とあるオタク女の受難(魔法少女リリカルなのは編)。 作:SUN'S
▲月;日
何気無く私はハラオウンさんと話していたらミッドチルダで赤い通り魔の目撃情報を得たことを聞かされた。しかも赤い通り魔の行く先々にはロボットの残骸や破壊された建物があるらしい。
海鳴市で見ないと思ったら次元を越えてミッドチルダに行ってたわけね。はあ…と溜め息を吐きながらハラオウンさんに移住の予定を話したら何とも言えない表情を浮かべていた。
もう、いっそのこと笑ってよ。
そんなことを言いながらハラオウンさんにミッドチルダの基本的な文字の教科書の分からないところを見せる。最近はスクライアさんとも連絡は取れないし、高町さん達も魔法の勉強で忙しそうだ。
私は時空管理局地上本部で選んだ理由と出来る限り危なくない仕事を渡してくれるらしい。暴動の最中に壊れた建物や怪我した人を治療することも仕事の内とのことです。
あとウルトラウーマンになるのはミッドチルダ全土の危険な時だけ、これはレジアス・ゲイズと約束をしてきた。
それにゲイズさんも「過剰戦力は市民の不安を煽るだけだ。私は市民の安心できるミッドチルダを守りたい。そのためにも君の力を貸してくれ」と言ってくれた。
▲月`日
今朝、プレシアさんに会った。何ヵ月も会えてなかったから心配してたけど、普通に専業主婦を楽しんでいるようなので安心した。
しかし、あのパンダのエプロンは自分で選んだのだろうか。えっとですね、私は可愛くて似合ってると思いますよ?
そんなことを考えていたら、トマトの新鮮度を他のものと見比べるプレシアさんの目付きが変わり、さっきまで近くにいた奥様方も怯えている。
とりあえず、私もプレシアさんの隣に並んでピーマンを見比べる。最近のピーマンは苦味を増したものが多く出てたり、虫食いにあってるものがお店に並んでることも多い。
私はパパのために新鮮な野菜を選んでるから問題ないし、私やプレシアさんを真似してる奥さんも意外と少なくない。
むしろ真剣な目付きで野菜を選ぶから夕方ぐらいになると虫食いにあってるものしか残らない。それとプレシアさんは私の存在に気付いていなかったのか、私を見た瞬間にビクッと身体が跳ねてた。
ちょっとだけ私は失礼だと思う。
その後はテスタロッサ姉妹の学校での様子とか変な虫が付いていないかと聞かれたけど。変な虫ってなんですか?と聞いたら頭を撫でながら「あなたは知らなくていいわ」と誤魔化すように返された。
▲月⊃日
早朝、私は月村さんの家でウルトラウーマンの話を持ち出した高町さんを見詰める。ここにいる人は私がウルトラウーマンだってことは知ってるけど。
その姿を見ていない人に「ウルトラウーマンになれ」とか言われるのは困るのです。だいたい、私は本当に危ないと思った時しか変身しませんよ?と言ったら「もう、少しぐらい良いじゃないのよ!」とバニングスさんに頬っぺたを引っ張られた。
そういう軽率な行動を繰り返してたら絶対に私のカラータイマーのエネルギーが無くなったりする。それに私は帰ってきたウルトラマンみたいに萎みたくない。
べつにウルトラマンジャックが嫌いな訳じゃないけど、何も起こっていない普通に考えたら平和な時に変身するのはダメだと思うのです。
そんなことを話しながらバニングスさんを見たら「その萎んだジャックって誰なのよ!?」と叫ばれ、苦笑いを浮かべることしか出来なかった。
あと引っ張られた頬っぺたは赤くなってた。
私は怪獣を光線で倒したりしてないし、やったことと言えば地球を滅ぼそうとしたセーラスを人間の形に戻してあげただけです。