怪獣娘Z ~ウルトラマンゼット登場計画~   作:特撮恐竜

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ゴジラS.P見ました。
これからワクワクさせてくれるアニメだと思いました。

冷凍怪獣『ペギラ』登場


ファースト・ジャグリング(前編)

ある日の夜、アラスカの永久凍土に隕石が落下した。そして隕石の事を調べるため落下地帯に調査隊が派遣された。調査隊のリーダーが足を止める。

 

「着いたぞ‼︎隕石の落下地点だ‼︎」

 

リーダーは調査隊に向き合い、指示を出す。

 

「二手に分かれるぞ!俺はAチームと共に隕石が落ちた地点から半径1㎞圏内に渡って隕石の破片などが無いか調べる!Bチームは科学機器を用いて隕石が落ちた地点を調べてくれ‼︎」

『了解‼︎』

 

隊長の指示でチーム分けし分かれる調査隊。やがて調査が始まり、リーダーは近くに何か見慣れない何かを見つけた。何かを見つけたリーダーが全員に待ったをかける。

 

「待て!そこに何か落ちてるぞ‼︎」

 

調査隊がその何かに近づいた。その何かは杭の様な方をした石器だった。調査隊の1人が声を上げる。

 

「隊長、これは何でしょう?」

「石器・・・・?何故こんなところに?・・・・それにこの形は?」

「分からん・・・・。取り敢えず調査の一環として持ち帰ろう。」

「隊長‼︎これを見てください‼︎」

「どうした?」

 

隊長が声を上げた部下に駆け寄る。部下の手には古い書物の様な巻物があった。

 

「隊長・・・・。これは一体?」

「・・・・・。」

 

隊長が古文書を開くも、謎の文字と何か大きな翼を持つ鳥の様な何かの絵が書かれているだけだった。見た事も無い文字に妙な絵が書かれたその古文書に顔を顰めるも隊長は冷静に判断を下した。

 

「この古文書も持ち帰ろう。石器と古文書・・・・・、どちらも隕石が落ちた地点から見つかった。何か隕石と関係あるかもしれん。」

 

その後も調査隊は隕石が落ちた地点から1㎞圏内を調査するも石器と古文書を発見し回収しただけで終わった。

その後、落下地点で科学機器を用いて調査を行うチームと合流する。

 

「どうだ⁉︎何か分かったか⁉︎」

「隊長‼︎近くに隕石の破片らしきものが見渡りません‼︎それに落下地点にかなり深く落ちたみたいでこれ以上は無理です‼︎」

「そうか・・・。こっちは何か石器と古文書みたいなものを見つけた‼︎何か関係があるかもしれないと思って持ち帰ってきたんだ‼︎」

 

隊長は回収した石器と古文書を見せて、科学機器で解析させる。その結果石器は驚くべき事が判明した。

 

「隊長‼︎この石器、地球上のいかなる石とも一致しません‼︎」

「では・・・やはりこの石器は・・・。」

「隕石と一緒に落ちてきたのかもしれません。隊長、詳しく調べてもらいましょう‼︎」

「ああ‼︎」

 

その後も隊員達はその辺りを2、3時間調査してその場を引き上げた。調査隊が去って数時間後、隕石が落ちた地点から永久凍土を破り巨大な何かが姿を現した。それは灰色の体表に巨大な翼を持ち、顔が海豹を思わせる怪獣だった。かつて東京を氷漬けにした冷凍怪獣『ペギラ』が再び地球に現れた瞬間だった。

 

「ギイイイィィィィン‼︎ギイイイイィィィィィィン‼︎」

 

 

 

その翌日、GIRLS東京支部で怪獣娘達がテレビを見ていた。丁度ニュースをやっていた様で内容はアラスカで見つかったあの石器の事だった。

 

『昨日、アラスカに隕石が落下し、隕石の落下地点から石器と古文書が発見されました。その石器を分析したところ、作られたのは1万年前である事、地球上の石では出来ていない事が判明し、隕石と一緒に落ちて来た可能性が高まっています。この石器は研究のため日本の城南大学に持ち込まれる事が決まりました。古文書も同様に・・・・・。』

「そんなに珍しい物なの?あたしにはただの石にしか見えないけど・・・・。」

「だよねー、日本に研究のために持ち込まれる程の物なの?」

「そんな事無いと思いますよ。地球外の文明の遺産なんて中々お目にかかれませんし。」

 

ニュースを聞いたピンクのショートヘアーをツインテールにした少女ザンドリアスこと『道理サチコ』が呟き、ミクも同意する。彼女達の言葉に多岐沢が反応する。

 

「今、城南大学で考古学を務める友人曰く『地球ではあのような複雑な形の石器は作れない。隕石と一緒に来たあの石器は今はもう無いかもしれない地球外文明の遺産だ、実に興味深い』なんて口にしていましたから。あれは彼らの様な人間にとっては大変気になる物ですよ。僕も少し興味ありますから。」

「それはハカセやハカセの昔の友人にとってはでしょ!」

 

ミカヅキか言葉を返しているところにメッシュの入ったショートヘアの何処かボーイッシュなギターを背負った少女ノイズラーこと『音無ミサオ』が体を震わせながらテーブルの椅子に座る。その手にはホットコーヒーの紙コップが握られていた。

 

「ノイ、どうしたの?」

「・・・・・何かさ、今日寒くないか?もう5月になるのにさ何か寒く感じるんだよ・・・・・。」

「えっ、そう?あたし、寒さには強いから分かんない。」

「そういえば何か今日は妙に寒いよね・・・。」

「確かに・・・・・。どうしてでしょう。」

 

ミク、アキ、ヨウがミサオの言葉に反応する中、ヘビクラが右手にカップとアッサムティーの葉を持って乱入してきた。

 

「ねぇねぇねぇ、アッサムティー飲む?あっ、寒いけど、アッサムティー。」

 

そのヘビクラの駄洒落に彼女達は沈黙する。数秒後、ヨウが声を上げた。その横ではユカが更に体を震わせていた。

 

「ヘビクラさん、駄洒落が寒すぎますよ・・・・・。」

「何かまた寒く感じてきた・・・・・。」

 

 

 

 

 

その頃、ハルキとミコは下校中だった。ハルキはGIRLSまで付き添っていたのだ。ハルキとミコは今日の寒さについて話していた。

 

「何か、今日寒くないか?」

「うん、怪獣娘のわたしも感じてるよ・・・。何なんだろうね、この寒さ・・・・。」

「まさかとは思うけど都市を凍らせる冷凍怪獣が現れたんじゃ・・・。」

「やめてよ‼︎・・・本当に冷凍怪獣が出てきそうじゃん‼︎」

「でも、こんな寒さだよ。まさかペギラが来たんじゃ・・・。」

「濡れ衣なのです‼︎決してわたしのせいじゃないのです‼︎」

「うおっ⁉︎」

 

ハルキとミコの会話に小柄の白髪の少女が乱入してきた。褐色肌のその少女の名は『アデリーナ・海堂』。ペギラの魂を宿した怪獣娘である。彼女は自分のせいだと捉え、ハルキ達の会話に乱入したのだ。

 

「えーと、君は?」

「アデリーナ・海堂。ペギラの怪獣娘なのです‼︎」

「あっ、もしかしておジョーの友達のペギラ⁉︎ごめん、別に君の事を言ったわけじゃないんだ!」

「あっ‼︎もしかしてSNSに出ているあの⁉︎御免なさい、別に俺、海堂さんのせいにした訳じゃないッス‼︎」

「それならいいのです‼︎」

「それよりさ、どうして日本にいるの?君はオーストラリアに暮らしている筈じゃなかったっけ?」

 

アデリーナはオーストラリア人の父と日本人の母を持ったハーフで、現在は父親の故郷であるオーストラリアに暮らしている。ミコはそんな彼女が日本に訪れた理由を質問する。アデリーナは元気良く答えた。

 

「実は数ヶ月間、日本に留学する事が決定したのです!いざ、日本に来たからには友達のクララに挨拶しようと、GIRLS東京支部まで来ようと思ったのです!」

「そうなんだ・・・おジョーなら今日は本部にいると思うよ。わたしもGIRLSに向かっていたから一緒に行こうか。」

「是非ともなのです!それとアナタは・・・。」

「俺、冬川ハルキっス‼︎宜しくっス‼︎」

「宜しくなのです‼︎」

 

ハルキとも挨拶を済ませてGIRLSに向かう3人。しかし、この後、ハルキの言葉が本当になるとは誰も思っていなかった。

 

 

 

 

 

その頃、GIRLS本部では怪獣娘に変身したキングジョーがトレーニングルームから出てきた。隣にはセブンガーがいて彼女に話しかける。

 

「あの・・・今日はどうしたんですか?何か嬉しそうな表情をしていましたが?」

「ああ、実は今日オーストラリアから日本に短期留学する友達が来るらしいのデース!長い間会っていなかったので今日久しぶりに会えると思うと楽しみで仕方ないのデース!」

 

キングジョーは元の人間であるクララ・ソーンに戻りシャワールームに向かっていく。セブンガーも変身を解き、球矢ナナに戻ったところでシャワー室に入っていく。シャワーを浴びながらクララの豊満な胸から視線を逸らしてナナはクララと話す。

 

「彼女は日本が好きでこの度短期間の日本留学が認められたのデス!今までメールでやりとりしていましたが直接会うのは本当に久しぶりデース!」

「(やっぱりキングジョーさん、胸大きい・・・‼︎)よ、良かったですね!じ、じゃあ私もう上がりますね!」

 

シャワー室を出たナナ。その時、警報が鳴り響く。その内容に思わず耳を疑った。

 

『東京に怪獣が出現しました‼︎怪獣娘の皆さん、警戒態勢に入って下さい‼︎繰り返します‼︎怪獣が出現しました‼︎警戒態勢に入って下さい‼︎』

「嘘、また怪獣が・・・‼︎」

 

 

 

 

その頃、GIRLSに向かっていた3人は驚いていた。5月であるにも関わらず雪が降り始めたのだ。町の人々もこの異常な現象に驚きの声を隠せない。

 

「おい、何なんだよこれ‼︎」

「これは雪⁉︎」

「どうなってんだ‼︎雪が降ってきたぞ‼︎」

「ちょっと‼︎今、5月だよ‼︎季節外れにも程があるよ‼︎」

「2人ともあれを見るのです‼︎」

 

アデリーナが指を指した先には積乱雲が発生していた。3人は積乱雲を見上げている。

 

「おい、何だよあれ・・・!」

「もしかしてこの季節外れの雪の原因はアレ⁉︎」

「気を付けて!何か降りて来るのです‼︎」

「ギイイイィィン‼︎」

 

その時、積乱雲の中心から何かが降りて来る。それはアデリーナに宿るカイジューソウルの怪獣ペギラだった。

 

「おい、アレってまさか⁉︎」

「怪獣なのです‼︎しかもあれはわたしのカイジューソウルの怪獣、冷凍怪獣『ペギラ』なのです‼︎」

「どうすんの!ハルがあんな事言うから本物のペギラが現れちゃったじゃん‼︎」

「俺のせいか⁉︎」

 

彼らの会話など知った事かといわんばかりにペギラは口から冷凍光線を発射して暴れ回る。光線が降り注いだ地帯の車が冷凍光線の反重力によって浮き上がっていく。そんな光景を見ているとミコのソウルライザーに連絡が入った。トモミからだ。

 

「こちらガッツ‼︎」

『そちらに怪獣が現れました‼︎現れたのはペギラです‼︎救援が来るまで現場の対処をお願いします‼︎』

「了解‼︎・・・・ペギラは皆を避難させて‼︎わたしはあの怪獣を食い止めるから‼︎ソウルライド、『ガッツ星人』‼︎」

「分かったのです‼︎」

「おい、ミコ‼︎」

 

ミコはガッツ星人に変身し、ペギラに向かっていく。ガッツ星人は分身してペギラに光線を放つ。ペギラはそれを鬱陶しく感じ、冷凍光線を放つ。ガッツ星人はそれを避けるも冷凍光線の余波で寒さを感じ震える。

 

「寒っ‼︎今日の異常な寒さはこれが原因だね‼︎」

 

 

 

 

 

その頃、GIRLSでは町に現れたペギラをモニター越しに見ていた。多岐沢はGIRLSアメリカ支部からの通達を見て発言する。

 

「アメリカ支部によるとペギラは昨日隕石が落ちた地点から出現したようです‼︎隕石の近くにあった石器と古文書が関係している可能性が高いです‼︎」

「一体どんな関係があるんですか⁉︎」

「そこまではまだ・・・・。」

 

その時、多岐沢の携帯に電話がかかってきた。多岐沢はそれに出る。

 

「すみません‼︎今は緊急事態でして・・・」

『多岐沢‼︎すまん、でもあの怪獣はあの石器に封印されていたらしいんだ‼︎』

「何ですって‼︎詳しい説明をお願いします‼︎」

『一緒に落ちていた古文書の絵にペギラに似た怪獣が描かれていたものを見つけた‼︎今、お前の携帯にそのデータを送る‼︎』

 

そう言って電話が切れた。その数秒後、多岐沢の携帯に多くの資料が送られてきた。そこにはペギラに酷似した怪獣を光り輝く人形の何かが石器に酷似した槍で封印する絵だった。それを見て多岐沢は考察する。

 

「この絵から考えて、過去に何処かの惑星で暴れていたペギラをあの石器で封印していたのでしょう。しかし、何らかの理由でそれは隕石となり、この星に降り注いだ・・・・大変です‼︎ペギラは2度と封印されないように石器が輸送された城南大学に向かっています‼︎そこには多くの避難者が集まっています‼︎」

「今すぐに連絡しなければ‼︎・・・・怪獣は城南大学に向かっています‼︎応援をよこしますのでそれまで怪獣を足止めして下さい‼︎」

「俺も現場に向かう‼︎後は任せた‼︎」

「了解!!」

 

 

「了解‼︎・・・・ってヤバ‼︎」

 

ガッツ星人が気付くと既にペギラが自身を見ていた。ペギラは口から冷凍光線を放つ。ガッツは避け切れずまともにペギラの冷凍光線を浴びてしまった。

 

「キャアアアアアアアァァァァァァ‼︎」

 

 

 

 

「ガッツ‼︎しっかりして‼︎ガッツ‼︎」

『わたし・・・・は・・・大丈夫・・・・。避難所を・・・・守らないと・・・・。』

 

 

アギラが親友に必死に連絡するも彼女の声が絶え絶えになっている。この事態にキングジョー、セブンガー、レッドキング、ゴモラと一緒にアギラは嫌な予感を感じながら走り続けていた。

 

 

 

 

「わたしはこの辺で‼︎早く他の避難者と合流するのです‼︎」

「分かった‼︎」

 

白い翼を持つアデリーナが変身した褐色肌の怪獣娘『ペギラ』はハルキと分かれて他の人達を救出に向かう。ハルキは彼女が見えなくなったところでペギラに向かって走り始めた。その途中でガッツ星人の悲鳴を聞いたハルキはウルトラゼットライザーを構える。

 

「ミコ!!」

 

しかし、彼は気付いていなかった。自身に迫る後ろからの影を。

 

「よう、元気?」

「誰だ、お前は!?」

 

それは胸に三日月状の傷が付いた何処か禍々しい人型の異形だった。




いよいよ新たなウルトラマンも公開されそうですね。
ティガに似たあのシルエットのウルトラマンにワクワクが止まらないです。
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