怪獣娘Z ~ウルトラマンゼット登場計画~   作:特撮恐竜

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次のTVシリーズのメインヴィランって新しいアブソリューティアンなんでしょうか?
もし、新しいアブソリューティアンなら怪獣娘vsアブソリューティアンの戦いを書きたいですね。


生中継!ロボット怪獣解体大作戦(中編)

メカゴモラ解体作戦の前夜、メカゴモラに乗り込む人影があった。それはカブラギに寄生したセレブロだった。

セレブロはメカゴモラのコクピットに乗り込むと、回りのパネルを触り、コックピットのスイッチを押し始める。すると、コックピットの引き出しの部分が開く。セレブロはそこに手を入れると何かを取り出した。

それは握り拳1個分の何かが入ったボックスだった。ボックスを開くとそこには幾つかのカプセルが入っていた。

セレブロはボックスの中身であるカプセルをただただ見続けていた。やがてそれを懐にしまうとコックピットを操作する。機械の操作を終えたセレブロはコックピットから姿を消していった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌朝、ニュースキャスターが怪獣の前で解説をしていた。

 

『皆さん、本日はこれから怪獣娘によるロボット怪獣解体作戦が始まります!!果たして、地球外の存在が作り出したロボットにはどんな秘密が待っているのでしょうか!?』

 

怪獣娘達がメカゴモラを囲んで集まっていた。周りにはGIRLSの職員とTV曲のカメラマンが集まっていた。

メカゴモラが見える離れた位置にいるニュースキャスターの周りには沢山のカメラマンや報道陣、野次馬が集まっていた。そこにはハルキの姿もあった。

 

「ミコ、皆、気をつけろよ・・・。」

 

ハルキは万が一、怪獣が動き出した時に備えて近くに来ていたのだ。そこにヘビクラやピグモンの姿が見える。ヘビクラはハルキに気が付き、声を掛ける。それにつられてピグモンもハルキに声を掛ける。

 

「よお、確か・・・ハルキ・・・だったか?」

「ヘビクラさん・・・?来てたんだ・・・。」

「あの、ヘビクラ隊長、彼は?」

「前に会ったんだ。それより、お前はどうしてここにいる?」

「怪獣娘に幼馴染がいて、彼女の活躍を見に・・・。」

「怪獣娘に幼馴染が?一体誰ですか?」

「印南ミコっていうんですけど、知りませんか?」

「印南ミコ・・・・・・・、ああっ、ガツガツの幼馴染なんですね。私はピグモンと申します。」

「知ってます。GIRLSのCMで見ました。ここで彼女達の活躍を見るだけならいいですよね。」

「そうですね・・・・私は構いませんが・・・。」

 

ピグモンはヘビクラを見る。

 

「フッ、・・・万が一の時は避難しろよ。」

「だそうです。」

「ハイ!!」

 

時計がいよいよ午前10時を示した。ピグモンは怪獣娘達に指示を出す。

 

「怪獣娘の皆さん、午前10時になりました。ただいまを持って、メカゴモラ解体作戦を開始します。」

『了解!!!』

 

怪獣娘達の今までない大規模な作戦が始まった。巨大なメカゴモラを見上げる怪獣娘達。ミクラス、アギラ、レッドキングが計画を意見する。

 

「とはいっても、どうやって何処から解体すればいいの⁉︎」

「人数はいるから、二手に分かれる?人班が内側から、人班が外側からとか。」

「いや、それだと手間が余計に掛かる。全員で外側から解体するぞ!!」

 

そう言ってレッドキングを筆頭にメカゴモラの外壁を剥がそうとする。しかし、それは人間離れした力の怪獣娘達でも剥ぎ取るのに手間が掛かるくらい硬かった。

その、硬さにミクラスとノイズラーが愚痴をこぼす。

 

「これ、本当に2時間以内に解体できるの?」

「絶対に無理だと思います。下手したら、1日どころでは済まないかもしれません・・・・。」

「ミクちゃん、ノイズラー、諦めちゃ駄目だよ。ボク達の力を信じて力を振り絞ろう。」

「アギラの言う通りだ!俺達怪獣娘の意地を見せるぞ!!」

「私達の、怪獣娘の本物の怪獣に負けない無限の可能性を信じて!!」

 

弱気になるミクラスとノイズラーをアギラ、レッドキング、ゴモラが喝を入れる。その言葉を聞くと、2人は頷き、力を取り戻す。

 

「・・・・そうだよね・・・。こんな所で諦めちゃ駄目だ!見習いだった頃に戻っちゃう!!」

「アタシ達なら絶対に出来る!!よっしゃあー!!行くぜーー!!!」

 

2人は外壁を掴み、思いっきり引っ張る。

 

 

 

 

 

 

その頃、高いオフィスビルの最上階の会議室に世界各国のGIRLSの上層部が集まっている。中には多岐沢の姿もあった。欧米人と思われる男が外の怪獣娘がメカゴモラの解体に苦戦している様子を見て、多岐沢に質問する。

 

「Mr.多岐沢、本当二彼女達ハアノ怪獣ヲ解体出来ルノデショウカ?」

「それは分かりません。しかし、怪獣娘には無限の可能性がある。本物の怪獣と違って、人間の心がある彼女達には元の怪獣を超える事が出来る力がある。彼女達は誰だって無限の可能性があります。僕はその可能性を信じたいと思っています。」

 

 

 

 

 

 

その頃、遠く離れた場所からヘビクラとピグモンが双眼鏡を持って彼女達の様子を覗いていた。

 

「おいおい、なんだかやる気満々じゃねえか。」

「あの子達ですからね、きっとやってくれますよ。」

「ミコ・・・、頑張れ・・・!!」

 

ハルキは幼馴染の奮闘を祈った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、ザンドリアスとウインダムはマガバッサーとマガジャッパと一緒に、ゼットンとキングジョーはガッツ星人とエレキングと一緒にメカゴモラの装甲を掴んでいた。

 

「ぐぐぐぐぐぐぐっ!!駄目ーっ!!力が抜けてきたーーっ!!」

「頑張って下さい、ザンさん!!お母さんもこの生中継を見てるんでしょう!!」

「先輩、諦めちゃ駄目です!!あたしだって頑張りますから!!」

「私の両親も見てくれているんです!!だから、やりましょう!!」

 

その言葉を聞いて、ザンドリアスは遠くの野次馬の中に母親がいるのを確認した。母親にいいところを見せたい。その思いが彼女をつき動かす。

 

「あたしだって、やれば出来るんだーーーーーっ!!」

 

彼女の装甲を持つ手の力が確かに強くなった瞬間だった。

 

 

 

 

その頃、ガッツ星人もキングジョー、ゼットン、エレキングの4人と力を合わせてメカゴモラの解体に励んでいた。

彼女達は解体しやすいようにゼットンの火の球で金属を炙り、溶かす作戦に出た。しかし、彼女は周りを気にして手加減している。その為、未だに彼女達も装甲を一つ剥がす事が出来ずにいた。

 

「く、熱いのは怪獣娘に変身しているからどうにかなるけど・・・。」

「これ、予想以上に硬いよね・・・。」

 

弱音を吐いてしまうエレキングとガッツ星人。しかし、ガッツ星人の目に偶然幼馴染のハルキが写った。ガッツ星人はハルキに恰好悪い所を見せたくないと思い、再び力を入れる。

 

(ハルが見てくれているんだ・・・・。こんな所で挫けていたらダサダサだよ!!しっかりして!!私!!)

 

その時、怪獣娘に異変が起こる。レッドキングはマグマが固まったような色になり、ゴモラは体のあちこちに刺々しい棘が生える。

ガッツ星人は桜色になり、キングジョーは黒くなり、右腕にランチャーが装備される。

ゼットンは翼のようなものが生えた。

 

「今、一瞬彼女達が変わったような気が・・・・・・」

 

突然変わったその姿は一瞬だったものの、怪獣娘の力が確かに強くなった瞬間だった。そして、遂に硬い装甲が剥がれたのだ。

 

 

「やった!!剥がれた!!剥がれたよ!!」

「よっしゃあ!!このままの勢いで行くぞ!!」

 

ミクラスとレッドキングの言葉でやる気にみち溢れる怪獣娘達。

オフィスビルの最上階にいたGIRLSの上層部もこれを見て希望を持っていた。

下で見ていたハルキにヘビクラとピグモンもだ。一緒に喜ぶ妖艶な女性もいた。ザンドリアスの母親だ。

 

「よっしゃあーーっ!!いいぜ、ミコーーーっ!!」

「いいわよ、ザンちゃん!!」

「ザンザンのお母さん。」

「ピグモンさん、こんにちは。あの子、頑張っているようですね。」

「ええ、きっとこのままなら・・・。」

「・・・・・・。」

 

ヘビクラは皆と一緒に歓声を上げないもの、嬉しそうだった。その時、メカゴモラのコックピットで自動音声が流れ出した。

 

『損傷ヲ確認シマシタ。スリープモード停止。攻撃モード二入リマス。』

 

そして彼らの喜びは一瞬でかき消された。なぜならメカゴモラの腕が一瞬動いたからだ。メカゴモラの手が一瞬だけだが、ドリルの様に回転した。

それを見て怪獣娘は凍りついた。

 

「ね、ねぇ。今、手が動かなかった・・・。何か・・・一瞬・・・・動いた様に・・・・見えたのは気のせいかな。」

「き、気のせいだと思う・・・よ・・・。気のせいだと思うけど・・・なんか嫌な予感が・・・。」

 

ミクラスとアギラが顔を見合わせて震えた声を上げる。その時、メカゴモラの左胸のランプの部分が紫色に光った。そして、左胸のランプからビームが発射され、町を焼き尽くす。

 

「ギャアオオオオオ!!」

ビームを発射したメカゴモラは体からミサイルを発射して行進し始めた。ミサイルが当たり一面を火の海に変えていく。今まで動かなかったロボット怪獣が突然動き出し、破壊活動を始めた。

 

 

 

 

 

 

 

「どうなってんだ・・・・?あのロボット、急に動き出したぞ?」

「ザンちゃん!!ザンちゃーん!!」

「落ち着いてください!!お母さん!!ザンザンなら大丈夫ですから!!だから、大至急避難してください!!」

「皆さん、怪獣が動き出しました!!慌てないで、落ち着いて避難してください!!」

「博士!!聞こえるか⁉︎一体何が起こっているんだ!!」

 

ハルキは突然ロボットが動き出した事に困惑する。その横でパニックになる人々の中でザンドリアスの母親が娘の名前を叫んでいた。ピグモンはザンドリアスの母親を落ち着かせ、GIRLSの職員達が避難誘導を行う中で、ヘビクラは多岐沢に連絡を取る。

ハルキは彼らから離れ、ヘビクラとピグモンが見えなくなった辺りでメカゴモラに向かっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、GIRLSの上層部達も混乱していた。その中でさっき自分に質問した欧米人を落ち着かせながら、多岐沢はヘビクラからの通信に答える。

 

「ネェ、動イテルヨ!!何デ、何デ!?」

「分かりません!!分かりませんが、落ち着いてください!!」

『博士、応答しろ‼︎』

「ヘビクラ隊長‼︎」

『奴が動き出したぞ‼︎一体どうなっている⁉︎』

「恐らくですが、今まで損傷していた起動回路か何かが自動的に回復し、今の状況になっているのではないのでしょうか!?」

『じゃあ、今まで動かなかったのは、損傷した部分を回復させるためって事か!?』

「恐らくはその可能性が高いでしょう‼︎こうなった以上、作戦は中止です!!彼女達を引き上げさせてください!!」

『分かった!!』

 

ヘビクラは返事を返し、通信を切った。多岐沢は窓から動き出したメカゴモラを苦い表情で見ていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ギャアオオオオオ!!」

 

メカゴモラは角から指からミサイルを放ち町を破壊する様子を見ている男がいた。セレブロだ。実はセレブロはメカゴモラからあるカプセルが入ったボックスを回収した後、ある仕掛けをした。それは怪獣娘達が少しでも外装を剥がしたら自動的に動き出すように設定していたのだ。その事を知らない怪獣娘達はまんまと外壁を剥がし、メカゴモラを起動させてしまったのだ。

セレブロはメカゴモラによって町が燃えるのを無表情でただ見ていた。

 

 

 

 

 

怪獣娘達はヘビクラからの通信に答えていた。

 

「作戦中止・・・ですか!!?」

『ああ、メカゴモラは動き出した。よって作戦を中止して、お前らも退避・・・・。』

「駄目だ!!作戦は中止しない!!こいつを食い止めなきゃ、多くの被害が出るぜ!!」

「私達は絶対に引かないよ!!」

『おっ、おい‼︎待て、お前ら‼︎』

 

ヘビクラからの通信を切ったレッドキングは怪獣娘達に声を掛ける。

 

「お前ら、俺達でこいつを止めるぞ‼︎」

「えええぇっ⁉︎ししょー、本気ですか⁉︎」

 

レッドキングの弟子であるザンドリアスはそれを聞いて驚いた表情で叫ぶ。そこにゴモラが補足してきた。

 

「当然だよ‼︎わたし達怪獣娘だって本物の怪獣に負けないって所を見せなきゃ‼︎それに・・・・・。」

「ゴモたん?」

 

突然言葉を止めたゴモラにアギラが声を掛ける。やがてゴモラは決意した表情でミサイルを放ちながら町を破壊するメカゴモラを指差しながら発言する。

 

「あの怪獣を放っておいたら、わたし達が、女の子でいられる世界どころか、この星そのものが危ないもん‼︎それにあの怪獣はわたしのカイジューソウルの怪獣を真似て作った偽物。そんなのがこの町を破壊するなんて絶対嫌だから‼︎」

「ゴモたん・・・・・。」

 

ゴモラは自分のカイジューソウルの怪獣に誇りを持っている。その為、目の前で破壊活動を行うあのゴモラを模して作られたロボットを放っておけなかったのた。

彼女の言葉を聞いた怪獣娘達の視線はメカゴモラに集中する。

 

「そうだね、今暴れているこの怪獣をボク達が止めないと・・・・。」

「よーし、行くぞ、お前ら‼︎」

 

アギラの決意を聞いたレッドキングの声で怪獣娘達がメカゴモラに向かっていく。

彼女の掛け声と共に怪獣娘達とメカゴモラの戦いが始まったのだった。




今回の『サブタイを探せ』は前編の中にあります。
気付いた方は感想に自由に書き込んで下さい。
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