怪獣娘Z ~ウルトラマンゼット登場計画~   作:特撮恐竜

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まさか令和の世にクモンガが登場してトレンド入りするとは・・・。
かなり歴代のゴジラ怪獣の特徴が入ってましたが。

今回の影絵は原作と同じイメージです。
隠されたサブタイも見つけてくれると嬉しいです。


帰ってきた男!(後編)

インナースペースに突入したリクは自身の顔が描かれたカードをゼットライザーに読み込む。

 

〈Riku Access Granted〉

 

腰のメダルホルダーから3枚のメダルを取り出した。それは未来から来た戦士『ウルトラマンギンガ』、未知の可能性を秘めた戦士『ウルトラマンエックス』、そしてヘビクラことジャグラーと因縁の深いオーブのメダルだった。

 

「ライブ、ユナイト、アップ‼︎」

 

リクは3枚のメダルをゼットライザーのスリットにセットしていく。

 

「ウルトラマンギンガ、ウルトラマンエックス、ウルトラマンオーブ‼︎」

 

〈GINGA〉、〈X〉、〈ORB〉

 

3枚のメダルを読み込んだゼットライザーを掲げた後、それを胸の位置で固定する。

 

「集うぜ、キラ星‼︎」

 

そのままゼットライザーのトリガーを押す。そして両腕を開き叫ぶ。

 

「ジイイイィィィィド‼︎」

 

ゼット同様メダルのモチーフとなった3人のウルトラマンが飛び交うビジョンが浮かんだ後、プリミティブの力の源となったウルトラマン、そして彼の父であり、光の国の反逆者である『ウルトラマンベリアル』のビジョンがリクに重なり、一点の光から骸骨を思わせる装甲を纏った様な姿の目が鋭いウルトラマンが現れた。

 

ULTRAMAN GEED GALAXY- RISING

 

ハルキのインナースペースに入り、自身の顔が描かれたカードをゼットライザーに読み込ませる。

 

〈Haruki Access Granted〉

 

「宇宙拳法、秘伝の神業!!」

「ゼロ師匠、セブン師匠、レオ師匠!!」

 

〈ZERO〉、〈SEVEN〉、〈LEO〉

 

『ご唱和ください、我の名を!ウルトラマンゼェット!』

「ウルトラマンゼェェェット‼︎」

 

ULTRAMAN Z ALPHA - EDGE

 

「ジェアッ!!」

 

そして2人のウルトラマンが並び立った。ジードを見てゼットは駆け寄る。

 

『ジード先輩じゃないですか‼︎』

『えっ、ゼットがどうしてここに⁉︎』

(えっ、お知り合いなんですか⁉︎)

『このお方はゼロ師匠の弟子でウルトラ凄い俺の兄弟子だ‼︎』

『えっ、別に僕、ゼロの弟子ってわけじゃ‼︎』

『兄弟子はな、あのベリアルをぶっ倒して光の国にその名を轟かせた超有名人で』

『もう、いいから行くよ‼︎』

『押忍‼︎』

 

ジードの言葉でゼットはギルバリスに向かっていく。その頃、怪獣娘はギルバリスに苦戦していた。ゴモラとアギラが飛び上がり、ギルバリスの頭に尻尾を打ち付ける。しかし、ギルバリスは何ともない。ギルバリスはそのまま進撃する。アギラとゴモラは地面に着地してその姿を見上げる。

 

「ううっ・・・・この怪獣・・・強い・・・。」

 

アギラの呟きとともにギルバリスが背中から大量のミサイルを発射する。そこに2人のウルトラマンが降り立ち、バリアを張ってミサイルから怪獣娘を守る。

 

「ゼット‼︎」

「それにもう1人のウルトラマンも‼︎」

 

ゼットはゼットランスアロー、ジードはウルトラゼットライザーを手にギルバリスに向かっていく。2人のウルトラマンが同時に手に持った武器でギルバリスを斬り付ける。

 

「ジヤッ‼︎」

「はあっ‼︎」

 

今度はジードが下から、ゼットが横からギルバリスを斬りつける。今度はジードが前蹴りを放った後、ゼットライザーを振り下ろすように斬りつける。それと同時に再びゼットランスアローでギルバリスを斬り付けた後、ギルバリスの頭をゼットランスアローで押さえつける。その隙にジードが再びゼットライザーで2度ギルバリスに切り傷を入れる。しかし、ギルバリスも抵抗して2人はギルバリスと距離を離される。

 

「ジィア‼︎」

 

再びジードがゼットライザーを構えてギルバリスに突進するもギルバリスの指から放たれた砲撃に放たれてしまう。ジードが自身の前から後退した事を確認するとギルバリスはゼットにミサイルとビームの雨を放つ。

 

「ジィアッ‼︎」

 

ゼットはゼットランスアローでその攻撃を捌く。そしてハルキはベータスマッシュに変身するためのメダルを取り出す。

 

「真っ赤に燃える、勇気の力‼︎」

「マン兄さん、エース兄さん、タロウ兄さん!!」

 

〈Ultraman〉〈Ace〉〈Taro〉

 

『ご唱和ください、我の名を!ウルトラマンゼェット!』

 

「ウルトラマンゼェェェット‼︎」

 

Ultraman Z Beta Smash

 

「ダア"ア"ア"ア"ア"ア"‼︎」

 

ベータスマッシュに変身したゼットが高らかに吠え、ギルバリスに向かっていく。ゼットはギルバリスにローリングチャップを繰り出してギルバリスの右腕を掴みながら、肘打ちを2度決める。しかし、張り切られてしまうも、何とかギルバリスの角を掴んで押し上げ、回し蹴りを放つ。

 

「ディアッ‼︎」

 

何とかギルバリスを後退させるも、ギルバリスは尻尾でゼットを攻撃する。ゼットは両腕を曲げてそれを受け止めるも、自身の力を上回るその一撃に一回転して地面に背中をつけてしまう。

 

『ゼット、大丈夫⁉︎』

『はい‼︎』

 

ジードがゼットに駆け寄り、彼を立たせる。そして2人のウルトラマンは同時に切断光線を繰り出した。

 

『レッキングリッパー‼︎』

『ベータクレセントスラッシュ‼︎』

 

2人の放った切断光線はギルバリスの背中から放たれるミサイルと光線に阻まれてしまった。それを見ていた怪獣娘の元に多岐沢がやってくる。

 

「皆さん、状況はどうですか⁉︎」

「博士‼︎ウルトラマンが2人がかりでも中々決定打が与えられない状況だよ‼︎」

 

ガッツ星人のその言葉に多岐沢は懐からUSBメモリを取り出した。取り出したUSBメモリの内容について多岐沢は説明する。

 

「あの怪獣はAIです‼︎ですから計算問題を出されたらその問題を解こうとするはずです‼︎この中にはミレニアム懸賞問題のデータが入っています‼︎」

「ミレニアム懸賞問題・・・・・って何だ?」

「アメリカのクレイ数学研究所が発表したvery difficultな7つの数学問題デース‼︎余りの難しさに1つしか正解が出されていないと言われてマース‼︎」

 

首を傾げるレッドキングにキングジョーが説明する中、多岐沢は彼女達に説明を続ける。

 

「このUSBメモリをあの怪獣に挿せば、怪獣の攻撃力、防御力などが落ちる筈です‼︎もし、よければ使ってください‼︎」

「ありがと、博士‼︎」

 

ガッツ星人がそれを受け取ろうとすると、横からゴモラがかっさらっていった。

 

「ゴモ⁉︎」

「だったら、その役目はわたしがやるよ‼︎」

「ゴモたん‼︎でも・・・あの怪獣はかなり強敵だよ‼︎」

「大丈夫‼︎わたし、EXモードになったらかなり頑丈になるから‼︎こういう時はEXモードが使えるわたしが1番適任だよ‼︎」

 

そう言ってゴモラは自身のソウルライザーを取り出した。

 

「ソウルライド、EXモード‼︎」

 

ゴモラはEXモードに変身してギルバリスに向かっていく。その時、敵であるゴモラを認知したギルバリスはミサイルをゴモラに発射する。ゴモラは全身を集中させてEX超振動波を放ってミサイルを撃ち落とした。その横ではEXモードに変身したレッドキングがマグマの滾る岩をミサイルに投げつけていた。

 

「レッドちゃん‼︎」

「EXモードに変身できるのはお前だけじゃねぇんだよ‼︎ゴモラ、行くぜ‼︎」

 

再び彼女達はギルバリス目掛けて走り続ける。ギルバリスが2人目掛けてミサイルとビームを発射する。レッドキングはそれを見ると両腕を拳にして地面に叩きつける。その衝撃で発生した衝撃波がギルバリスの攻撃を遮った。

 

「今だ‼︎行け、ゴモラ‼︎」

「うん‼︎」

 

そしてギルバリスの体に到達した彼女はUSBメモリをギルバリスに挿し込む。

 

「行くでーーー‼︎どりゃあああああ‼︎」

 

そして、ギルバリスの体に緑の波が流れ、全身から煙を吹き出す。怪獣娘達が歓喜する中、ゴモラが2人のウルトラマンに叫ぶ。

 

「やったーー‼︎」

「よっしゃあ‼︎」

「今だよ、ウルトラマン‼︎」

(だってさ‼︎)

『ウルトラ燃えて来たぜぇぇぇ‼︎行きましょう、ジード先輩‼︎』

『ああ‼︎』

 

リクはゼットライザーのメダルをセットした部分を戻してもう一度読み込ませる。

 

〈GINGA〉、〈X〉、〈ORB〉

 

「ギャラクシーバースト‼︎」

 

ゼットライザーに光エネルギーと黒い稲妻状のエネルギーが集まり始める。そしてエネルギーが集まると、一回転しながらO字の波動と銀河を思わせるX字の波動と共に光の刃エネルギーが発射される。それはギルバリスに命中した。

そしてゼットもゼットランスアローのレバーを引いて炎のZの文字を描き、ギルバリスに突撃した。ギルバリスにZ字の炎が刻まれる。

 

『(ゼットランスファイヤー!!)』

 

Z字の炎でギルバリスは派手に燃え上がる。その一撃が決め手となりギルバリスの装甲は大爆発を起こした。そして、中のコアにも大きなダメージが入り、もはやその姿をを保たなくなったコアも大爆発を起こした。2人のウルトラマンは目の前の脅威が完全に倒された事を確認すると空に飛び去っていく。

 

 

 

 

 

 

その後、ハルキはリクと改めて挨拶を交わしていた。

 

「僕は朝倉リク。よろしくね。」

「俺、冬河ハルキです‼︎よろしくお願いします、リク先輩‼︎」

 

握手を交わす2人。リクはハルキに自分がここに来た理由を話す。

 

「あの怪獣はデビルスプリンターによって復活したんだ。前に僕が倒したから、絶対に止めなきゃいけないから。」

「倒された怪獣が復活するなんて・・・。デビルスプリンターってそんな事も可能なんですか⁉︎」

「うん、デビルスプリンターは僕が何とかしなきゃ・・・。」

「・・・・・あの・・・・・そもそもなんですが・・・・デビルスプリンターって一体何なんですか?俺、恥ずかしながらそこも知らなくて・・・・。」

「えっ⁉︎ゼットから聞いてない⁉︎・・・・・デビルスプリンターは光の国の反逆者『ウルトラマンベリアル』の細胞の一部だよ。」

「ベリアル・・・・・ってさっきゼットさんが言っていたリク先輩が倒したって言う‼︎」

「そう、だからベリアルは僕が決着を付けなければいけない相手なんだ・・・・。」

「リク先輩の事情は分かりました‼︎約束します‼︎俺、幾らでも力になりますよ‼︎」

 

そこに怪獣娘達が駆け寄って来た。

 

「おーい、ハルキーー‼︎」

「ハル、大丈夫・・・・ってその人⁉︎」

「さっき、ロボット怪獣のコアと戦っていた‼︎」

「もしかして・・・皆が怪獣娘?・・・・・成る程、確かに怪獣の面影があるね。」

「いや、それより君は誰?」

「あっ、僕の名前は朝倉リクです。」

「それより、何であの怪獣のコアと戦ってたの⁉︎」

「あっ・・・それは・・・・・。」

 

怪獣娘がリクに質問詰めする中、お腹の鳴る音が派手に聞こえる。リクは恥ずかしそうに話す。

 

「・・・・・な、何か・・・・・御免・・・・・。」

「あっ・・・・いや・・・・・その・・・・。」

「詳しい話は本部に帰ってからしませんか?GIRLS本部なら食堂もありますし。」

「そうだね、そうしようか。」

 

ハルキとガッツ星人の言葉で彼らはその場を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、セレブロはインナースペースの中で拳銃型のデバイスを上に掲げて引き金を引く。すると魔法陣と共に白い上半身に黒い下半身の頭の中心に赤い結晶を備えたアンドロイド兵『バリスレイダー』が何処からともなく出現した。実はセレブロはジョンスン島でジードに破壊されたギルバリスの装甲を回収してそれから拳銃型のデバイスを作ったのだ。そして、セレブロは怪獣メダルを作る機械のそばに置かれた橙色の結晶と上に映されたリクの映像を見て一言呟いた。

 

「・・・・・これで・・・・デビルスプリンターだけでは・・・・・作れなかった・・・・・あの・・・・・メダルが・・・・・作れる。」

 

その結晶こそベリアルの細胞の一部であり、宇宙でありとあらゆる怪獣を凶暴化させる作用を持つデビルスプリンターであった。セレブロは一度、そのデビルスプリンターを怪獣メダルを作る機械に入れ、あるメダルを作ろうとしたのだがデビルスプリンターでは安定せずにそのメダルは消えてしまった。しかし、自身の求める遺伝子の持ち主である遺伝子を持つウルトラマンであるジードが来た事でセレブロにとってこれともないチャンスとなった。

 

「キエテ・・・・・カレカレータ・・・・・。」

 

これであのメダルが作れる。自身が求めていたあのメダルが。そう感じたセレブロは不気味な笑みを浮かべて笑っていた。

 

「ククククク・・・・・フハハハハハハハハハハハ‼︎ハーハッハッハッハッハ‼︎」

 

セレブロは誰もいない空間の中で笑っていた。




ハルキ「ハルキと」

ミカヅキ「ミカヅキの」

ハルキ&ミカヅキ「「ウルトラナビ!!」」

ハルキ「今日紹介するのはコレだ!!」

〈GINGA〉

ミカヅキ「未来から来たウルトラマンで体のクリスタルを七色に光らせて様々な必殺光線を放てるんだよ!」

ハルキ「次に紹介するのは!!」

〈BELIAL〉

ハルキ「ウルトラマンベリアルは悪に堕ちたウルトラマンでこいつの破片が宇宙を混乱させているらしいぜ。」

ベニオ「次回は俺が担当するぜ!!」

「「「次回もお楽しみに!!!」」」





次回予告(CV:ウルトラマンゼット)
『ジード先輩が攫われた!?何者かが先輩を利用してとんでもない物を作り出そうとしているらしい。大ピンチの俺達の前に満を持して俺の師匠がやってくる!!次回!!

怪獣娘Z ~ウルトラマンゼット登場計画~


陛下のメダル


ウルトラ凄いぜ!!』
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