怪獣娘Z ~ウルトラマンゼット登場計画~   作:特撮恐竜

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主人公がかなり空気になってしまった様な・・・。

影絵はテレスドンとEXモードのゴモラとレッドキングをイメージしています。

またサブタイを探せもここに入っています。

強化地底怪獣『エリマキテレスドン』登場


EXモード起動計画(後編)

翌日の昼、再び地面が揺れ始めた。突然の地震に人々は慌てふためく。

 

「なっ、何だ⁉︎」

「地震だ‼︎みんな、身の安全を確保しろ‼︎」

「うわああああ⁉︎」

 

やがて地面の揺れが強くなる。そして再び怪獣『テレスドン』が地中から姿を現した。

 

「グオオオォォォ‼︎」

「うわあああああああ‼︎」

「か、怪獣だーーーーーっ‼︎」

「皆逃げろーーーっ‼︎」

 

ハルキは逃げる人混みとは逆方向に走る。その目にはテレスドンが写っていた。

 

 

 

 

 

 

GIRLSでもテレスドンの出現が知らされていた。ピグモン、エレキング、多岐沢、ヘビクラの4名が司令室の職員達やGIRLS東京支部所属の怪獣娘達に指示を出す。その隣ではペガッサ星人が怪獣の分析を行なっていた。

 

「再びテレスドンが現れました‼︎GIRLSの皆さん、現場に急行してください‼︎」

「近くにいる怪獣娘に住民の救助と避難誘導を‼︎」

「怪獣との戦闘はそれからにしてください‼︎」

「地底からの挑戦、再びか。

「このテレスドンは昨日現れた個体と同一です‼︎」

 

 

 

 

丁度現場にはアギラ、セブンガー、マガバッサー、マガジャッパの4人が来ており、住民の救助を行なっていた。マガバッサーが空を飛びながら怪我した人を運び、マガジャッパはテレスドンの火炎放射で燃える場所を水流で消火する。セブンガーはアギラと一緒に避難誘導を行う。

 

「大丈夫ですか⁉︎このまま降りますよ‼︎」

「ああ、ありがとう・・・。」

「皆さん、こっちです‼︎」

「この先に避難所があります‼︎ボク達が誘導します‼︎」

 

アギラ達が住民の救助を行う中、ハルキも慌てて怪我した人を抱えながら避難場所に急いでいた。

 

「大丈夫ですか?」

「ああ、すまない・・・。」

「誰か助けてー‼︎」

「お願い‼︎せめてこの子だけでも‼︎」

 

ハルキが怪我人を抱えて避難所に着くと夫婦と思われる男女が叫んでいた。彼らはのマンションの屋上から幼い息子らしき子供を抱えてマンションから助けを求めていた。その姿を見たハルキは避難所から出て行った。

 

 

 

 

 

その頃、住民の避難が完了したと判断したGIRLSの怪獣娘達がテレスドンに攻撃を仕掛ける。最初に先陣を切ったのはゴモラとレッドキングだ。

 

「オラァ‼︎」

「はあっ‼︎」

 

レッドキングの拳とゴモラの尻尾がテレスドンにぶつかるもテレスドンのナパームに耐える硬い皮膚はその一撃をものともしない。テレスドンは2人を無視して進行する。

 

「グオオオオオオオオォォォ‼︎」

「こらー‼︎あたし達を無視するなー‼︎」

 

ミクラスがテレスドンの腹に拳を放つもテレスドンは平然としていた。やがて自分の周りに彷徨いている怪獣娘を確認したテレスドンは彼女達に向けて火炎放射を噴く。

口から噴いたその火の威力は頑丈な怪獣娘達の獣殻でも防ぎきれない熱さだった。

 

「あっつ‼︎ヤバい、ヤバいよ‼︎」

「滅茶苦茶熱い・・・‼︎早めに終わらせなきゃ‼︎このままじゃ大惨事になるよ‼︎」

 

そう言ってゴモラが全力でテレスドンに突進するもテレスドンは衝撃を感じて少し動きを止めただけであった。やがて自分にぶつかってきたゴモラを認識すると再び口から火炎放射を吐く。

 

「グオオオォォォ‼︎」

「きゃあああああ⁉︎」

「ゴモたん‼︎・・・・・大丈夫⁉︎」

「う、うん・・・。何とかね・・・。」

 

テレスドンはゴモラ達に背を向けると再び進行する。その中で彼女達はあるものを見つける。それは高いマンションから助けを求める親子の姿だった。1番早めに気付いたミクラスの声で彼女達は助けを求める声の主を認識するもその方向にテレスドンが進行する。

 

「皆‼︎あれ見て‼︎」

「どうしたの?ミクちゃん・・・・ってあれは‼︎」

 

助けを求める声の主に気付いた怪獣娘達は走り出すもテレスドンは止まらない。テレスドンが親子のいるマンションに向かっている。このままではテレスドンはマンションを破壊してしまう。テレスドンに向かって走るもテレスドンとの距離が埋まらず、遂にテレスドンが親子のいるマンションをその巨大な手を振りかざして破壊しようとする。

誰もが間に合わないと思われた時、ハルキはウルトラゼットライザーのトリガーを押してヒーローズゲートが開く。ハルキは腰のメダルホルダーから3枚のメダルを取り出す。ウルトラマン、エースとタロウのメダルだ。メダルを手にしたハルキは叫び、ゼットライザーにメダルを読み込ませる。

 

「真っ赤に燃える、勇気の力!!」

「マン兄さん、エース兄さん、タロウ兄さん!!」

 

〈Ultraman〉〈Ace〉〈Taro〉

 

ウルトラマンゼットが腕を広げて胸を張る。

 

『ご唱和ください、我の名を!ウルトラマンゼェット!』

 

「ウルトラマンゼェェェット‼︎」

 

Ultraman Z Beta Smash

 

ゼットライザーを上に掲げ、トリガーを押す。そして赤いパワーに優れたベータスマッシュに変身する。

走りながらハルキの姿はウルトラマンゼット『ベータスマッシュ』になる。そのままゼットはテレスドンにラリアットを決める。テレスドンはその一撃を受けて地面に倒れる。

 

「あっ、ウルトラマン‼︎」

 

ゼットはテレスドンの頭を掴み立たせると後頭部にチョップを2発打ち込む。テレスドンを離すと距離を取り再びテレスドンの頭を肩に担ぐようにして両手で塞ぎ倒れ込む勢いを利用して相手を叩き付けるプロレス技ダイヤモンドカッター』で地面に叩きつけた後、ドロップキックでテレスドンを吹っ飛ばす。

 

「デュワアァァ!」

「グオオオオォォォ‼︎」

 

ゼットと離れたテレスドンは倒れたまま口から火炎放射を放つ。ゼットは両腕で防ぐも、その威力に後退してしまう。

 

(うわあっ⁉︎)

『ウルトラ熱ぃ⁉︎」

 

その勝負を見ていた家族連れを救出した怪獣娘達。その中でレッドキングとゴモラがテレスドンの炎に必死に耐えるゼットに向かって行った。

 

「皆‼︎その人達を安全な場所に連れて行って‼︎」

「えっ、ゴモたんは⁉︎」

「わたしはゼットちゃんを助けるよ‼︎」

「ええっ⁉︎1人で⁉︎」

「俺もついて行くから大丈夫だ‼︎その人達は任せたぞ!」

 

何とかテレスドンの火炎放射を耐えたウルトラマンゼット。しかしテレスドンはドリルの様に回転しながらゼットに突進してきた。その突進をまともに食らいゼットは後ろへ吹っ飛び倒れてしまう。

その様子を見てゴモラとレッドキングは苦い表情を浮かべていた。

 

「・・・今のわたし達じゃ怪獣には・・・・それでもゼットちゃんの役に立ちたい・・・‼︎一緒に怪獣と戦いたい‼︎」

「俺達を助けてくれたゼットの為に出来る事がある筈だ‼︎絶対に諦めない‼︎」

 

苦い表情を浮かべながらそれでも自分の胸の内を曝け出す2人。2人の気持ちが強くなり、彼女達からオーラが溢れ出す。

 

(何この感じ⁉︎・・・・・これってまるで・・・・⁉︎)

(まるで・・・・俺達が・・・初めて怪獣娘に変身した時の様な・・・。)

 

 

 

 

その様子はGIRLS東京支部司令室でも確認されていた。その光景を見てペガッサ星人は何かを思いついたのかゴモラとレッドキングに連絡する。

 

「お2人ともソウルライザーを取り出して下さい‼︎」

『えっ⁉︎』

『ソウルライザーで何をするんだ⁉︎』

 

戸惑う2人を他所にペガッサ星人は解説し始める。

 

「いいですか⁉︎あの姿になるのは人間の姿から怪獣娘に変身するのと変わりません‼︎では何故今発動したのか・・・それは怪獣娘になってから出来た大切なものを持ったからです‼︎」

『本当なのかよ⁉︎』

「お2人はテレスドンと戦うウルトラマンゼットに役立ちたいという気持ちがありましたよね?」

『う、うん・・・。』

『ま、まあな・・・。』

「その気持ちが強くなっていっているのか、お2人の力が急上昇しているのが確認されました‼︎恐らくですが、EXモード発動の切っ掛けは怪獣娘になってから出来た大切なものや夢中になれる事、そして新たに芽生えた気持ちだと思われます‼︎再びソウルライドして下さい‼︎」

その通信を終えて、ゴモラとレッドキングはソウルライザーを手に持ち再び叫んだ。2人は覚悟を決めたようだ。

 

「それじゃあ、レッドちゃん‼︎」

「ああ、やってみるぜ‼︎」

「「ソウルライド、『『EXモード』』‼︎」」

 

テレスドンの回転突進を食らい、地面に倒れたゼットは起き上がるもテレスドンの姿は何処にもいない。すると上からテレスドンが再び回転突進を仕掛けてきた。その攻撃をかわせず、ゼットはまともに食らってしまう。テレスドンの鋭い尖った口先がドリルの様に回転し、ゼットに確実にダメージを与えていた。そんな絶対絶命のゼットに助っ人がやって来た。助っ人の放った拳がテレスドンを吹っ飛ばす。

 

「グオオォォォ⁉︎」

 

ゼットは助っ人を見て驚いた。何故ならそれは怪獣娘だったからだ。全体的に黒の獣殻に所々マグマが燃えている様な色合いになっている。彼女こそEXモードに覚醒したレッドキングだ。テレスドンが体勢を整えた先に何かが縦に回転するボールの様に突進し、テレスドンは思わず怯む。腕や尻尾など全体的に刺々しくなった彼女こそEXモードに覚醒したゴモラだ。2人はビルの上でゼットに向き合う。

 

(ゴモラさんに・・・・レッドキングさん⁉︎・・・新たな力を手に入れたのか・・・・。)

「ゼットちゃん、ここからはわたし達も一緒に戦うよ‼︎」

「もうウルトラマンだけに戦わせないぜ‼︎」

 

レッドキングが両腕から炎を放ちテレスドンに突撃する。レッドキングの放った両腕の拳はテレスドンを後退させ、確実にダメージを与えた。そこにゴモラが角から放つ筈の地中を掘り進む為に使用する衝撃波『超振動波』を全身から放つ。その威力は強固な皮膚を持つテレスドンを吹っ飛ばした。テレスドンの体は遂に怪獣娘の攻撃で地に着いたのだ。

 

「グオオオオオオオオォォォ‼︎」

 

倒れたテレスドンの前にカブラギに寄生したセレブロが現れた。その右手には昨日作られたジラースのメダルがあった。それをテレスドンの口に放るとテレスドンはメダルを飲み込み、再び立ち上がる。

ゼットとゴモラ、レッドキングは再び立ち上がったテレスドンに向き合う。その時、テレスドンの首に禍々しい襟巻が生えて来た。これには3人も驚く他なかった。

 

「デュワッ⁉︎」

「「⁉︎」」

「コシカレカレタ、テレスドン・・・。」

 

テレスドンがジラースのメダルで強化された強化地底怪獣『エリマキテレスドン』は3人を見据えると雄叫びを上げた。

 

 

 

 

 

 

GIRLS東京支部でもその様子に司令室にいた全員が驚いていた。多岐沢は襟巻を見て先日お台場に現れゼットに倒された怪獣を思い出す。その横でペガッサ星人がエリマキテレスドンの襟巻を解析した結果を伝える。

 

「えっ、怪獣が変わった⁉︎」

「あの襟巻、まるで先日現れたジラースみたいですね・・・。」

「博士、『みたい』ではありません。あれは本当にジラースの襟巻です‼︎・・・・・これってどういう事?何で他の怪獣の部分が・・・・。」

 

 

 

エリマキテレスドンは襟巻を光らせ、襟巻きで増幅された超振動波『デプス破壊熱線波』を放つ。ゼットは自らを盾にしてレッドキングとゴモラを守る。

 

「デュワアァァ!」

 

その威力に押し負けたゼットは1度は地面に倒れるも、立ち上がると即席のゼスティウム光線を放つ。

 

「デュワ‼︎」

 

しかしエリマキテレスドンは襟巻で作られた空気の盾『デプス反射砲』でゼスティウム光線を跳ね返してしまう。ゼットは再び自らを盾にするも、跳ね返されたゼスティウム光線で体力を消耗してしまう。カラータイマーか鳴り出したゼット。

 

『ハルキ、スピード勝負だ‼︎一気に畳み掛けるぞ‼︎』

(押忍‼︎)

 

「宇宙拳法、秘伝の神業!!」

「ゼロ師匠、セブン師匠、レオ師匠!!」

 

〈ZERO〉、〈SEVEN〉、〈LEO〉

 

『ご唱和ください、我の名を!ウルトラマンゼェット!』

「ウルトラマンゼェェェット‼︎」

 

ULTRAMAN Z ALPHA - EDGE

 

アルファエッジに変わったゼットは空を飛び回る。テレスドンはデプス破壊熱線波を放つもスピードに優れているアルファエッジには当たらない。そこにレッドキングが右側から、ゴモラが左側から襟巻を掴む。

 

「俺らの事も‼︎」

「忘れないでよね‼︎」

 

2人は襟巻を掴んだまま勢いよく飛び上がる。飛び上がった影響でエリマキテレスドンの襟巻が剥がれる。襟巻を剥がされ大ダメージを負ったテレスドンにゼットがチャージしたゼスティウム光線を空中から放つ。

 

『(ゼスティウム光線!!)』

 

ゼスティウム光線を受けてテレスドンは大爆発する。その時、緑色の光がゼットの元にくる。光はハルキの手の中でメダルへと変化した。

 

(これって・・・この前の怪獣の・・・⁉︎まさかこれも光の国で⁉︎)

『いや、これには怪獣の力が込められている。』

(怪獣メダルって事が・・・・。)

 

ハルキの手の中でメダルが消滅した。ゼットが続けて発言する。

 

『誰かがウルトラメダルの技術を悪用して作ったんだ・・!こんなものが悪用されたら大変な事になる‼︎』

 

(でも・・・、一体誰が・・・。)

 

やがてゼットは空にZの飛行機雲を描きながら空に飛び立って行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

GIRLSでは今回の結果を多岐沢とペガッサ星人が他の怪獣娘達に説明していた。

 

「皆さん、EXモード発動の条件は怪獣娘になってから得た大切なものや夢中になれるもの、またそれに対する強い気持ちです!もう一度怪獣娘になってからの自分を思い出して頑張って下さい!」

「あれもソウルライド出来る条件と変わらないんだ・・・。」

「よーし、絶対にEXモードになってみせるぞーーっ‼︎」

「皆さん頑張って下さいね〜。」

 

 

 

その頃、ヘビクラはGIRLSの自室でルービックキューブを弄っていた。しかし、どういうわけかヘビクラはルービックキューブを机に乱暴に放る。

 

「あー、飽きた。・・・・・何か新しいおもちゃで遊んでみるか・・・・・。」

 

ヘビクラはパソコンのモニターでゼットとテレスドンの戦いを見ていた。その映像を見ているヘビクラは何処か不敵な笑みを見せていた。




ハルキ「ハルキと」

ミク「ミクの」

ハルキ&ミク「「ウルトラナビ!!」」

ハルキ「今日紹介するのはコレだ!!」

〈TARO〉

ミク「ウルトラマンNo6ウルトラマンタロウ。宇宙警備隊の筆頭教官で必殺技はストリウム光線だよ!」

ハルキ「次に紹介するのは!!」

〈JIRAS〉

ハルキ「この怪獣はジラース。襟巻きが特徴で、誰かがこの怪獣のメダルでテレスドンを強化させちゃったんだ。」

レイカ「次回は私が担当します。」

「「「次回もお楽しみに!!!」」」





次回予告(CV:ウルトラマンゼット)
『アラスカに落ちて来た隕石と一緒に謎の石器が発見された。同時に冷凍怪獣ペギラも出現!もしかしてあの隕石と石器に秘密が・・・ってお前は一体何者だ‼︎

怪獣娘Z ~ウルトラマンゼット登場計画~


ファースト・ジャグリング


ウルトラ冷えるぜ!!』
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