とあるオタク女の受難(魔法少女リリカルなのは編)。   作:SUN'S

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第39話

↑月※日

 

私はシグナムさんとユナイトしてから三日ほど経過した頃だろうか?私とのユナイトのおかげでシグナムさんに負担を掛かっていないけど、長時間の飛行は流石に疲労が溜まりそうだ。

 

そう考えながら三つの輪が重なり合ったグレイブゲートが見えてきた瞬間、私の横っ腹を撃ち抜く強烈な光線が斜め下から飛んできた。あまりの激痛に飛行することも出来ず、グレイブゲートの近くにあった小惑星に着地する。

 

シグナムさんも突然の出来事に驚きつつ、私の目を通して光線を撃ってきた相手を睨み付けてる。もっとも私は犯人の姿を見て泣きたくなった。

 

私の目の前で仁王立ちするエースキラーと無数の怪獣たちを見れば誰でも泣きたくなると思う。シグナムさんは「ザムシャー殿と話す前の肩慣らしだ」と言いながらナイトティンバーとレヴァンティンを取り出し、私から身体の主導権を切り換える。

 

とりあえず、シグナムさんは怪獣たちを峰打ちで倒すことを頑張って下さい。私のお願いと応援と共に駆け出したシグナムさんは近くにいる怪獣たちを薙ぎ倒していき、高速の剣技を受け止めたエースキラーを別の小惑星まで蹴り飛ばした。

 

シグナムさんの掛け声でカートリッジを射出するレヴァンティンを地面に突き刺し、ナイトティンバーのレバーを二回も引っ張りながらトリガーを押して、炎を纏った光の衝撃波を怪獣たちに放った。

 

えと、これがオーバーキルなのかな?

 

↑月▽日

 

私とシグナムさんがユナイトして怪獣墓場を訪れて何時間ぐらい経過したんだろうか。すでに百体を越える怪獣を薙ぎ倒しているシグナムさんはランナーズ・ハイのような状態になっている。

 

このまま続けていたらシグナムさんはザムシャーと話す前に倒れる可能性が出てきた。

 

いくら呼び掛けても「すべての怪獣を斬る!」と訳の分からないことを叫びながら両手の剣を振り回し、炎を纏ったレヴァンティンから必死に逃げ回るダダが可哀想だよ…。

 

そんなことを言いながら身体の主導権を切り換えようとする度に「小賢しいぃ!!」と主導権を奪われ、ダダを踏み倒して、その先に居たアントラーが何処かに吹き飛ばされる。

 

もう、怪獣たちを許してあげようよ。

 

私はユナイトしていたシグナムさんを強制的に吐き出し、傷だらけの怪獣たちにコスモシャワーとコスモヒーリングを使って怪我を治してあげる。

 

いつものシグナムさんだったら弱いもの虐めなんて絶対に許さないはずなのに、なんで怪獣たちを一方的に叩いたり斬ったりするの?

 

確かに私はエースキラーに撃たれたけど、何も悪いことしていない怪獣たちを襲うのはダメだよ?と言いながら手のひらに乗っているシグナムさんを叱ってから怪獣たちに頭を下げる。

 

↑月∪日

 

私達を先導してくれるパンドンの後ろを着いていくと無数の剣や槍の突き刺さった場所に到着した。パンドンは手を軽く振って帰っちゃったけど、武器を避けながら進んでいくとザムシャーの面影を持った武人を見付けた。

 

ずいぶんと懐かしい顔だと思いながらグレイブゲートを見上げるメカザムに話し掛けたら「なんだ、貴様は?」と問われた。

 

この場合はウルトラウーマンを名乗っても大丈夫なはずだよね?と考えながらフォスキアの名前を名乗ってからザムシャーを探してることを伝えたら、なんだか少しだけ怪訝そうな表情を浮かべたようにも見えたけど。

 

私の知ってるメカザムは寡黙なタイプだから表情を変えることは少なかった気がする。じーっとメカザムを見ていたら「あの岩山の上だ、あそこにザムシャーはいるはずだ」と指差して教えてくれた。

 

メカザムに「ありがとう」と言ってからシグナムさんとユナイトする。今度はランナーズ・ハイにならないように気を付けてね?と言ったら「それは保証できない」と言葉を返された。

 

もう、私だって怒るんだよ?

 

 

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