とあるオタク女の受難(魔法少女リリカルなのは編)。 作:SUN'S
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早朝、私はカロリーメイトしか食べていないフローリアンさんのために軽めの朝御飯を用意したら「この計画が終わったらエルトリアに移住しない?」と真剣な眼差しで言われた。
えとパパに相談しないと分からないかな。
それに私はゲイズさんとの約束も残ってるから無理かもです。そう言ってフローリアンさんの提案を断り、私を迎えに来てくれた高町さん達のいる車に乗り込む。
実は遊園地に行くのはパパ以外だと初めてだ。高町さんは私の隣に並んで「最初はここなんてどうかな?」とパンフレットを見せてくれる。うん、なんか私の想像してた遊園地より遊具が多い。
テスタロッサさんは「なのはと近すぎる。もっと私の方にも来て…」と腕を押さえ付けてくる。いや、バニングスさん達に無理を言って席替えして貰ったのに、そんなに動き回るのは失礼すぎるよ。
そんなことを言ったら高町さんがフンスと胸を張りながら私の腕を抱き締めてきた。なぜかムッとした表情を浮かべるテスタロッサさんと月村さんにお菓子を貰ってるアリシアさんを見る。
私の視線に気付いたのか。
アリシアさんはテレビでも見たことのないほど清々しい笑顔でサムズアップを送ってくれたけど、そんな爽やかな笑顔より二人を止める方法を教えて貰えると嬉しい。
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なぜかフォスキアの姿を模した人形の並んだショップを見付けた。バニングスさんを見たら全力で首を横に振ってる。その隣にいる月村さんを見ると顔を反らして、私は知らないと小さな声で呟いた。
いくら大企業の社長さんでも私の秘密を公開するのはやめてください。こんなの恥ずかしくて外を歩けなくなるじゃないですか。
そんなことをバニングスさんのお父さんに言ったら「ああ、僕の娘と一緒に撮影した特撮の劇場のやつだろう?僕も気に入ったから取り入れることにしたんだ」と言われて、ハラオウンさんとプレシアさんを見ると頭を抱えていた。
もしかして、ハラオウンさんのお父さんは私や高町さん達のことを話しても空想の出来事だと認識しているのか。それとも私の存在がバレても安心させるように世界にフォスキアを浸透させようとしてる?
ただ、こんな無茶苦茶な方法で浸透させるのはやめてほしい。フォスキアの正体を知ってる人は少なくて良いですし、私の力を悪用しようとする人が現れたらパパやバニングスさん達を巻き込んじゃう可能性だってある。
私の言葉に真剣な表情を見せるバニングスさんのお父さんは身体を沈めて、私と目線を合わせてくれる。じっと私の顔を見たかと思えば「そうか、本人のお願いを否定することは出来ないね」と言って店員さんに近寄ると「フォスキアの縫いぐるみを可愛らしくアレンジしよう」と話し始めた。
まあ、見た目が変わるなら問題ないのかな?
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いったい、どういう訳なのか。
私の家に泊めたフローリアンさんと高町さん達が戦っていた。更にはイリスさんがはやてさんの持ってる夜天の書を奪ったそうだ。
その話を聞いてから私は三人に何度も頭を下げて、管理局の医務室で治療を受けてるフローリアンさんのお姉さんにも謝りに行きたい。
私の力を使えばエルトリアを助けられるって嬉しそうに話していたフローリアンさんが私の友達を傷付けて、イリスさんもはやてさんに怪我を負わせた。
いくら自分の家族を助けるためとはいえ他の人に迷惑を掛けるのはダメだ。シグナムさん達の傷を治して、高町さん達の傷を癒やす。
こんな大人数の怪我を治したことないけど、私のせいで高町さん達に怪我させた。もっとフローリアンさんの話を聞いておけば怪我しなくて済んだかもしれない。
それに私だって怒る時は怒るんだよ?