう。
俺「今日のノルマも達成と。睦月は可愛いなぁ全く」
睦月を眺めているとふと、部屋の隅に置かれているディスプレイケース
が目に入る。そこには、中1の時作った創作艦3隻が飾ってある。
俺「懐かしいなぁ 中1の時、プラ板使って作ったっけな
そんときお父さんにやり方教えて貰いながらやってたなぁ」
昔の事を思い出しながらその艦たちを眺めた。
時計に目をやると、針がそろそろ1時を指そうとしていた。
俺「ふぁ〜、もう寝るか。」
今日も社畜としての任務を全うし疲れきった体を休ませるために。
俺「明日もキツイ仕事か嫌だなぁ」
そう思いながら、ベッドにインした。
???「キツイナラ楽ニシテアゲル…」
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「ザザ〜」
波の音がする。すごく眩しく感じる。
なんか立ってる気がするな。
目を覚ますと、理解し難い光景が広がっていた。
俺「海だ…」
は!なんで!え!
俺「俺、ベッドで寝たよな。」
足下を見ると海に浮いている。
俺「立って浮いてるし、」
そしてさっきから視界の端っこから見れ隠れ
している「もの」がある。
そんなはずないよな、でも目覚めたら海に浮いてる
とか有り得ないこと起きてるから今更驚いてもなぁ
とりあえず、目線をその「もの」にやると
案の定、主砲が見えた。艤装だ。
しかも戦艦クラスの。
俺「だよなぁ…艤装だよなぁ…しかも戦艦のやし。
しかも見覚えあるぞ、この主砲…」
念のため艤装の何処かに艦名があるか確認する。
あった、あった。艦名は、
俺「ソビエツァカヤ…ブレジネフ…」
やっぱりか…俺が創作した艦じゃん…
しかもその艤装をつけてんのかよ!
だが、俺はある違和感に気づく。
俺「あれ?艤装をつけるのって艦娘じゃん。
艦娘は、女の子がなるやつじゃん。なんで、
俺、そのままなん?」
正直、期待してたけど(願望)。艤装つけてるの見て
すごく期待したんだけど「艦娘になった」て。
これじゃあ、艦娘(艦の娘)じゃなくて艦息(艦の息子)
じゃないか。まぁいいや。とりあえず、ここが
何処かを、把握しなきゃならんな。
ここが海なのは当然分かるのだが近くに島がある訳でも
無く。当然、灯台だってない。ずっと水平線が続いてるだけ。
ピコーーン!
なんだ!頭ん中でソナー音聞こえたんだけど。
ヒョイ
妖精「二時ノ方向ニ敵艦ラシキ陰カクニン!」
なに!(妖精さんどっから出た?)
すぐさま二時の方向に目線を向ける。
水平線の向こうから、深海棲艦らしきものが見える。
俺「ホ級2隻にリ級2隻、ル級2隻か。」
俺の艦これ知識フル回転で識別する。
まぁまぁの艦隊だな。俺の三航戦の攻撃だけで
殲滅できそうだな。まぁ、いねーから俺一人で
対処しなきゃならんけど。
俺「主砲、1番!2番!砲撃用意!」
俺「撃ち方はじめ!」
ズドンッ!ズドンッ!
音、やば!やっぱり52cm四連装は、やべぇな
鼓膜がイカれそになる。
ズドーン!ドカーン!
主砲から放たれた8発の弾頭は、見事にル級2隻と
リ級1隻に命中、爆沈していく。
言わなくても、動くけど臨場感を味わうため、わざと
言ってる。なかなかに楽しいなコレ。
残った艦艇は、散開しながらこちらに近づいて来る。
勇猛な奴らだ。
妖精「敵艦、セッキン」
俺「おk!鉛玉を喰らえ!」
ドンッドンッドンッドンッ!
今度は20.5cm連装砲四基が火を噴く。
ズドーン!ドカーン!
瞬く間に命中。残った艦艇全てが轟沈した。
俺「流石!ソビエツァカヤ·ブレジネフ!俺が考えた最強の戦艦!」
絶大な火力を楽しんでいるところに新たにレーダーに影が写った。
妖精「八時ノ方向ニ感アリ!」
俺「敵か!」
妖精「衛星トノ通信ガ途絶エテオリ、識別デキマセン。」
俺「了解」
とりあえず、目視での識別をする為に八時の方向を見る。
俺「ん?あれは……」
水平線の先から現れたのは、白い肌をした人ではなく、艤装をつけた、可愛い駆逐艦と美しい軽巡洋艦で構成された、艦娘の艦隊だった。