本当に長かった・・・・。
ちなみに今回の影絵はメカゴモラとゴモたんをイメージしています。
それではどうぞ。
ハルキはメカゴモラに向かって足を進めていた。そこにシャドウが飛びかかる。ハルキは右に側転して避けるとシャドウを認識して苦い顔で呟く。
「うわっ⁉︎・・・・・こんな時にシャドウかよ⁉︎」
ハルキはウルトラゼットライザーを構えシャドウに対して戦闘態勢を取る。シャドウが再び飛びかかったところでゼットライザーでシャドウを斬る。シャドウは真っ二つになって消滅した。
「よし‼︎ミコ達の元に急がないと‼︎」
再び足を進めようとした時、今度はシャドウが5体現れた。
「・・・・・マジか・・・・・!」
再びハルキはウルトラゼットライザーを構えようとする。そこに髪の色が濃い幼馴染に瓜二つの怪獣娘が現れた。
「アンタ、こんなところで何をやってるの⁉︎」
「・・・・・もしかしてマコか?」
ハルキは目の前の怪獣娘が印南マコが変身したガッツ星人だと気付く。ガッツ星人(マコ)はハルキに言い放つ。
「こいつらはわたしが何とかするから、アンタは何処か安全な場所に避難しなさい‼︎」
「けど、君1人でじゃ‼︎」
「わたしは大丈夫‼︎さっさと行きなさい‼︎アンタがいても足手纏いなのよ‼︎」
「・・・・・・分かった・・・・・。」
ハルキはそう言って立ち去っていく。そんなハルキの後ろ姿を背にガッツ星人(マコ)は溜息を吐く。
「あいつ、何でここにいたのよ・・・・。まあいいわ。アンタ達程度わたし1人で十分よ‼︎」
そう言ってマコは手からビームを放ち、シャドウと戦い始める。その一方でハルキはマコの姿が見えなくなった辺りでメカゴモラに向かって行った。
その頃、怪獣娘達はメカゴモラに立ち向かい始めた。まずはレッドキングがドロップキックを、ミクラスがストレートをメカゴモラにお見舞いする。
「オラァッ!!」
「どりゃああ!!」
続いてウインダムが額からのレーザーを発射し、マガジャッパも水流を発射してメカゴモラを攻撃する。しかし、メカゴモラは微動だにせず、進行する。
幾ら攻撃を受けても、微動だにしないメカゴモラにメンバーの中で一番幼いザンドリアスは怯えてしまう。
「やだ・・・こんなのと・・・どうやって戦うの・・・。」
「諦めんな!!」
そんなザンドリアスに発破を掛けたのは自分と同い年のノイズラーだ。ノイズラーはザンドリアスに言い放つ。
「今、アタシ達が諦めたらこいつは町を破壊し続ける!!お前のお母さんも家も通ってる中学校も何もかも破壊しちまうぞ!!」
「!!!」
ザンドリアスは後ろにいる母親の事を思い出し、勇気を振り絞ってメカゴモラの前に飛び上がる。そして、メカゴモラの顔を口から吐く炎で攻撃した。
「うがーーーっ!!ママも友達も・・・皆傷付けてたまるもんかーーー!!」
炎の威力は増し、命中した箇所が爆発する。しかし、メカゴモラは爆炎の中から姿を見せ、ザンドリアスを手で叩き落とす。
「きゃああああ!!」
「ザンドリアス!!」
メカゴモラは下にいるザンドリアスに狙いを定め、角にエネルギーを溜め始める。メカゴモラ版超振動破『メガ超振動波』を放とうとする。
「あ・・・ああ・・・・。」
「逃げろ!!ザンドリアス!!!!ザンドリアスーーー!!」
ザンドリアスは叩きつけられた痛みで体が思うように動かなかった。この状況で角から放たれる攻撃を受けたら、命はない。ザンドリアスは覚悟を決めて目を閉じた。
それはハルキがウルトラゼットライザーのトリガーを押してヒーローズゲートを通った時と同じだった。
ハルキはウルトラアクセスカードをゼットライザーに読み込ませる。
〈Haruki Access Granted〉
腰のメダルホルダーからメダルを取り出し、ゼットライザーにセットする。
「宇宙拳法、秘伝の神業!!」
「ゼロ師匠、セブン師匠、レオ師匠!!」
〈ZERO〉、〈SEVEN〉、〈LEO〉
『ご唱和ください、我の名を!ウルトラマンゼェット!』
「ウルトラマンゼェェェット‼︎」
ゼットの掛け声と共にゼットライザーを上に掲げ、トリガーを押す。
ハルキはゼットと一体化し、ウルトラマンゼットとなって現れる。
〈ULTRAMAN Z ALPHA - EDGE〉
メカゴモラがメガ超振動波を放つもそれはザンドリアスの後ろに放たれた。ザンドリアスは何故自分が助かったのか目を開けて確認する。
メカゴモラの首に足を絡め、体重を後ろに掛ける何かがいた。それは光り輝いており、最初は見えなかったものの光が晴れて、その姿を現す。それはウルトラマンゼットだった。ゼットは体を捻り、メカゴモラを倒れさせる。
「う、ウルトラマン・・・ゼット・・・。ウルトラマンだーー!!来てくれたんだね!!」
一方、オフィスビルにいたGIRLSの上層部達もその姿を見て笑顔を浮かべる。彼らもその姿が現れた事を喜んでいた。
「It'S Ultraman !!」
「そうです!!あれこそ、再び地球に来た新たなウルトラマン『ウルトラマンゼット』です!!」
「ありがとーーーっ!!ウルトラマン!!」
ザンドリアスの声に下を向き頷くゼット。ゼットはメカゴモラの方に向き、ファイティングポーズを構える。
「ギャアオオオオオオオ!!」
ゼットはメカゴモラに飛び蹴りを放つ。しかし、メカゴモラは数歩後退しただけだった。
「ジィアッ!デュア!デアッ!!」
ゼットは接近して、右手で正拳、左手で再び正拳、右足で膝蹴りを放つ。それでもメカゴモラは数歩後退するだけだった。ゼットは一旦距離を置くも、メカゴモラはロケットパンチを放つ。ゼットはそれを回し蹴りで弾いた。
『こいつ、ウルトラ硬いな・・・。』
(作戦を変えましょう!!)
メカゴモラは今度は体からミサイルを発射する。
ゼットはゼットスラッガーを形成してミサイルを弾き、ゼットスラッガーを繋ぎ合わせアルファチェインブレードを形成する。
ゼットはアルファチェインブレードでミサイルを弾きながら、メカゴモラを何度も斬りつける。
メカゴモラは6度目の斬撃を読んでたのか口で咥えて受け止め遠くに投げ飛ばした。メカゴモラは角で突進してきた。
ゼットは抑えつけられずに腹で受け止め、後退する。
『しかもウルトラ馬鹿力だぜ・・!!』
(このまま戦ってたら不利だ・・・。)
メカゴモラは胸のランプからビームを発射しながら、体からミサイルを発射した。
ミサイルは手刀で弾きながらも、ビームはまともに食らってしまう。
「ジェアッ!?」
ゼットはビームを受けて後ろに倒れ込む。ゴモラはその姿を見て、駆けだしていった。
「ちょっと、ゴモ!?」
「そっちは危ないよ!!ウルトラマンと怪獣の戦いに巻き込まれちゃうよ!!」
ガッツ星人とミクラスがその姿を追う。
「ジィィアッ!!」
立ち上がろうとするゼットの横にゴモラがやってきた。その後を追うようにガッツ星人、ミクラスと怪獣娘がやってくる。
「うわぁ、分かってはいたけどこうして近くで見ると本当に大きい・・・。」
「ゼットちゃん!!これって貴方のモノなんだよね!?」
ゴモラは持っていたウルトラマンのメダルをゼットに見せる。ゼットとハルキは驚いていた。
『あ、あれはウルトラマンのメダルだ!!』
(ウルトラマンってまさか、初めて地球で戦った初代ウルトラマン!?)
『ああ、俺達皆の憧れの兄さんみたいな人だ!!』
(そのウルトラメダル・・・・ゴモラさんが持っていたのか・・・。)
「これを返すよ!!だから、頑張ってウルトラマン!!」
そう言ってゴモラはゼットにメダルを投げる。ゼットのカラータイマーに吸い込まれたそれはハルキの手に渡った。
『ハルキ、ウルトラフュージョンだ。真っ赤に燃える、勇気の力を手に入れるぞ!!』
(はい!!)
ハルキは腰のメダルホルダーから2枚のメダルを取り出す。ウルトラマンエースとウルトラマンタロウのメダルだ。
「真っ赤に燃える、勇気の力!!」
「マン兄さん、エース兄さん、タロウ兄さん!!」
〈Ultraman〉〈Ace〉〈Taro〉
ウルトラマンゼットが腕を広げて胸を張る。
『ご唱和ください、我の名を!ウルトラマンゼェット!』
「ウルトラマンゼェェェット‼︎」
ゼットライザーを上に掲げ、トリガーを押す。
メダルに描かれたウルトラマン、エース、タロウが飛び交う。そしてアルファエッジの時と同じく一点に光が集中して、赤く染まったパワータイプのウルトラマンゼットが握り拳を作り両腕を挙げて現れた。
〈Ultraman Z Beta Smash〉
「ウルドラマーン!ゼェーッド!ベーダズマァーッジュ!!」
顔に赤いマスク、胸にプロテクターを着けた赤のカラーリングの筋肉質なウルトラマンが空中で体を捻り、ドロップキックをメカゴモラに叩きこむ。
「デュワッ!!」
ドロップキックを決めたせいで倒れ込むもメカゴモラよりも先に起き上がる。
「イィイチ、ニィ、サァァン・・・・!!ダアアアアアア!!」
力に優れたウルトラマンゼット『ベータスマッシュ』が右腕を掲げ高らかに吠えた。
「おお~!!いかにも強そうな姿に~!!」
「まさしくパワースタイルって感じになったな!!」
ミクラスとレッドキングが目を輝かせてその姿を見ている。ゼットとメカゴモラが睨み合う中でミクラスはどこからともなくゴングを出す。
「よーし、行くよー!!試合開始ー!!」
「ミクさん、そのゴング何処から出したんですか!?」
ウインダムのツッコミを横にミクラスがゴングを鳴らしたのと時を同じくして、ゼットがメカゴモラに組み付いた。
「ディアアアッ!!」
力比べは僅かにゼットが勝り、メカゴモラが押し返される。メカゴモラから手を離すとその首にチョップを右手で叩きこむ。続いて顔に力強い拳を叩き込み、メカゴモラをを後退させる。
メカゴモラは指からミサイルを放つも微動だにせず、突進する。突進の後はメカゴモラの右横腹に蹴りを2発叩きこむ。
「ギャアオオオオ!!」
メカゴモラはメガ超振動波を放つも、両手を左腰の位置で合わせて右腕を斜め垂直上に持っていくことで繰り出す切断光線『ベータクレセントスラッシュ』を放つ。切断光線はメガ超振動波を突き破りメカゴモラに確かに切り傷を付ける。
ゼットは再びメカゴモラの首に力強いチョップを放ち、上へ投げ飛ばす。ゼットは赤く光り、その右手には既にエネルギーが溜められていた。
『(ゼスティウムアッパー!!)』
光エネルギーを纏った拳が直撃し、メカゴモラは大爆発。その機械の体は完全に砕け散ったのであった。
「やったーー!!」
「よっしゃあーー!!」
怪獣娘達は喜び、ゴモラはゼットを嬉しそうに見る。ゼットはゴモラに頷き、空へ飛び立っていった。
その後、GIRLS本部では怪獣娘達がピグモン、ヘビクラ、多岐沢に謝っていた。
『すみませんでした!!』
「作戦は失敗してしまいました!!」
「大丈夫ですよ~、皆さん。」
「大丈夫なわけないじゃないですか!!結局はウルトラマンに助けられてしまいましたし・・・。」
「そんな事ありませんよ。」
「それが実はですね・・・。」
多岐沢はそう言ってメカゴモラがゼットに倒された直後の海外から来たGIRLSの上層部との会話を思い出す。
「凄イデスネ。彼女達ハ。Ultramanですらあんなに苦戦したメカゴモラ相手二勇敢二立チ向カッテ。アノ様子ナラ日本ノ怪獣騒動ハ彼女達二任セテモ大丈夫デショウ。」
「本当ですか!?ありがとうございます‼︎」
多岐沢の言葉に彼女達は驚いた表情を浮かべながら、言葉を放つ。
「本当にそう言ってたんですか⁉︎」
「はい、だから自信持ってください!!」
「皆さんの事を高く評価していました。これからも起こるかもしれない怪獣騒動に対処できると考えたらしいですから。」
ピグモンと多岐沢の言葉に顔を喜ばせる怪獣娘達。外ではそんな怪獣娘達をハルキがGIRLS東京支部の前から見つめていた。その顔には笑みが浮かんでいた。
その夜、セレブロは人里離れた海岸にいた。その足元には、カプセルが幾つも転がっていた。そしてセレブロの前ではとても大きな何かが目の前にいて、セレブロはその影に覆われていた。
「「ピギシャアアアアア!!」」
「グオオオォォォン!!」
「グアアアァァァ!!」
「ウオオオオン!!」
その前には何体もの怪獣達がいた。実はセレブロがメカゴモラのコックピットから回収したボックスに入ったカプセルには怪獣が入っていたのだ。そして、たった今カプセルに入っていた怪獣達を地球に解き放ったのだ。あるものは地面に潜り、またあるものは空に飛び立ち、またあるものは海に潜って消えていった。
セレブロはそれを無表情で見届けると、夜の闇の中に消えていった。
ハルキ「ハルキと」
アキ「アキの」
ハルキ&アキ「「ウルトラナビ!!」」
ハルキ「今日紹介するのはコレだ!!」
〈Ultraman〉
アキ「初代ウルトラマン。初めて地球にやって来たウルトラマンで鍛え抜かれた肉体を持っているよ。」
ハルキ「次に紹介するのは!!」
〈MECHA GOMORA〉
ハルキ「この怪獣はメカゴモラ。ゴモラを元に宇宙人が作ったロボット怪獣で様々な武装をしているぞ!!」
ミク「次回はあたしが担当するよ。」
「「「次回もお楽しみに!!!」」」
次回予告(CV:ウルトラマンゼット)
『怪獣娘の新たな強化形態、EXモード。しかし、怪獣娘達はその力を引き出すのに手間取っていた。頼むぜ、イズミ!!発動するきっかけを考えてくれ!!次回!!
ウルトラ強くなるぜ!!』