どんな風に物語に関わるのかって?それは後のお楽しみです‼︎
「う、ウルトラマンに似た巨人が‼︎」
「街を破壊してる⁉︎一体どういう事⁉︎」
「兎に角司令室に行ってみましょう‼︎」
「カネゴン、アンタは誰にも見つからないようにここから出て‼︎」
「えっ?何で?」
「いいから‼︎」
ハルキ達はGIRLS東京支部に流れたアナウンスに困惑するがミサオの言葉で自分達とは真逆の方に走っていったカネゴンを背に司令室に向かう。司令室に着くと既に全員が揃っている。司令室に着くなりミコがトモミに何が起こっているのか問い詰めた。
「ピグっち、ウルトラマンに似た巨人が暴れているってどういう事⁉︎」
「以前、ゼットさんや目が鋭いウルトラマンさんと一緒にスカルゴモラと戦った3人目のウルトラマンさんを覚えていますか?」
「えーっと・・・ああ‼︎そういえばいたね‼︎」
「あの時のウルトラマンさんに似た巨人が空に空いた穴から現れて暴れ出したんです。」
「ええっ⁉︎」
「ゼロ師匠が⁉︎」
「えっ?・・・ゼロ・・・師匠?」
あのウルトラマンの名前を知っていたハルキの言葉にアキが思わず首を傾げた。実はウルトラマンゼロがこの宇宙の地球を訪れたのは以前のベリアル融合獣との戦いだけである。たった一回きりしか姿を見せた事が無く、しかもGIRLSの調査部だけでなく様々な部署が知る由もなかったウルトラマンの名前を何故かハルキが知っていたために彼女達は疑問を感じたのだ。
「ゼロ師匠・・・って、ハルちゃんあのウルトラマンの事知ってたの?」
「あっ、いや・・・その・・・。」
「その話は後‼︎本当にウルトラマンそっくりなの⁉︎」
「は、はい・・・それがこちらです。」
ミコが話を逸らした事で追及を免れたハルキは一息つく。その横でミコの言葉を聞いたトモミはモニターに映像を映し出す。そこではダークロプスゼロがその巨大な足で車や道路を破壊しながら進んでいる様子だった。ダークロプスゼロは立ち止まると目にエネルギーを集め、『ダークロプスメイザー』と呼ばれるビームを放ち、街を焼き尽くし始める。
「本当だ、あのウルトラマンそっくりだ・・・。」
「でも色が違う・・・しかも、目が1つ・・・。」
「ピグモンさん、大変です‼︎」
「どうしました⁉︎」
「あの巨人を分析したところ、全身から機械の反応がありました‼︎あのウルトラマンそっくりの巨人は・・・ロボットです‼︎」
『ロボット⁉︎』
司令室の職員の言葉に誰もが驚いてダークロプスゼロが街を破壊し回るモニターを眺める。
「じゃあアレは・・・本物のウルトラマンではないのですね。」
「良かった・・・本物のウルトラマンが敵になったらどうしようかと・・・。」
「しかし、ロボットって事は誰かが作ったって事だよな?一体誰が・・・。」
「分かりませんが・・・こんな風に街を焼き払えるロボットです・・・このまま放っておけば被害が更に甚大なものになります‼︎」
「GIRLSカスタムは⁉︎」
「まだ動ける状況じゃありません‼︎」
「それでも行くしかない‼︎ピグモン‼︎」
「分かっています‼︎皆さん、気を付けて下さい‼︎GIRLS出動です‼︎」
『了解‼︎』
そしてハルキ達が現場に辿り着くと既に街は火の海になっていた。そして燃える街の中をダークロプスゼロが歩いている。ハルキは自身の秘密を知った者達と共に行動していた。
「これ・・・絶対にヤバいでしょ・・・。」
「何とかして止めなきゃ・・・‼︎」
深刻そうに呟いたマコの後ろでハルキはウルトラゼットライザーを構える。その様子を見たミコは思わずハルキを制止した。
「待って、ハル‼︎」
「何だよ?」
「大丈夫なの?」
「何が?」
「何が・・・って決まってるじゃない‼︎怪獣と戦う事よ‼︎ハル、悩んでいたじゃない‼︎怪獣という1つの命を奪う事への罪悪感に‼︎本当にその状態で戦えるの⁉︎」
ハルキはミコの叫びを聞くとダークロプスゼロに目を向ける。そして再びミコに向き合った。
「確かに俺は今も・・・怪獣の命を奪う事への罪悪感、葛藤に悩んでるよ。」
「だったら‼︎」
「でも、今目の前で暴れているのは命を持たないロボット兵器だ‼︎同じ怪獣でも全然違う。ロボットが相手だったら何の気兼ねもなく思う存分戦える‼︎」
「ハル・・・。」
「ミコ、マコ、皆、街の皆を頼む‼︎」
「分かった・・・気を付けて‼︎相手はウルトラマンそっくりのロボット、手強くない訳がないわ‼︎」
ハルキはミコの言葉に頷くとゼットライザーの引き金を引き、ヒーローズゲートに突入する。そこでハルキはゼットと向き合った。
「ゼットさん・・・。」
『ハルキ・・・ミコ達やカネゴンとの話を通してお前が何故悩んでるのか分かったよ。』
「すいません・・・迷惑掛けて。」
『いや、いい。俺の方こそ気付かなくて悪かった・・・体が1つになっていても分からない事もあるもんです。難しい問題です。だから俺もハルキと一緒に考えよう。ウルトラマンにとっても大事な事だと思うんです。』
「ゼットさん・・・ありがとうございます‼︎」
『でも、今は目の前のダークロプスゼロだ‼︎』
「ダークロプスゼロ?あのロボットの名前ですか⁉︎」
『ああ、ベリアルがゼロ師匠を真似て作っただけあって奴は手強いぞ‼︎覚悟はいいな‼︎』
「勿論です‼︎行きましょう‼︎」
ハルキはゼットと一緒に目の前のダークロプスゼロに視線を向けるとゼットライザーにウルトラアクセスカードを装填した。
〈Haruki Access Granted〉
腰のメダルホルダーからアルファエッジへの変身に必要なメダルを取り出し、ゼットライザーにセットする。
「宇宙拳法、秘伝の神業!!ゼロ師匠、セブン師匠、レオ師匠!!」
〈ZERO〉、〈SEVEN〉、〈LEO〉
『ご唱和ください、我の名を!ウルトラマンゼェット!』
「ウルトラマンゼェェェット‼︎」
〈ULTRAMAN Z ALPHA - EDGE〉
アルファエッジの姿のウルトラマンゼットがダークロプスゼロの前に地響きを立てて降り立った。ダークロプスゼロは目の前に着地してきたゼットを敵と認識したのかいきなり額のビームランプからダークロプススラッシュを放った。ゼットは空中でバク転しながらそれを避けるとダークロプスゼロに向かって構える。ダークロプスゼロもゼットが着地したと同時に駆け出した。ゼットもダークロプスゼロを迎え撃つように走り出し、やがて両者ともにジャンプするとお互い飛び蹴りを放った。
「ジィアッ‼︎」
両者の足が同時にぶつかり合う。そしてそのまま力比べに持ち込まれるがダークロプスゼロがゼットに力勝ちし、ゼットは吹っ飛ばされる。ゼットは受け身をとって再びダークロプスゼロに突撃し、その左胸に拳を撃ち込んだ。しかし、ゼットはダークロプスゼロの硬さに思わず手を押さえてしまう。
『ウルトラ硬え・・・。』
(キングジョー以上かも・・・。)
ゼットは仕切り直して再びダークロプスゼロにストレートを打ち込む。ダークロプスゼロが少し後退した隙に畳み掛けるように鋭い手刀を肩に、蹴りを横腹に、裏拳を顔に放った。しかし、硬い装甲で出来たダークロプスゼロにとってアルファエッジの打撃は意味を為さず、ゼットが再びストレートを撃ち込もうとした時、その拳は受け止められる。
『なっ⁉︎』
ダークロプスゼロはそのままゼットの腕を捻るとそのまま投げ飛ばす。ゼットが立ち上がった瞬間にその顔を思い切り殴りつけ、怯ませると頭を押さえつけ、地面にひれ伏せさせた。ダークロプスゼロはそのまま頭を押さえながら何度も何度も殴り付ける。しかし、ゼットも至近距離からビームランプからのビームをダークロプスゼロに放ち、ダークロプスゼロを引き離す。
『ゼスティウムメーザー‼︎』
ゼットは立ち上がると今度は足に炎を纏い、そのまま回し蹴りを放つ。炎を纏った回し蹴りを何度も放ち、ダークロプスゼロの硬い装甲にダメージを与えた。
『アルファバーンキック‼︎』
5度目の回し蹴りを受けて吹っ飛んだダークロプスゼロは頭のダークロプススラッガーに手を掛ける。その時、ゼットも頭のゼットスラッガーに手を掛け、両者同時にスラッガーを放つ。お互いのスラッガー合計4本が空中で何度もぶつかり合い、火花を散らす。ゼットの手元に自身のスラッガーが帰ってくるとそのスラッガーを繋げてアルファチェインブレードに変化させ、ダークロプスゼロを斬り付ける。
「ジィアッ‼︎ジェアッ‼︎ジィィィアッ‼︎」
そのまま何度も斬り付けようとするがダークロプスゼロも手元に戻ったダークロプススラッガーで迎え撃ち、お互いの刃が再びぶつかり合った。何度もぶつかり合う4本のスラッガーに刃物同士がぶつかり合う音が響く。そしてダークロプスゼロがゼットのアルファチェインブレードを振り払うとその場でゼットの体を斬り付けた。
「ジィィィアッ⁉︎」
「ハル‼︎」
ゼットが火花を上げながら吹っ飛び、ビルを巻き込みながら転倒する。その時、ダークロプスゼロの胸のプロテクターをが外れ、仕込まれていた大砲『ディメンションコア』が展開される。ディメンションコアに力を溜めるとそのまま『ディメンションストーム』と呼ばれる光線を放った。
「ハルキさん、避けて‼︎」
「ジィアッ‼︎」
セブンガーの言葉でゼットは横に飛び、ディメンションストームをかわす。しかし、ディメンションストームが着弾した場所に異次元の穴が開いた。
実は先程放ったディメンションストームには次元の壁を破り、相手を異次元に吹き飛ばす効果があるのだ。その穴はその場にあったビルの瓦礫や乗り捨てられた車など何でも飲み込み、ゼットもその穴に吸い寄せられていく。
「ジィ・・・アアッ・・・‼︎」
『ぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐ‼︎』
ゼットだけじゃなくガッツ星人(ミコ)達怪獣娘もその場の柱などにしがみつき、異次元への穴に吸い込まれるのを阻む。その時、ザンドリアスが掴んでいた手摺りが壊れ、彼女の小さな体が異次元への穴に吸い込まれていった。
「ザンドリアス‼︎」
「ザン‼︎ザァァァン‼︎」
「いやあああああああああああああ助けてぇぇぇぇぇぇ‼︎ママぁぁぁぁぁぁ‼︎」
ザンドリアスがそのまま異次元に飛ばされようとしたとき、ゼットが掌で彼女を受け止める。
「ハルキ・・・?」
ゼットはザンドリアスの呼び掛けに頷く。その時、ゼットは再び異次元への穴に吸い込まれる。
『ぐぐぐぐぐぐぐぐ‼︎』
(こうなったら‼︎)
ハルキはベータスマッシュへの変身に必要なメダルを取り出してゼットライザーに装填する。
「真っ赤に燃える、勇気の力‼︎」
「マン兄さん、エース兄さん、タロウ兄さん!!」
〈ULTRAMAN〉〈ACE〉〈TARO〉
『ご唱和ください、我の名を!ウルトラマンゼェット!』
「ウルトラマンゼェェェット‼︎」
〈ULTRAMAN Z BETA-SMASH〉
ベータスマッシュに変身したゼットがザンドリアスを抱えたまま異次元への穴に抵抗する。先程までは力が不足してどんどん穴に距離が近付いていったが1番パワーに長けた形態に変身したお陰で穴の吸引力に抗う事が出来た。ゼットはそのまま力づくで異次元の穴の吸い込む力に抗い続ける。やがて異次元への穴を持続する時間が切れて穴が閉じていった。
「デュワッ。」
「は、ハルキ・・・あたし、助かったの?」
ゼットの頷きにゼットの掌の上でザンドリアスは思わず腰を下ろした。そしてゼットの巨大な手にすがるように泣きつく。
「うわああああああん‼︎もう駄目かと思ったよぉぉぉぉぉぉ‼︎もう2度とママや皆に会えなくなるんじゃないかって思って・・・怖かったよぉぉぉぉぉぉ‼︎」
ザンドリアスは10数秒間泣き続けた。彼女は泣き止むと自身を見下ろすゼットを見ると若干顔を赤くしながら笑顔で語り掛けた。
「ありがとう、ハルキ。」
ゼットは頷くと再びダークロプスゼロに目を向ける。ザンドリアスはゼットの掌から飛び立つとそのままガッツ星人達に合流する。彼女達はそのままザンドリアスに駆け寄った。
「ザンドリアス‼︎」
「大丈夫か、ザン⁉︎」
「うん、平気だよ‼︎ハルキが助けてくれたから‼︎」
「そうですか、良かったです・・・。」
「ガッツさん。」
「「?」」
「ああ、ミコさんの方です。ハルキってカッコいいっスね。」
「そりゃあ勿論・・・待って・・・まさか・・・ザンドリアス・・・。」
ザンドリアスが目の前でダークロプスゼロをタックルで後退させ、その隙に肘打ちを顔面にぶち込むベータスマッシュの姿のゼットをうっとりした目で見る。その姿にまさかと思いつつもガッツ星人(ミコ)は再びゼットに目を向けた。
ゼットは今度はダークロプスゼロの首に足を回してそのまま回転し、その体を地面に叩きつける。ダークロプスゼロと同時にゼットも立ち上がると今度は互いにラリアットをかました。同時にぶつかり合った両者は共に地面に倒れる。先にゼットが起き上がるとダークロプスゼロから距離を取る。ダークロプスゼロは少し遅れて起き上がると空に浮かび上がった。ゼットは拳に力を集めてダークロプスゼロに突撃すべく空に飛び立つ。
『(ゼスティウムアッパー‼︎)』
ダークロプスゼロは下から迫るゼットに向けて目からダークロプスメイザーを放ち、ゼットを打ち落とす。ゼットが地面に墜落すると再びディメンションコアを展開した。
『またアレが来るぞ‼︎』
(あの攻撃を撃つ時、少し動きが止まります‼︎その間を狙いましょう‼︎」
ハルキはガンマフューチャーに必要なメダルを取り出してゼットライザーに装填する。
「変幻自在、神秘の光‼︎」
「ティガ先輩‼︎ダイナ先輩‼︎ガイア先輩‼︎」
〈TIGA〉、〈DYNA〉、〈GAIA〉
ゼットの掛け声と共にハルキはゼットライザーのトリガーを押した。
『ご唱和ください、我の名を!ウルトラマンゼェット!』
「ウルトラマンゼェェェット‼︎」
〈ULTRAMAN Z GAMMA -FUTURE〉
ガンマフューチャーに変身したゼットはダークロプスゼロの動きの様子を見る。するとダークロプスゼロはディメンションコアに力を集め始めた。するとゼットも同じように頭に光エネルギーを集め始めた。
『今だ‼︎ゼスティウムドライブ‼︎』
ゼットは光の鞭をダークロプスゼロに巻き付ける。突然体を拘束されたダークロプスゼロはエネルギーのチャージが止めてしまった。そしてそのままゼットはダークロプスゼロを地面に叩き落とした。そして今度はライトニングジェネレードを放つためのメダルを装填する。
〈COSMOS〉、〈NEXUS〉、〈MEBIUS〉
『(ライトニングジェネレード‼︎)』
ゼットライザーから放たれた電撃が上空に雷雲を発生させる。そしてその雷雲から放たれた虹色の強力な雷がダークロプスゼロに直撃した。ダークロプスゼロを倒し切る事は出来なかったもののディメンションコアが大きく損傷し、ディメンションストームは使えなくなっていた。更に畳み掛けるべく今度はM78流・竜巻閃光斬に必要なメダルを装填する。
〈JACK〉、〈ZOFFY〉、〈FATHER OF ULTRA〉
『(M78流・竜巻閃光斬‼︎)』
ゼットライザーから放たれた竜巻がダークロプスゼロを拘束する。そしてノコギリ状の光輪がダークロプスゼロに大きく切り傷を刻む。もはやダークロプスゼロは動くのもやっとの状態まで損傷していた。ゼットは再びアルファエッジに戻り、ゼスティウム光線を放つ構えに入る。
『ゼスティウム光線‼︎』
ゼットが必殺光線であるゼスティウム光線を放つと同時にダークロプスゼロも力を集めてダークロプスゼロショットを放つ。2つの光線はぶつかり合うが損傷が激しいダークロプスゼロの放った光線は段々とゼスティウム光線に押されていく。やがてゼスティウム光線がダークロプスゼロに直撃する。ダークロプスゼロは耐え切れなくなり、辺りに残骸を散らばせ、大爆発した。
『やったぁぁぁぁぁぁ‼︎』
ハルキの秘密を知る怪獣娘達はいつの間にか混じっていたカネゴンと一緒に喜び合う。ゼットはダークロプスゼロが完全に倒れた事を確認すると空に飛び立っていく。皆がその姿を見送って、我に帰るといつの間にか紛れ込んでいたカネゴンに驚く。
「うわぁ、カネゴン⁉︎」
「アンタ、いつの間に⁉︎」
「え、えへへ・・・つい。」
「おーい‼︎」
そこにハルキが走って戻ってきた。ミコはその姿を見ると真っ先に駆け出してハルキに抱き付いた。
「ハルぅぅぅぅ‼︎」
「うおお⁉︎ミコ⁉︎」
「最高にカッコ良かったよ、ハル‼︎」
「へへ、ありがとな。」
するとガッツ星人(マコ)達もハルキの側に駆け寄っていく。ハルキは皆の顔を見て笑みを浮かべながら頷いた。するとカネゴンが皆に近付く。
「それじゃあ・・・僕、もう行くね。」
「カネゴン・・・。」
「色々とお騒がせして御免なさい。ありがとう。」
「いや、こっちこそありがとう。色々何か変われた気がするよ。」
「バイバーイ‼︎」
「うん、バイバーイ‼︎」
カネゴンはハルキ達に背を向けてその場を去っていく。ハルキの横にガッツ星人(ミコ)が立つと彼女はハルキに向き合った。
「ハル。」
「ん?」
「さっきは色々と御免。ハルは今まで自分の身を犠牲にしてわたし達のために戦ってくれたのに。」
「俺の方こそ・・・ずっと黙ってて御免・・・。」
「・・・ウルトラマンの重圧って・・・とても重いんだね・・・。ハル、ハルが考えている事、わたしも一緒に考えてあげる‼︎わたし達怪獣娘にとっても大事な事だと思うしさ‼︎」
「ミコ・・・ありがとな。」
「ちょっと‼︎わたし達もいるわよ‼︎」
マコの声を聞いてハルキとミコが彼女達の方を振り向く。ガッツ星人(マコ)は一息つくと口を開いた。マコに続いて中学生達も口を開いていく。
「はぁ・・・仕方ないからわたしも考えてあげるわ。だからいつまでもクヨクヨすんじゃないわよ‼︎」
「マコ・・・。」
「正体知ったからにはアタシらも力貸してやるよ‼︎」
「と言っても私達には難しいかもしれませんが・・・。」
「それでも1人で抱え込むよりはいいでしょ‼︎全く年上なんだからしっかりしなさいよ‼︎」
「ノイズラー、セブンガー、ザンドリアス・・・。」
「ミサオでいいよ。」
「私もナナでいいですよ‼︎」
「あたしもサチコって呼んで‼︎」
「・・・分かった。ありがとう、ミサオ、ナナ、サチコ。」
ハルキが笑みをマコ達に見せると突然腹が鳴る音が鳴る。全員の注目がハルキに向かうとハルキ自身も思わず自身の腹に目を向ける。
「あ、あははは・・・。俺、腹減っちゃった・・・。」
「全く・・・緊張感ないんだから。」
「仕方ないよ。色々ありすぎたんだもん。この後の事後報告したら何か食べに行こうか。」
「いいわね、賛成よ。」
「じゃあ、帰ろ‼︎」
ハルキ達は夕日の中、GIRLS東京支部に戻って行った。
そして事後報告を終えたミコはGIRLS東京支部の前で皆を待っていた。そこにミサオとサチコがやってくる。
「ガッツさーん‼︎」
「お待たせしましたー‼︎ハルキ達は⁉︎」
「ザンドリアス、ノイズラー‼︎ハル達はまだ少し掛かるって‼︎」
「そうですか・・・少しいいですか?」
「どうしたの?」
ミサオとサチコはミコを連れてベンチに座るとミコに向き合った。そして真剣な表情で訊ねる。
「ガッツさんってハルキの事をどう思ってるんですか?」
「へっ・・・いきなり何⁉︎ハルはただの幼馴染だよ‼︎」
「本当ですか?じゃあアタシがハルキの恋人になってもいいですよね‼︎」
「あたしもハルキと付き合いたいです‼︎いいですよね⁉︎」
「えっ⁉︎駄目駄目駄目‼︎絶対に駄目‼︎」
ミコはミサオとサチコの言葉に思わず本音を漏らしてしまう。口に出した言葉に気付いたミコは観念したように口を開いた。
「そうだよ・・・わたしはハルの事が好き・・・幼馴染としてじゃなく・・・異性として・・・もしかして・・・ノイズラーとザンドリアス・・・。」
「は、はい・・・。」
「アタシ達もハルキの事、好きになっちゃいました・・・。」
「マジかぁ・・・いつから?」
「アタシはバロッサ星人から助けられた時に・・・。」
「あたしはついさっき・・・助けられた時に・・・。」
「それで?2人はどうしたいの?」
ミコの質問を聞くとサチコとミサオは顔を合わせてミコの方を向き、再び口を開いた。
「だから・・・あたし達は‼︎」
「ガッツさんに挑みます‼︎ハルキを巡るこの恋のバトルに‼︎」
「へぇ〜、でも2人とも分かってる?わたし、スタイルに関しては2人よりずっ〜〜っといいわよ。特におっぱいに関しては絶対的な自信があるけどそれでも挑むのかな〜?」
ミコは意地悪い笑い顔で意地悪な事を言うと2人は自身の体を見てミコの体と比べ、表情を暗くするがそれでも強く言い放った。
「あたし・・・確かにお子さまかもしれないけど・・・だけど・・・あたしだって女の子なんだから・・・だから・・・ハルキへの想いを諦めたくない‼︎」
「確かに・・・・・・アタシとガッツさんじゃ女としての魅力は天と地の差があるけど、アタシだってハルキの事が好きだって気付いたから・・・・だからガッツさん、アンタにだって挑んでみせる‼︎」
『だから、ハルキの恋人の座は絶対に渡さない‼︎』
ミコは2人の声を聞くと目を瞑る。そして2人をもう一度見て口を開いた。
「面白いじゃん、挑んでみなよ。いいよ、受けて立って上げる‼︎わたしは如何なる戦いに負けた事がないガッツ星人だもの‼︎」
「ガッツさん・・・。」
「けど、わたしからハルを奪えるかな〜?そのお子ちゃまボディでハルも振り向かないと思わないけどな〜。なんてったってわたしは・・・ホラ、こんなに実ってる訳だし♪」
ミコが腕で自身の彼女のGIRLSで1、2を争う大きな胸が揺らすとサチコとミサオはムキになって言い返した。
「ぜ、絶対に負けません‼︎」
「女の子はおっぱいだけじゃないってところ見せてみせます‼︎」
「フフフ、2人に出来るかな〜?」
「おーい‼︎」
事後報告を終えたハルキがこちらに走ってきた。ミコはサチコとミサオの耳に口を向けると小さな声で言い放った。
「2人ともハルの事、絶対に渡さないからね。」
「「あたし(アタシ)達だって絶対に負けません‼︎」」
3人はこちらに向かってきたハルキと合流する。すると後ろから来たマコ、ナナと合流してGIRLS東京支部を後にして行った。
次回予告(CV:ウルトラマンゼット)
『GIRLSの基地が大混乱⁉︎四次元怪獣『ブルトン』の仕業だ。時間も空間も滅茶苦茶になってしまう中、ハルキとミコにも不思議な事が起こる!次回!!
ウルトラ超えるぜ!』