怪獣娘Z ~ウルトラマンゼット登場計画~   作:特撮恐竜

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タイガの方でも、知らせましたがZでも『サブタイを探せ』を入れました。

隠されたサブタイが分かった方は感想欄でどうぞ。


ご唱和ください、我の名を!(中編)

 

「それでさ、私にさ、生き別れになった双子の妹がいたんだよね。」

「えっ、マジで!?どんな人?」

「私とは正反対かな、性格は。けど、抜けている所とかドジな所もあってさ、可愛いんだよね。今度、紹介するよ。」

 

ハルキとミコはアイスを食べながら、町を散策していた。その時、GIRLSに所属する怪獣娘が持つ怪獣娘の変身を安定させるデバイス『ソウルライザー』に着信が届いた。

 

「ごめん。ちょっと出るよ。はい、こちらガッツ。」

『そちらに隕石が接近しています!!住民の救助と避難活動をお願いします!!』

「了解・・・って隕石ってもしかしてあれ?」

「早い、間に合わないぞ!!」

 

ミコが指差した方向に周りの建物を砕く大きな音を立てて、隕石が落下した。

しかし、それは隕石ではなかった。隕石だと思っていたものは怪獣だった。

 

「グゴアアアァァァ!!!」

 

地球からいなくなった筈の怪獣が再び現れた。怪獣が再び、地球に怪獣の脅威を齎す時が来てしまった。

「う、うわああああぁぁぁぁ!!」

「ほ、本物の怪獣だーーーーーーっ!!」

「で、でけぇ・・。」

「ピグっち、やばいよ!!あれは隕石じゃない!!信じられないかもしれないけどあれは怪獣だよ、しかも本物の!!」

 

 

 

 

 

 

その頃、GIRLS東京支部指令室では町に現れた怪獣をモニターからみる怪獣娘がいた。ピグモンに加え、黒が混じるピンクの長い髪とアンテナのような角と長い尻尾がつき、白と黒の格好の宇宙怪獣の魂を継ぐ怪獣娘『エレキング』、暗い茶色の腰まで届く長髪に金色の肌の露出の多い格好の宇宙ロボットの魂を継ぐ怪獣娘『キングジョー』だ。

 

「こちらでも確認しました。現場にアギアギ達を向かわせます!!その間に住民の救助と避難誘導をお願いします!」

『了解!!』

「キングジョー、怪獣の特定は?」

「駄目デス。過去のアーカイブドキュメントに記録がありマセン。あの怪獣は新種だと思われマス。」

「そうですか・・・・・。それにしても、何故今になって本物の怪獣が・・・・。」

「あの怪獣は地球の周りの人口衛星に写っていたようデス!!怪獣の中には宇宙からきたものもイマス。地球からいなくなっても宇宙ではまだいたのでショウ・・・。」

「しかし、この数十年間宇宙からも怪獣や宇宙人が来ることは無かったはずです・・・。どうして今になって・・・。」

 

彼女達が指令室の対応をする中アギラ、ミクラス、レッドキング、ゴモラは現場に向かっていた。そこにウインダムも合流しようとするも、アギラに止められる。

 

「アギさん、ミクさん!!」

「ウインちゃん!!聞いた!?」

「はい、本物の怪獣が出現したと!私も行きます!」

「駄目!!ウインちゃんは万が一のためにザンドリアス達とここに残って!!」

「・・・・・・・・アギさん。・・・・・・・分かりました!!」

 

そう言って、彼女達は走っていった。ウインダムはその後ろ姿を見送っていた。

 

 

 

「ハル、この先に避難所があるからそこにハルは逃げて。」

「ミコは?」

「仕事。」

「分かった。気をつけろよ、相手は本物の怪獣なんだからな!」

「うん、ソウルライド『ガッツ星人』!!」

 

ミコは怪獣娘に変身し怪獣に向かって走っていく。ハルキはその姿を見届けるとミコとは逆方向に走っていく。

やがて、ミコはゲネガーグの近くまで辿り付いた。ゲネガーグを真下から見てミコは一言呟く。その時、ピグモンからの通信がソウルライザーに入る

 

「怪獣は記録で見ただけだけど、こうして見るとやっぱり大きすぎるよね・・・。とにかくアギ達と合流しないと!!」

『待ってください!!』

 

 

その頃、GIRLS本部では宇宙からのもう1つ『何か』が接近しているのを捉えた。ピグモンがその事をガッツ星人に伝える。

 

「そちらにもう1つ、高熱源体が接近しています!!」

『まさか、また怪獣じゃないよね!?』

「そこまではまだ分かりません・・・。」

「これ以上、物騒な宇宙からの贈りものは勘弁願いたいわね。」

 

ゲネガーグの目の前に1つの光が落ちる。それは光が収まると50m位の巨人になった。銀色と青色のカリーリングに胸に青く輝くZのマークの結晶を備えたその巨人は見たガッツ星人は思わず呟いた。

 

「ウル・・・トラマン・・・。」

 

それは先程までゲネガーグと戦っていたウルトラマンゼットだった。ゼットはゲネガーグに向かってファイティングポーズをとる。

ガッツ星人はGIRLSに目の前で起こっている事を報告する。

 

「ピグっち、宇宙から来たのは怪獣だけじゃないよ!!多分だけど・・・・ウルトラマン、ウルトラマンらしい巨人も現れた!!」

『こちらでも確認しました!!現れた巨人は確かに過去に現れたウルトラマンの特徴をしています!!あの目、あの顔、そして胸のカラータイマーらしきランプ・・・・・過去の記録にはありませんが・・・・・・確かにガツガツの目の前にいるのは本物のウルトラマンです!!』

「やっぱり・・・、あれが本物のウルトラマン・・・・・!!」

 

ガッツ星人はゼットを見上げながら呟く。

ゼットは突進してくるゲネガーグを抑えつけ肘打ち、パンチ、キック、そして再びキックを打ち込む。ゲネガーグも首を振ってゼットを振り払う。ゲネガーグは大きな口でゼットに噛み付こうとするも、ゼットはその口を抑え、右足で膝打ちを打ち込んだ。

ガッツ星人はそんな今の状況をGIRLSに報告する。

 

「現場では怪獣とウルトラマンが戦ってるよ!!」

『見ています!!戦いに巻き込まれると危険です!!下がってください!!』

「でも、周辺に被害が出てる!ウルトラマンを援護するから!!」

『待ってください!!』

 

ガッツ星人はピグモンとの通信を切る。そして、ゼットに噛み付くゲネガーグに向かって両手から光線を撃ち出した。光線に気を取られたゲネガーグはゼットを放し、自分を攻撃した者を探す。

 

「ジェアッ⁉︎」

「援護するよ、ウルトラマン!」

 

ガッツ星人は分身してゲネガーグを取り囲む。ゲネガーグを取り囲んだガッツ星人は拘束光線を怪獣に向けて発射する。ゲネガーグは拘束光線を破り、ガッツ星人に向けて大きな口を開けて突進する。

 

「ジェアッ!!オアッ!!ジィェアッ!!」

「ありがとう、ウルトラマン・・・。」

 

ゼットは横からゲネガーグを抑えつけ、左足で膝打ち、右足でキックをゲネガーグに叩き込む。続いてゼットは拳に力を込めてゲネガーグの顔面に放つ。

ゼットのパンチでゲネガーグは後退するも、体を赤く光らせ、無数の光弾『ゲネパラサイト・ボム』を放つ。

 

「ジィアァッ!!」

「きゃあああ!」

 

ゲネガーグのゲネパラサイト・ボムでゼットとガッツ星人は吹っ飛ぶ。ゲネガーグはその隙に背中のジェット噴射で突進した。

ガッツ星人はなんとか避けるも、ゼットだけはまともに食らってしまう。

 

「ウルトラマンッ‼︎」

 

 

 

その頃、現場にはGIRLSの要請を受けたアギラ、ミクラス、レッドキング、ゴモラが到着していた。

その横をゲネガーグが背中からのジェット噴射で突き進む。

アギラはソウルライザーでガッツ星人に連絡する。

 

「ガッツ、聞こえる?」

『聞こえるよ、アギ!』

「ボク達も現場に向かっているんだけど、怪獣が避難所である伊賀栗中学校に向かっている‼︎ボク達も急ぐからすぐに向かって!」

『了解!!』

 

避難所は真っ直ぐこっちに向かってくるゲネガーグの姿が正面から見えた。ゲネガーグは大口を開けながら避難所に向かって進行してくる。そんな姿を見て、避難所の人々は大パニックになる。

 

「おい、怪獣がこっちに来るぞ!!」

「いやああぁぁ!!こんな所で死にたくない!!」

 

避難所は恋人、家族など様々な人がお互いを抱き合っていた。

ガッツ星人はゲネガーグの顔面の前に瞬間移動で現れ、分身した。分身と共に拘束光線を放つ。 

 

「ウルトラマン‼︎手を貸して・・・って言葉通じてるのかな⁉︎」

 

その言葉を聞いたゼットはゲネガーグの尻尾を掴み、投げ飛ばす。

 

「言葉通じるんだね!なら、大丈夫かな!」

「ガッツーーーッ!!」

 

そこにアギラ達4人が到着した。彼女達はガッツ星人を気遣う。

 

「アギ、皆!!」

「ガッツ、大丈夫!?」

「怪我とかは!?」

「待たせてごめん!」

「大丈夫だよ!!」

「うん、じゃあ行こう、皆!!」

「うん!」

「おう!」

「任せて!」

「そうだね。さて、さてさてさてさてさて私達怪獣娘とウルトラマンが力を合わせてこの怪獣を倒すとしますか!!・・・ね、ウルトラマン。」

 

しかしウルトラマンのカラータイマーが『ピコン、ピコン』と音を鳴らしながら、赤く点滅していた。彼女達も過去の記録で知っていた。それはウルトラマンの活動限界が近付いている事を。

 

「おい、ウルトラマン!!胸のランプ・・・カラータイマーって言うんだっけ!?それがピコピコ鳴ってるぞ!!!」

「嘘、カラータイマーって確か活動限界時間を示すものだよね!!もう活動限界時間って事!?」

「そういえば、ウルトラマンが降り立って・・・・・もう3分近いよ!!」

「ごめん、ウルトラマン!!後は私達怪獣娘に任せて!!」

 

彼女達は怪獣に戦闘態勢をとる。

ゲネガーグの体が赤く発光し始めた時、ピグモンから連絡が入る。

 

『皆さん、怪獣の体温が急上昇しています!!気を付けて下さい!!』

「うげ、何か嫌な予感が・・・・。」

「嫌な予感どころじゃないよ!!さっきの光弾の雨がくる!!皆、気を付けて!!」

 

ガッツ星人はさっきの光弾が来ると悟り、避けようとした。しかし、後ろを見て彼女は防御体制を取ろうとした。彼女の後ろには大勢の人々が避難していたからだ。

ゲネガーグがゲネパラサイト・ボムを放つ。怪獣娘達は拳や尻尾、光線でそれを弾く。

ゼットもその身を盾にして、腕で光弾を弾く。

その途端、ゲネガーグは口から強力な破壊光線『ゲネバスター』を発射した。

 

「「「「「なっ⁉︎」」」」」

 

破壊光線が直撃すれば死は免れない。彼女達は覚悟を決めた。しかし、怪獣の破壊光線は彼女達に当たらなかった。

ゼットがその身を盾にして、彼女達を守ったからだ。

 

「ジェアーーツ‼︎」

 

破壊光線を受けたゼットはその場に倒れ込む。怪獣娘達はその光景を見ている事しか出来なかった。

彼女達がゼットに呼びかける。

 

「ウルトラマン、御免なさい。ボク達の為に・・・。」

「おい、嘘だろ、頼むよ。頼むから立ってくれ、ウルトラマン!」

「わたしの前世のゴモラを倒したウルトラマンはその程度じゃなかったよ!お願い、立ち上がって!」

 

彼女達がウルトラマンに呼びかける間にゲネガーグは背中のジェット噴射で避難所である中学校に向けて前進する。

彼女達はそれを見て、怪獣に立ち向かっていく。

 

 

(ウルトラヤベぇ・・・・。意識が朦朧としてきた・・・・・。)

 

ゼットはそれを横目で立ち上がろうとする。しかし、彼の体は再び地面に付いてしまった。胸のカラータイマーが高速で点滅している。自分の命のタイムリミットが近付いている事を知らせていた。それでも、ゼットは立ち上がろうとする。

 

(ゼロ師匠と約束したんだ・・・・。奴が飲み込んだメダルとライザーを取り戻すって・・・。それに、あそこには多くの地球人がいた・・・・。このままじゃ彼等が・・・・。彼等の為にも俺が立ち上がらないと・・・・・。)

 

ゼットは自分に言い聞かせ、再び体を立ち上がらせようとする。

 

(頼む・・・・・!!起きてくれ・・・・・!!俺の体・・・・・!!俺は・・・・こんな所で・・・・・死ぬわけには・・・・・いかないんだ・・・・。)

 

ゼットは再び体を立ち上がらせようとするも、息を崩して、倒れてしまう。

 

(あんな小さい体で・・・・・ゲネガーグに立ち向かった・・・・・・彼女達の・・・・・為にも・・・・・ゼロ師匠の・・・・・為にも・・・・・この星の人の・・・・・為にも・・・・・光の国の為にも・・・俺は・・・最後まで諦めない・・・・メビウス兄さんも・・・・言ってた・・・・最後まで諦めず・・・・・不可能を可能にするのが・・・・・ウルトラマンだって・・・・。だから・・・・俺は・・・・。)

 

時は無情だった。ゼットのカラータイマーは今も高速で点滅し続けている。このままゼットの命が尽きるかと思われた。逆転のチャンスがやって来たのだ。それは奇跡なのか、偶然なのか、必然なのか。

ゼットの前に3枚のメダルを右手に、青と黒の青い部分が刃になったような機械を左手に持って、1人の地球人がやって来た。

それはガッツ星人の幼馴染ハルキだった。

 

「おーいっ!!ウルトラマンっぽい巨人!!これってアンタのものだよな⁉︎」

(地球人!?ウルトラマンっぽい巨人って・・・・・俺は光の国から来た正真正銘本物の・・・ってウルトラメダルに・・・ウルトラゼットライザー!?何でお前が持って・・・・!?)

 

これが彼等のファーストコンタクトとなった。そしてここから彼等の物語が始まろうとしていた。




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