そこも心配です。
忘れていましたが影絵は原作と同じイメージです。
合体魔王獣『ゼッパンドン』登場
「お前‼︎ゼットライザーを返せ‼︎」
ハルキは目の前の怪人に詰め寄ろうとする。すると目の前の怪人はあっさりとゼットライザーをハルキに返した。
「ほらよ、返すぜ。ありがとよ。」
怪人からゼットライザーを受け取ったハルキは呆気にとられる。こんなにあっさりと返されるとは思っていなかったのだ。怪人はハルキに背を向け、その場を去ろうとするもハルキは呼び止めた。
「じゃあな。」
「待て、お前は一体何者だ。」
怪人は再びハルキに向き合うと痛いことを突き付けた。
「おいおい、小僧。俺に構ってる場合か?」
「くっ・・・。」
「じゃあな、」
謎の怪人は再びハルキの前から消えた。ハルキはゼットライザーのトリガーを押してヒーローズゲートの中に飛び込む。インナースペースに入るや否ゼットが話しかけてきた。
『ハルキ⁉︎何処に行ってたんだ⁉︎』
「ゼットライザーを奪われてたんです‼︎」
『ウルトラヤバい闇の気配を感じたぞ‼︎」
「話は後です‼︎行きましょう‼︎」
ハルキはゼットの前に立ち、メダルホルダーからアルファエッジ用の3枚のメダルを取り出す。
「宇宙拳法、秘伝の神業!!」
「ゼロ師匠、セブン師匠、レオ師匠!!」
〈ZERO〉、〈SEVEN〉、〈LEO〉
『ご唱和ください、我の名を!ウルトラマンゼェット!』
「ウルトラマンゼェェェット‼︎」
〈ULTRAMAN Z ALPHA - EDGE〉
ペギラはゼットを見るたび空に飛び上がっていく。ゼットもペギラを追って空を飛び上がりそのままペギラに向かっていく。
「ジェアッ‼︎」
「ギイイイイイイィィィィン‼︎」
ゼットが自分を追っていると知ったペギラは積乱雲の中に入っていく。ゼットもそれを追っていき、ペギラを追い越すとゼットスラッガーを放つ。しかしそれはペギラに命中せずそのまま光の刃は落下して行った。続いてゼスティウムメーザーを放つもこれも命中せずペギラは積乱雲から脱出する。
「ジェアッ‼︎ジィアッ‼︎」
ゼットはペギラを追いかける。ペギラはゼットより高く飛び上がり上から冷凍光線を放つ。ゼットは一度はそれを避ける。しかし再びペギラが放った冷凍光線がゼットに直撃した。ゼットは空中で何度も回転しながら地面に激突する。
「ジィィアッ‼︎」
「ギイイイイイイィィィィン‼︎」
ゼットが地面に激突した後、ペギラも地面に降り立った。ゼットはペギラを見て立ち上がる。
その頃、城南大学の研究室に隕石の近くで見つかったあの石器が青く輝き始める。そしてその石器は研究室から忽然と姿を消した。そして石器はゼットの真上に現れた。
「ジェアッ⁉︎」
やがて石器は巨大化して大きな槍『ゼットランスアロー』になりゼットの手に渡る。ハルキは今朝のニュースを思い出していた。
(これって・・・まさか隕石と一緒に来たというあの石器⁉︎)
『ウルトラマンの力を感じる・・・・‼︎何万年の時を経た‼︎』
(何処かの惑星で戦っていたウルトラマンの力ですか!そのウルトラマンって・・・。)
『それは分からない・・・・、ただこいつの使い方は分かる‼︎分かっちゃいます‼︎』
「ギイイイイイィィン⁉︎」
ゼットはそのゼットランスアローのレバーを引き、右から左に、左から斜め右下に、再び右から左に槍を動かし、炎のZの文字を描く。そして炎状のZの形の斬撃を撃ち出した。
ペギラはその槍を見て目を見開いて驚いていた。
『(ゼットランスファイヤー!!)』
Zの形の斬撃をまともに浴びたペギラは全身が燃え上がり、大爆発を起こした。ウルトラマンゼットの勝利だ。
「ジィヤアッ‼︎」
その頃、1人の人影がゼットがペギラを倒す光景を見ていた。それはハルキからゼットライザーを奪ったあの怪人だった。怪人は変身を解き、人間の姿になる。
「ふん、やるじゃないか、久しぶりに血が騒ぐぜ‼︎」
それはGIRLS戦闘部隊隊長であるヘビクラ・ショウタだった。実はヘビクラは人間ではない。彼の本当の名は『ジャグラス・ジャグラー』。銀河を渡る風来坊と言われる『ウルトラマンオーブ』と深い因縁を持つライバルだ。そしてヘビクラは先程ハルキから奪ったゼットライザーを複製して生み出したダークゼットライザーのトリガーを押してフェイクヒーローズゲートに突入する。ヘビクラは何処からともなく現れた自身の顔が写ったウルトラアクセスカードをダークゼットライザーに読み込ませる。
〈Hebikura Access Granted〉
ヘビクラはその手にかつてウルトラマンを倒した最強の怪獣宇宙恐竜『ゼットン』、侵略者に連れられて極限まで疲労していたウルトラセブンを追い詰めた双頭怪獣『パンドン』、かつて自身が復活させライバルであるオーブにぶつけた大魔王獣『マガオロチ』のメダルをダークゼットライザーのスリットにセットする。
「ゼットンさん、パンドンさん、マガオロチ。」
〈ZETTON〉、〈PANDON〉、〈MAGA-OROCHI〉
「お待たせしました。闇の力、お借りします!」
他のウルトラマンの力を組み合わせて戦うオーブを思わせる台詞を言い、ヘビクラはダークゼットライザーを掲げ、トリガーを押す。するとダークゼットライザーから光が放たれる。そして一点の光から現れたのは黒い胴体にゼットンを思わせる黄色い結晶、長い突起の肩から脚部、側頭部はパンドンを思わせる赤い刺々しい体表、尻尾はマガオロチそのもので、顔は鮫や深海魚を連想する怪獣だった。かつてヘビクラがオーブに切り落とされたマガオロチの尻尾をベースにゼットンとパンドンの力を合わせて自身と融合した合体魔王獣『ゼッパンドン』の降臨だった。
〈ZEPPANDON〉
ゼットの後ろにゼッパンドンが現れた。新手の怪獣にハルキとゼットは驚きを隠せない。
(えっ!?何すか、この怪獣!?)
『おいおい、何でもかんでも俺に聞くな!!』
新手の怪獣にはGIRLSも驚いていた。
「また新しい怪獣が出現した!?」
「怪獣のデータは!?」
「かつて現れたゼットンとパンドンに酷似した特徴を持っています!!」
「けど今までのデータにはありません!!新種の怪獣と考えていいと思います!!」
「それにしても・・・・・・・この怪獣、一体何処から・・・・。」
トモミと多岐沢と指令室の職員達が困惑する中、ゼッパンドンはゼット目掛けて口から火球を放つ。ゼットはゼットランスアローのレバーを引き、光弾を放つ。ゼットはそのままゼッパンドンと火球と光弾の撃ち合いを続ける。撃ち合いを続けた後、突然ゼッパンドンの姿が消える。ゼットは消えた怪獣の姿を探して周りを見渡すがゼッパンドンはゼットの正面にいきなり現れる。そしてゼッパンドンはパンドンの口に酷似した突起から光線を放ち、ゼットを吹き飛ばす。光線の直撃でゼットはゼットランスアローを落として地面に倒れる。
「ピロロロロォォォゼェッパァンドォン‼︎」
「ジェアッ⁉︎」
(どうやらこの怪獣・・・、敵みたいっスね・・・!!)
『ウルトラムカつく野郎だな!!』
ゼッパンドンは手を動かし、ゼットを挑発する。ゼットは構え、ゼッパンドンに飛び蹴りを放つもゼッパンドンの姿は消え、不発に終わってしまう。ゼットはアリゲラの時と同様に意識を集中させ、ゼッパンドンの気配を探る。そのお陰で右横に現れ、右手で殴りかかってきたゼッパンドンの腕を受け止め、自身の拳を放つもゼッパンドンに受け止められてしまう。ゼッパンドンはそのまま至近距離で口から火球を放つ。それをまともに受けたゼットは後退してしまう。
「ゼェットォォン‼︎」
「ジェアッ!?」
ゼットは再び正拳を放つも受け止められ、ゼッパンドンの腕で殴られ吹き飛ばされた。
「クワァクワァ‼︎」
「ジェアッ!?」
ゼットは即席のゼスティウム光線を放つもゼットンの力を持つゼッパンドンはバリアを張りゼスティウム光線を防ぐ。時間が迫ってきたのか胸のカラータイマーが鳴り始める。
『何て強さだ・・・!!』
(・・・それでも諦めない!!最後まで諦めず・・・・不可能を可能に変えてみせる!!)
『そうとも!!それがウルトラマンだ!!』
その時、地面に刺さっていたゼットランスアローが光り出す。
(天から降りたる光の槍・・・・。)
『太古のウルトラマンからの贈り物だ!!』
ゼットは地面に突き刺さったゼットランスアローを抜いてゼッパンドンを睨む。ゼッパンドンも両腕で胸の辺りにエネルギーを集中させ始めていた。強力な火球が形成され始める中、ゼットはゼットランスアローのレバーを2回引く。するとゼットランスアローに巨大な氷の弓矢が形成される。柄を矢に見立てて矢を引き、その手を離す。
『(ゼットアイスアロー!!)』
氷の矢はゼッパンドンの放った火球を突き破りゼッパンドンにそのまま命中する。氷の矢が命中したゼッパンドンの全身は凍り付き砕け散った。
「ジィィアッ‼︎」
ゼットはゼットランスアローの先端が地面に向くように一回り振り回した。
一連の事件が解決した日の翌日、ハルキは病院に来ていた。ここに搬送されたミコのお見舞いに来たのだ。ハルキは看護師の案内でミコが入院している病室に向かう。病室に着くとハルキはドアをノックする。
「どうぞ。」
ミコの声がしたのでハルキはドアを開ける。そこには意識を取り戻した幼馴染が上半身を起こして本を読んでいた。思ったより元気そうな姿にハルキは安心する。
「ハル、来てたんだ・・・。」
「ミコ!もう大丈夫なのか?」
「うん!!退院には少し時間が掛かるけど少なくとも1週間以内には退院できるよ。」
「怪獣の攻撃をまともに受けたのにか!?」
「怪獣娘は頑丈だからね!だからこの程度で済んだよ!!」
「そうか・・・良かった・・・。元気そうで。」
「まあね!・・・・ハル・・・・。」
「ん?」
「ありがと・・・・危険を侵してまで・・・・助けてくれて・・・・。」
「・・・・ミコが心配だったから・・・・いてもたっても・・・・いられなくなってさ・・・・。」
「ハル・・・・。」
「入院している分のノートとか録っておくよ。それとこれ、ゼリーとか買っておいたからさ、好きに食べていいぜ。じゃあ、俺そろそろ行くから・・・・。」
「うん・・・またね。」
「ああ。」
ハルキはゼリー等が入った袋を置いて病室から出ていった。その一方でミコはハルキが出ていったドアを見つめていた。
(・・・・ハル・・・・カッコよくなったね・・・・。わたしの・・・ために・・・・わざわざ・・・・あんな危険な場所に来て・・・。ヤバい・・・・ハル・・・・わたし・・・ハルの事・・・好きになっちゃったみたい・・・・。)
ミコの体は順調に回復し5日で退院できた。そしてミコが退院してから3日後、ハルキはミコに連れられてGIRLS東京支部に来ていた。何でもピグモンがハルキを連れてくるようミコに頼んだらしいのだ。
「ピグモンさん、何で俺を呼んだんだろ?」
「それがわたしにも分からないんだよね・・・。あっ、ここだよ!!」
そう言ってミコはGIRLSの講義室にハルキを連れてきた。ハルキとミコが中に入るとそこにはアギラ、ペギラ、ピグモンの三名がいた。ピグモンが最初に口を開く。
「ガツガツ、ハルキさんを連れて来てありがとうございます。ハルキさんもわざわざ来て頂きありがとうございます。」
「いや、別に・・・。それで何で俺をここに連れてきたんですか?」
ピグモンはハルキの顔に向き合い、ハルキに顔を下げながら口を再び開いた。
「ハルキさん、貴方のお陰でガツガツが助かりました。ペギペギから聞いています。凍り付いた町の中、必死になってガツガツを助けてくれたと。貴方の勇気が無かったら・・・ガツガツの命を助ける事が出来なかったでしょう・・・。」
「そんな・・・顔を上げて下さい!!俺はただ・・・俺に出来る事をやっただけです!!」
「そんな事ないのです!!ハルキさんがいなければガッツは命を落としていたかもしれないのです!!」
「アデリーナさん・・・。」
ピグモンはハルキの顔を見ながら言葉を続けた。その内容はハルキにとって衝撃的な内容だった。
「そんなハルキさんだからこそGIRLSに入ってほしいと思いました。ハルキさん、GIRLSに入って頂けないでしょうか?」
「え・・・・俺がGIRLSにですか!?けど、俺は!!」
「大丈夫です。GIRLSには男性の職員もいますし、女性職員も全てが怪獣娘である訳ではありません。普通の人間も沢山います。再び地球に怪獣が出現する事件が続いています。ハルキさんのような勇敢な人が必要なのです!!」
「ちょ、ちょっと待って!!ハルの意見は聞いてくれるんだよね!?」
「勿論です!!けど、私達としては」
「入るよ。」
「!?」
ハルキの言葉を聞いて驚くミコ。その横でハルキはピグモンに自身の想いを告げる。
「俺に出来る事なら何だってします!!だから、GIRLSに入れて下さい!!」
「、ハル、本当にいいんだね?」
「ああ、俺に出来る事で怪獣から少しでも多くの人を助けたい・・・。だから、GIRLSに入るよ。」
「では・・・よろしくお願いします。ハルハル。」
「よろしくお願いします・・・・・ってハルハルって俺の事ですか!?」
ピグモンに付けられたあだ名に戸惑うハルキ。その横でアギラがミコに話しかける。
「本当はハルキさんが入って嬉しいんじゃないの?」
「えっ・・・、まぁ・・・そうなんだけど・・・。」
「素直になっていいと思うよ。」
アギラの言葉でミコはハルキの方を向く。そしてハルキに抱き着いた。
「ハルーーー、ありがとーー!!これからはGIRLSでも一緒だね!!」
「(む・・・胸・・・大きい・・・しかも・・・滅茶苦茶柔らかい・・・ってそうじゃなくて)お、おい、ミコ、離れろよ!!」
「いいじゃん!!何照れちゃってるのさ!!」
「べ、別に照れてねぇよ!?」
その一方で講義室の廊下で背を掛けている男がいた。ヘビクラだ。ヘビクラはハルキとゼットの関係を見抜いていた。そんな彼がGIRLSに入ってきた。それを知ってヘビクラは思わず呟いた。
「・・・冬河ハルキか・・・・面白くなってきたぜ・・・・・。」
ハルキ「ハルキと」
レイカ「レイカの」
ハルキ&レイカ「「ウルトラナビ!!」」
ハルキ「今日紹介するのはコレだ!!」
〈LEO〉
レイカ「宇宙拳法の達人でウルトラマンゼロの師匠です。必殺技は炎を纏ったレオキックですよ!」
ハルキ「次に紹介するのは!!」
〈MAGA-OROCHI〉
ハルキ「マガオロチはマガバッサーやマガジャッパ達魔王獣の親玉怪獣だ。とんでもない力を秘めているらしいぞ。」
ミカヅキ「次回はわたしが担当するよ!!」
「「「次回もお楽しみに!!!」」」
次回予告(CV:ウルトラマンゼット)
『宇宙から巨大な機械生命体『ギルバリス』が飛んで来た。ギルバリスを追って現れたもう1人のウルトラマン。あれはジード先輩じゃないですか!!次回!!
ウルトラ決めるぜ!!』