とあるオタク女の受難(魔法少女リリカルなのは編)。   作:SUN'S

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第37話

∈月△日

 

たぶん、あれは何気無い疑問だったのか。

 

私の故郷である地球のことを聞いてくる人が居たからウルトラマンを会議室で上映してきた。みんな口を開いたまま動かなくなってたけど、なにか変なところでもたったかな?

 

私を手招きしながら咳払いを繰り返すゲイズさんに呼ばれて近付いたら「その、なんだ、あの光の巨人に君もなれるのか?」と他の人に聞こえないように配慮しているのか。

 

そんなことを聞かれたけど、私の場合は研究者や科学者の多いブルー族ですが、ウルトラマンみたいに光線を撃つのは得意な方だと思いますよ?

 

そう言ったら頭を抱えて座り込んでしまった。私の説明って下手なのかな?と考えながらランスターさんに「どうだった?」と聞けば「俺が君を守ってみせる」と両肩を掴んで言ってきた。

 

ランスターさんはウルトラマンダイナが気に入ったのだろうか。いきなり、エンディングのタイトルを使ってアスカ・シンの真似してくれた。

 

それにしても私に真似して見せるより他の綺麗な人に言ってあげればランスターさんだって女の人に喜ばれると思うんだけどな。

 

∈月℃日

 

私の部屋を訪れる女性局員が増えた。

 

その殆んどがデバイスの修理を行ってくれるエキスパートなんだけど、今日は普段より興奮しているように見えるのは何故だろうか…。

 

ボーッとしながら見ていたら私の方に詰め寄ってきた局員の人に「あの巨人化するデバイスを持ってるって聞いたんだけど、どこにあるのか教えてもらえない?」と言われた。

 

いや、流石に私の命とも言えるフォスキアナイザーを渡すのは無理ですよ?と言ったら「あんなもの見たら解体したくなるでしょうが!?」と叫ばれ、他の人を見たら彼女に賛同するように頷いている。

 

そんなこと言われてもウルトラマンでもない人が触ったら何が起こるのかも分からないんだよ?と説明したら「私と一体化すれば問題ないですよね!?」と鼻息を荒くしてる人に言われた。

 

えと、私は一体化するほど弱ってないよ?

 

私の言葉を聞いていた他の人と一緒にヒソヒソと話しながら私の方をチラチラと見てくる。なんだか怖いから安全なところに隠れてようかな。

 

∈月<日

 

早朝、私は一泊の恩を返すためにはやてさんの話してくれる聖王教会という場所に向かっている。こっちだと比較的に普通な見た目のジープに乗っているのはウルトラセブンの影響だと思う。

 

あの戦闘訓練を地上本部の人達に見せたら私の方を見てきたので笑い返してあげた、次の日から危険な任務でも怪我を負って帰ってくる人は激減したのは不思議な出来事だった。

 

みんな、無事なのは良い事だ。

 

はやてさんの「あそこが聖王教会やで」という声を聞いて、彼女の指差す方を見たら大きなお城が山岳地帯の真ん中に建っていた。この教会を作った人は何を考えて山岳地帯の真ん中に作ったんだろ?

 

そんなことを考えながらはやてさんの後ろを着いていく途中で御神体と呼ばれるものを見せて貰ったけど、どう見てもウルトラマンノアだった。

 

なぜ、こんなところにノアの御神体が…。

 

じーっとノアを見上げていたら「なにか感じたん?」とはやてさんに聞かれ、私の信仰してる神様と瓜二つだったから驚いただけだよと誤魔化したけど。はやてさんが私の両手を握りながら「なあ、私達って親友やろ?あんたが困っとるところなんて見たくないんよ」と言ってくれた。

 

もう、分かったから顔を上げてよ。

 

私の知ってることは話すけどさ、それ以外のことは何も知らないからね?とだけ付け加えてからウルトラマンノアに纏わる伝説を話すことにした。

 

 

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