とあるオタク女の受難(魔法少女リリカルなのは編)。   作:SUN'S

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明けましておめでとうございます。

お久しぶりです。


第1話

○月%日

 

最近、私の事を付け回す女の子を捕まえた。

 

彼女の話を要約すると母親の頼みで集めることになった青い石を私が持っているそうだ。

 

そんな石なんて持ってない。

 

まあ、有ると言うならばコスモスの輝石ぐらいだろうか?これは子供の頃にテーマパークでコスモスに貰ったものだ。そう簡単に渡すことは出来ない。

 

私の言葉を聞いて俯くように頭を下げ、フラフラとした足取りで立ち去ろうとする女の子を見送ることも出来ず、私は首飾りのように吊るしていたコスモスの輝石を渡してしまった。

 

まあ、このコスモスの輝石を渡したからってコスモスとの想い出が消える訳じゃない。きっとコスモスも許してくれるはずだ。

 

たぶん、きっと、おそらくだけど。

 

これもコスモスの優しさと素晴らしさを布教するためだ。それでも、いつかコスモスの輝石は返して貰えると嬉しいかな。

 

○月〃日

 

私が昨日の出来事をパパに話したら「やっぱり、お前は母さんに似て優しい子だ」と言われたけど、私はママとの記憶は持ってないからピンと来ない。

 

なんて考えながらバス停に向かっていると茶色い髪の動くツインテールが特徴的な高町なのはがバスに乗り込むのが見えた。

 

むう、今日こそ先にバスに乗りたかった。

 

私の家の立地的にバス停が遠いのが原因なのかな?等と考えたりしながらバスの入り口付近に座る。ここは私の定位置と言っても過言ではないと思う。

 

ただ、今はパパが書斎から出てこなくて大変だ。今夜のご飯も一人で食べることになるかもしれないのが、ちょっとだけ寂しかったりする。

 

こんなこと口が裂けてもパパに言わないけど。私がお嫁さんになって家を出ていったらパパは生活できるのかな?と考えるのも億劫だわね。

 

むしろパパは一人で生きていけるの?

 

そう考えてしまうほどだ。

 

私の考えている間にバスは学校に入り、他の区画から来てる子も昇降口に入っていくのが見える。はあ…と溜め息を吐きながら未来の自分に対する不安で押し潰されそうになった。

 

○月#日

 

なぜか手のひらからビームが出るようになった。流石に怖くてパパに相談しようかと思ったけど、パパの仕事を邪魔するのもダメだと自分だけで解決することにした。

 

どう見てもビームっていうより光の粒子を放出しているようにしか見えない。いっそのことウルトラマンみたいに構えてみるのもありね。

 

ゆったりとした動きで右手を突き出すとコスモスのように光の粒子を飛ばせた。うん、これは間違いなく外見だけはフルムーンレクトだ。

 

他にも似たようなことが出来るかな?なんて考えながら不格好で小さいけど、なんとかウルトラマンフーマ極星光波手裏剣を作ることが出来た。

 

もっと頑張れば上手く形を整えれるかな?と首を傾げながら空き缶を並べた庭に向かって極星光波手裏剣を放り投げる。

 

まあ、それも途中で消えたり形が崩れたりとダメなやつしか出来ない。もしかして、フーマも練習とか頑張ってたの?なんて思ったりしているとパパが私を呼ぶ声が聞こえてきた。

 

今日はこれでおしまいにしよう。

 

 

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