怪獣娘Z ~ウルトラマンゼット登場計画~   作:特撮恐竜

59 / 69
久しぶりの怪獣娘Zとなります‼︎

殺し屋超獣『バラバ』登場


最後の勇者(中編)

空のひび割れに対し、GIRLSは人数を分けて4方向から観察する事になった。ハルキとガッツ星人姉妹は双眼鏡で空のひび割れを観察するも何も変化が起きる気配はなかった。

 

「・・・あれから動きがねえな。」

「でも、あれって昔、ヤプールの超獣が現れた時に起こったひび割れよね?」

「ええ、あの向こうに超獣がいるのは間違い無いと思うわ。」

「超獣・・・か・・・。」

 

ハルキは思わずウルトラマンエースのメダルを取り出す。すると相変わらずメダルは何度も点滅を繰り返していた。ガッツ姉妹は横からその様子を覗き込む。

 

「それってウルトラマンエースのメダルだよね?」

「ああ・・・さっきから何か光り出してんだ。」

「それって・・・あれに反応して?」

「・・・多分。」

 

ハルキがガッツ星人(マコ)の問いかけに確証がなく曖昧な答えを返した時、突然ヒーローズゲートが開く。余りにも突然のヒーローズゲートの出現にハルキだけでなくガッツ姉妹も思わず驚いてしまった。

 

「うおああっ⁉︎」

「「うわあっ⁉︎」」

「・・・びっくりした・・・急すぎんだよ・・・。」

「ゼット、どうしたのかな?」

「分かんねえ、けど、ちょっと行ってくるわ。」

「あっ‼︎待ってわたしも行く‼︎マコは空の亀裂をお願い‼︎」

「ええ、分かったわ。」

 

ハルキとミコはヒーローズゲートを抜けてインナースペースに入ると待っていたゼットと対面する。ゼットの顔を見たミコは苦言を立て始める。

 

「ねえゼット、いきなりヒーローズゲートを開くの止めてよ。急に出されたらビックリするし・・・何より他の人に見られたらヤバいじゃない!」

『その辺はウルトラ申し訳ない‼︎けど、急を要する事態だったから来て欲しかったんだ‼︎』

「それってやっぱりあの空のひび割れの事ですよね?あれGIRLSの記録で見ましたよ。あれってやっぱり・・・。』

『お前の考えている通りだ。あれは異次元人ヤプールの仕業に違いない。』

「やっぱり・・・‼︎」

「けどヤプールって確か・・・。」

『ああ、エース兄さん、ウルトラマンエースに倒された。』

「ウルトラマンエース・・・ウルトラ6兄弟の5番目で・・・伝説のウルトラマンだよね?」

『そうだ、ヤプールと壮絶な戦いを繰り広げたウルトラ強い超獣退治の専門家だ。・・・実は昔、世話になったんだよなぁ・・・。』

「え・・・ゼットが?」

「じゃあこれって・・・。」

 

ゼットが昔を懐かしむような事を口に出すとハルキはメダルホルダーに手を伸ばす。そしてホルダーから未だに点滅するエースメダルを取り出してゼットに見せた。

 

『エース兄さんのメダルが超獣の気配を感じているのかもな。』

「超獣の気配を・・・ゼットさんは超獣と戦った事はあるんですか?」

『無い。でも、今の俺とハルキなら絶対に負けない・・・そうだろ、ハルキ‼︎』

「押忍‼︎」

 

ゼットは意気込んでハルキと腕を合わせる。ガッツ星人(ミコ)はそれを見て微笑ましそうに2人に話しかけた。

 

「ハル・・・ゼット・・・2人とも頑張ってよ‼︎」

「ああ‼︎」

『おお‼︎』

 

2人がインナースペースから帰還するとガッツ星人(マコ)が出迎えてくる。そして3人はお互い顔を合わせると空のヒビに目を向けた。

 

「ただいま〜。」

「お帰り、なんの話してたの?」

「ん?ああ・・・超獣の事とかな。」

「ふーん。」

 

ハルキの答えに頷いたガッツ星人(マコ)はハルキから視線を外すと空のひび割れに目を向ける。その時、後ろから声が聞こえてきて3人は思わず振り返った。

 

「あれ・・・ガッツ?」

「それに貴方は・・・確かハルキさん・・・でしたわね。」

「あれ?2人は・・・確か・・・。」

「ベロクロンに・・・バキシム⁉︎」

 

3人の元にベロクロンとバキシムがやってきた。2人の姿を確認した3人は思わず彼女達に駆け寄る。

 

「アンタ達どうしてここに?」

「相手が超獣というのもあってわたくし達も現場に向かう事にしたんですの。」

「もしかしたらアタシ達なら何かを感じ取れるんじゃないかなと思っていても経ってもいられなくてさ。」

「飛び出してきたって事ね・・・。」

「でも、ここに来て増援が来たのは心強いと思うよ。2人ともよろしくお願いします‼︎」

「ええ、よろしくお願い致しますわ。」

 

新たにベロクロンとバキシムを加えたハルキ達は再び空のひび割れに目を向ける。その時、たまたま近くを通りかかって彼女達を目撃した3人の男性が怪獣娘を嫌な物を見る目で見ながら話していた。

 

「おい見ろ。・・・あいつら怪獣娘だぜ。」

「うわぁ・・・どんな面して外に出てきてんだ・・・。あいつらのせいで再び怪獣が現れて皆が迷惑してるってのに。」

「本当だよな〜。あの空のひび割れだってあいつらが地球にいるから起こったに決まってるよ‼︎」

「きっとあのヒビの中にもさっきの鳥みたいな危険な怪獣がいるんだろうな〜。また怪獣娘のせいで怪獣がやってくるんだ・・・本当、迷惑にも程があるぜ。」

「早くここから消えてからねえかな〜?」

 

言いがかりに近い3人の男性の言葉にハルキは怒りで拳を握り締める。そんなハルキの様子に先にガッツ星人(ミコ)が気付いた。そんなハルキをガッツ星人(ミコ)が制止する。

 

「アイツら・・・勝手な事言いやがって・・・。」

「ハル・・・落ち着いて‼︎暴力は駄目だよ‼︎」

「でもよ‼︎アイツら何も知らないで・・・‼︎ミコ達は何も悪くないってのに・・・ふざけんな‼︎」

「そんなカッカしないで。仕方ないよ・・・今この星で怪獣に全も怪獣と深い関係なのはわたし達だから。」

「そうですわ。わたくし達の為に怒って下さったのは嬉しいですが・・・ここで市民と余計な争いをするのは避けたいですもの。」

「アタシ達の為に怒ってくれてありがと。でも、GIRLSが出来て間も無い頃に比べれば全然いいんだから‼︎だから、ハルキも気にしちゃ駄目‼︎」

 

 

ガッツ星人(ミコ)とバキシム、そしてベロクロンの3人に説得されたハルキはバツが悪そうにここから離れていく男性3人を睨んでいる。しかし、ハルキは自分達の悪口を聞いていた怪獣娘がどことなく悲しそうな顔をしているのに気付き、やっぱり先程の男達に一言言ってやろうと決意する。その時、ひび割れが更に強くなったと同時にピグモンからの通信が全員にかかって来た。

 

『皆さん、皆さんが監視している空のひび割れから出ているエネルギー反応が更に強くなっています‼︎充分に気を付けてください‼︎」

 

ハルキも彼女からの通信内容を聞いて思わず空のひび割れに目を向ける。その時、ひび割れが完全に開き、異次元からの扉が完全に開くとそこから雷みたいなエネルギーが爆風を上げて地面に着弾する。そして爆炎が立ち込めると思いきや、爆風が形を変えていく。

 

「グアアアアアアア‼︎」

 

爆風から現れたのは左手に鎌、右手にワイヤーを仕込んだ鉄球を備え、頭の天辺に大きな剣を装着している超獣だった。頭に牛のような角が生えたまるで悪魔にも見える顔を持つその超獣の名前は殺し屋超獣『バラバ』。かつてヤプールが怪獣とアゲハチョウの幼虫を組み合わせて作った超獣の一種である。

 

「超獣の姿が過去のアーカイブドキュメントから確認されました‼︎あれは間違いなく殺し屋超獣『バラバ』です‼︎」

「お前か・・・殺し屋超獣・・・バラバ。」

 

ヘビクラがジャグラーとしての顔を見せながら呟く中、現場に現れたバラバは鼻先から放つ炎で周りを焼き尽くす。その時、キングジョーが操縦するキングジョー・GIRLSカスタムのペダニウム粒子砲がバラバに火を吹いた。

 

「貴方の相手はワタシデス‼︎」

「グアアアアアアア‼︎」

 

背中からペダニウム粒子砲の銃撃を受けたバラバはGIRLSカスタムに向かっていく。GIRLSカスタムは背中からペダニウム誘導弾を放ち、バラバを怯ませようとするがバラバは真っ直ぐ突っ込んでくる。そして右手の鉄球でGIRLSカスタムを殴り付けた。バラバに殴りつけられた箇所からは火花が散り、GIRLSカスタムは大きく崩れる。

 

「くっ、よくもやってくれマシタね‼︎」

 

GIRLSカスタムは立ち上がり、再びペダニウム誘導弾を放つ。今度はペダニウム粒子砲も同時に放った。バラバは角を光らせると空間に異次元の穴を開ける。そして穴の中に攻撃が吸い込まれると穴の中が光り、紫色の雷撃が飛ぶ。異次元からの雷撃を受けたGIRLSカスタムは大きく吹っ飛ばされる。その機体が地面に倒れ込んだ時、思わずハルキ達は叫ばずにはいられなかった。

 

「キングジョーさん‼︎」

「おジョー‼︎」

「何、今の攻撃⁉︎バラバってあんな事出来たっけ⁉︎」

「多分・・・新しく身に付けたんだと思う・・・。」

「ヤバい・・・何とかしないと・・・って皆‼︎」

 

ガッツ星人(マコ)の呼び掛けでハルキ達はバラバがこっちを向いていた事に気付く。巨大なバラバに睨まれて5人は思わず緊張して立ち尽くす。その時、バラバはハルキに目を向ける。ハルキは目の前のバラバに反応して点滅するエースメダルを握り締めながらバラバを見上げたをその時、ハルキの頭にバラバの恨めしそうな声が聞こえて来た。

 

『エースぅぅぅぅぅぅ‼︎エースぅぅぅぅぅぅぅ‼︎』

「へ?俺⁉︎つーか喋った⁉︎」

「喋った?・・・ハルキアンタ何言ってるの⁉︎」

「え⁉︎お前ら聞こえないのか⁉︎アイツ、エース兄さんの名前を叫んでるぞ‼︎」

「え⁉︎そうなのですか⁉︎わたくしには何も聞こえませんですわよ。」

「まさか・・・俺だけしか聞こえてないのか・・・。」

『見つけたぞぉぉぉぉ‼︎エースぅぅぅぅ‼︎エースぅぅぅぅぅぅ‼︎』

 

ハルキは幼馴染達にこの声が聞こえない事を知り、結論を付ける。その時、ゼットを見てエースのウルトラメダルからウルトラマンエースの力を感じ取ったバラバはハルキをウルトラマンエースと間違えて襲って来た。バラバは鼻先から再び炎を噴射し、ハルキを焼き尽くそうとする。ハルキは思わず前転で炎を回避した。炎を回避したハルキの元にガッツ姉妹がやってくる。

 

「ハル、大丈夫⁉︎」

「ミコ、マコ‼︎ああ、何とかな‼︎」

「何でアイツ、ハルキを襲って来たのよ?」

「多分俺が持つこれからエース兄さんの力を感じて・・・俺がエース兄さんだと思い込んでいるんだと思う。」

『エースぅぅぅぅぅぅ‼︎エースぅぅぅぅぅぅ‼︎やっと見つけたぞぉぉぉぉ‼︎滅びよ‼︎滅びよぉぉぉぉぉぉぉぉ‼︎』

 

ハルキは再び点滅するエースメダルを取り出す。するとバラバは更にエースの力を強く感じたのか鉄球に仕込んでいたワイヤーを射出する。ハルキ達はこれも避けると建物の物陰に隠れて自身の推測が正しいと確信した。

 

「やっぱりアイツ、俺の持つメダルから俺をエース兄さんだと思い込んでる‼︎」

「それじゃあ、バラバの狙いはウルトラマンエースって事⁉︎」

「ああ、奴はエース兄さんの名を叫びながら俺を襲撃してるし間違いないさ。」

「何でアンタ、アイツの言葉が分かるの?」

「多分、俺がゼットさんと融合してるからかな?・・・兎に角奴の狙いはエース兄さんのメダルを持つ俺だ。俺が奴を引き付ける。」

「ハル、無茶を言わないで‼︎」

「幾ら何でも危険すぎるわよ‼︎」

『ギイイイイイイイイ‼︎」

 

3人が話している最中にバラバに見つかってしまった。バラバは再び炎を吹き出してハルキ達を焼き尽くそうとする。その時、ハルキ達の後ろに異次元空間の亀裂が入る。そしてその中から先程はぐれたベロクロンとバキシムが現れた。

 

「ハルキ君、ガッツ‼︎大丈夫⁉︎」

「助けに来ましたわよ‼︎」

「ベロクロンにバキシム⁉︎アンタ達何処から来てんのよ⁉︎」

「説明は後でするからこの中に飛び込んで‼︎」

 

ハルキ達はベロクロンに急かされて異次元空間への亀裂に飛び込む。そして辺りが炎に包まれたと同じタイミングでハルキ達は異次元空間に飛び込み、難を逃れた。

 

「ここは・・・異次元空間⁉︎」

「わたくし達はバラバと同じく超獣の怪獣娘です。異次元空間を自由に行き来する事くらい朝飯前ですわ。」

「ありがとうございます‼︎助かりました‼︎」

「お礼はいいって‼︎それより何でバラバはハルキ君を狙ってるの?」

「え・・・そ・・・それは・・・。」

 

ハルキの事情を知らないベロクロンとバキシムの疑問にハルキはガッツ姉妹と顔を合わせ、3人揃ってどう答えるべきか悩んでいた。その時、ハルキ達の後ろから異次元空間への亀裂が走る。そして亀裂から異次元空間にハルキ達がいる事を感じ取ったと思われるバラバが顔を覗かせて来た。

 

「ギイイイイイイイイ‼︎」

「しまった‼︎嗅ぎ付けられた‼︎」

「脱出しますわよ‼︎皆さん‼︎」

「押忍‼︎」

 

ベロクロンとバキシムが再び異次元空間の亀裂を開けて現実世界に全員が飛び込む。異次元空間の顔を突っ込むバラバの後ろに飛び込むとハルキは隠し切れないと悟り、ガッツ姉妹に視線を送る。

 

「ミコ、マコ・・・悪い・・・多分隠し切れないから話す。おれの全て・・・。」

「このまま隠し通す事は難しそうだしね。」

「うん、ハルがそうしたいならそれでいいと思うよ。」

 

2人の答えを聞いたハルキは思わず笑みを浮かべる。ベロクロンとバキシムに点滅するエースメダルを見せた。

 

「さっきの2人の疑問だけど・・・奴はこれからエース兄さんの気配を感じてる。だから俺を狙ってるんですよ。」

「ちょっ、これって‼︎」

「ウルトラマンエースのメダル⁉︎しかもバラバの気配を感じてるように点滅してる・・・何処でこんな物手に入れたんですの⁉︎」

「その事は後で詳しく話します‼︎それと・・・この事は他の人には誰にも言わないで下さい‼︎」

 

ハルキはゼットライザーを取り出してヒーローズゲートを開く。突然現れた光の扉に驚く2人の前でハルキはヒーローズゲートからインナースペースに突入した。ハルキはウルトラアクセスカードをゼットライザーに装填し、読み込ませる。

 

〈Haruki Access Granted〉

 

ゼットライザーにアクセスカードを読み込ませるとハルキはベリアル、ジード、ゼロのメダルを取り出す。共鳴し、ライズメダルと化したウルトラメダルをゼットライザーにセットして読み込ませた。

 

「闇を飲み込め‼︎黄金の嵐‼︎」

 

〈ZERO BEYOND〉、〈GEED〉、〈BELIAL ATROCIOUS〉

 

「ご唱和ください、我の名を!ウルトラマンゼェット!』

「ウルトラマンゼェェェット‼︎」

 

ULTRAMAN Z! DELTARISE CLAW ‼︎〉

 

デルタライズクローとなったウルトラマンゼットはベリアロクをかざす。ベリアロクの目から放たれた光線がバラバを吹っ飛ばした。ベロクロンとバキシムは驚いた顔でゼットを見る。

 

「ええ⁉︎は、ハルキ君がウルトラマンゼットだったの⁉︎」

「そうだよ。ハルはゲネガーグが現れたあの日、ゼットと一体化してずっと皆を怪獣から守る為に戦って来たの。」

「知らなかったですわ・・・貴方達はこの事を前から?」

「そんな前から知っていた訳じゃないけどね。」

 

ゼットはベリアロクを構えてバラバを睨む。そして融合しているハルキ共々戦意をバラバに見せた。

 

『エース兄さんに変わってお前を倒す‼︎行くぞハルキ‼︎』

(押忍‼︎ベリアロクも頼むぜ‼︎)

『ふっ、面白い!楽しませてもらうぜ‼︎』

「ギイイイイイイイイ‼︎」

 

バラバは起き上がると頭の角を射出してベリアロクを叩き落とす。ゼットの手から離れたベリアロクはビルに突き刺さった。ゼットは思わずベリアロクに手を伸ばそうとするとバラバが鉄球に仕込んだワイヤーを射出して腕に絡める。そして引き寄せるとそのままタックルでゼットを吹っ飛ばした。

 

「ジィアアア‼︎」

「「ハルキさん‼︎」」

「待ってアギちゃん‼ミクちゃん‼︎」

 

丁度近くにいたアギラ、ミクラス、ゴモラの3人は思わずゼットに駆け寄ろうとする。地面に倒れたゼットはバラバな踏み付けられ、蹴飛ばされる。そして鼻先からの火炎放射がゼットと丁度ゼットに駆け寄って来たアギラ達を襲う。

 

「熱⁉︎熱熱熱‼︎」

「アギちゃん、ミクちゃん、一旦退避しよう‼︎このままじゃうちらも丸焼けやで‼︎」

 

アギラ達がその場を離れている間、バラバは鎌でゼットを抑えつけて、鉄球で2回殴り付ける。バラバの鉄球が離れるとゼットは距離を取り、バラバの足に額のビームランプからの光線を放つ。

 

『デルタライズショット‼︎』

 

足に光線を受けたバラバが倒れた直後にゼットは体勢を立て直す。そしてバラバが起き上がったと同時にゼスティウム光線の構えをとった。

 

『ゼスティウム光線‼︎』

 

そしてそのままゼットはゼスティウム光線を放つ。このままいけば誰もが最強の姿のデルタライズクローが放つゼスティウム光線を受けてバラバは爆散すると考えていた。しかし、バラバは再び異次元空間への穴を開ける。ゼスティウム光線が異次元の穴に吸い込まれると再び紫色の雷がゼットに襲い掛かった。ゼットは紫色の雷を受けて思わず後ろのビルを巻き込みながら倒れ込んでしまう。

 

「ジイアアアアアアア‼︎」

(うわああああああああ‼︎)

「そんな‼︎デルタライズクローの姿であそこまで押されるなんて・・・昔のバラバってあんなに強かったでしたっけ⁉︎」

「恐らくだが奴はヤプールの残留エネルギーがバラバの形になって実体化したようなもんだ。」

「という事は・・・あのバラバはヤプールの怨念・・・。」

 

GIRLS東京支部で様子を見ていたピグモンはヘビクラの推測に絶句する。それは現場にいて戦いを間近で見ていた怪獣娘達も同様だった。

 

「バラバがこんなに強いなんて・・・。」

「多分だけど、昔現れたのよりも強化されたのかも・・・。」

「ハルキさん・・・ゼットも頑張って・・・。」

 

アギラが祈る中、ベロクロンとバキシムは異次元空間を渡ってバラバの近くのビルに降り立つ。2人の姿を追いかけたガッツ姉妹もテレポートで彼女達の隣に降り立った。

 

「何するつもり‼︎」

「このままではマズいからアタシ達もハルキ君を援護するよ‼︎バキシム、手伝って‼︎」

「ええ‼︎」

 

ベロクロンは身体中からミサイルを全弾バラバに向けて発射する。バキシムも両腕から連写式ロケット弾を放ってバラバを攻撃するが、効果は全く見られなかった。それどころかその攻撃に気付いて4人の姿を見たバラバは鼻先からミサイルを発射する。突然の出来事に異次元空間への亀裂を開く時間もなく、ガッツ姉妹も彼女達を連れてテレポートする前にミサイルが直撃しようとした。

その時、ゼットは彼女達の前に立つ事で盾となり、大爆発を起こす。ミサイルを受けたゼットはデルタライズクローの変身が解けてオリジナルの姿に戻ってしまう。

 

「ジィアアアアッ・・・ジィアッ・・・‼︎」

 

カラータイマーが鳴り出し、ゼットはその場に倒れ込む。ベロクロン、バキシムは悲痛な表情をしながらゼットの中のハルキに呼び掛ける。

 

「ハルキ君、御免なさい・・・アタシ達の為に・・・。」

「ハルキさん・・・ゼットさんも・・・わたくし達のせいで・・・面目ありませんわ‼︎」

 

2人がハルキに向けて謝罪している中、必死に起き上がろうとするゼットに向けて2人のガッツ星人が叫ぶ。

 

「ハル‼︎ハルしっかりして‼︎まだ勝負は終わってないわよ‼︎」

「ここから逆転出来るはずよ‼︎だから頑張りなさい2人とも‼︎」

 

ゼットは何とか起き上がろうとするも体が崩れ落ちてしまう。ゼットの中のハルキは必死の表情でバラバを睨んだ。

 

『くっ・・・このままじゃ勝てない‼︎』

(負ける訳には・・・‼︎)

 

自身の勝ちを確信したバラバは頭部に備えられた剣を射出する。そしてそのまま剣をゼットに向け、憎きウルトラマンを串刺しにしようとする。思わずガッツ星人(ミコ)が叫ぶ。

 

「ハル、危ない‼︎」

 

そのままバラバの頭部の剣がゼットを貫くと誰もが思ったその時、空から十字型の光の刃が飛んできてバラバの剣を弾き返す。その時、ゼットとハルキに上空から声が聞こえてきた。

 

『弱気になるな‼︎ゼット‼︎』

 

ゼットは思わず上を見る。バラバも空から自身の邪魔をした存在を確かめようとする。その時、空から赤い球が降下し、地面にバウンドするとそのまま降り立った。そして赤い球から銀色と赤色のカラーリングに額にビームランプ、そして特徴的なトサカに1つの穴が空いたウルトラマンが現れる。そのウルトラマンを近くで見てガッツ姉妹は驚いた顔をする。

 

「う、嘘・・・。」

「あ、あれって・・・確か・・・。」

 

ガッツ姉妹が驚いた顔をする中。ベロクロンとバキシムはポカンとした顔をしている。何故ならそのウルトラマンは自身のカイジューソウルと因縁の深いウルトラマンだったからだ。そして正気を取り戻すと思わずそのウルトラマンの名を叫ばずにはいられなかった。

 

「「う・・・う・・・ウルトラマンエースだああああああ‼︎」」




ブレーザーも劇場版が決まりましたね‼︎
・・・こちらも頑張らなければ・・・‼︎
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。