とあるオタク女の受難(魔法少女リリカルなのは編)。   作:SUN'S

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第47話

ヱ月ゎ日

 

早朝、私はジープのハンドルを動かしながらデバイスを持っていない新人さんを追い掛ける。なんだかティアナさんとナカジマさんが必死に叫んでるけど、私は二人が夜遅くまで自主トレを頑張ってたから問題ないと答えてあげる。

 

夜更かしも自主トレも控えるからジープで追い掛けるのを止めてと言われた。むう、流石に嫌がってることを強いるのは悪いことなのは分かってるけど、これは試験のために必要な訓練なんだよ?

 

そう呼吸を整えるために立ち止まっている二人に言ったら「こ、殺す気ですか?」と聞かれ、セブンの言った「普通の訓練で貴女達を殺そうと向かってくる犯人を捕まえられる?」と問い掛ける。

 

私の知ってる人は幾度となく敗北を経験して、その度に過酷な特訓を経て勝利を掴み取ってきた。いくら怪我を負っても不屈の闘志で立ち上がり、私達を守り抜いてくれた人を…。

 

二人とも口を開いて固まってる。

 

なにかあるのかな?と後ろを見ても何も珍しいものは見えない。さっきの話の続きを語ろうとしたら「私達も応援します!」と訳の分からないことを言い出し、私の両手を上下に激しく振り回す。

 

これは、どういう訳なのだろうか。

 

ヱ月.日

 

私の使っている魔法、正確には光線技の教えても良いと二人に話したら顔を見合わせて笑顔を浮かべていた。その理由を聞けば私の光線技は管理局の中でも一二を争う破壊力を持っていると言われているとのことだ。

 

とりあえず、一言だけ言わせて貰うけど。私は破壊力の高いものは使ったことないし、使ってもスペシウム光線ぐらいなんだけど。

 

そんなことを言いながら二人に使いこなせそうな光線の候補を提示する。私は個人の意見を尊重するけど、あまり欲張ったりしないようにね。

 

私の言葉を聞いて何度も頷く二人と一緒に地上本部の喫茶店にある壁際のテーブル席に座り、私が個人的に撮影していたウルトラの技を見せる。

 

すごく食い入るように見詰める二人を嗜め、二人の使いたいと思った技を丁寧に解説する。

 

私って人に教えたりするの意外と向いてるのかな?と考えながら真剣に話し合ってる二人から視線を反らして理子の頭を撫でる。

 

ヱ月∃日

 

私はティアナさんとナカジマさんに残りの試験期間を光線技を教えることに費やそうと考えてるけど、ナカジマさんの選んだアトミックパンチは高濃度のウルトラ念力を使うから時間が掛かりそうだ。

 

それに、ティアナさんがバルキーコラース八つ裂き光輪を教えてほしいと言ってきたときは本当に驚いた。

 

少し前までレッキングバスターみたいな強力な技を使おうとしていたのに、やっぱりナカジマさんと仲良くなってから変わったのだろうか。

 

そんなことを考えながら二人に分身してナカジマさんとティアナさんに個人授業を行う。他の人は初日で逃げちゃったから私は悲しいのです。

 

まあ、私はティアナさんにバルキーコラースの作り方と光線の集めた方を教える。ちなみに高町さんもバルキーコラースに似た技を使えるけど、私が使ったときより凶悪なものだったと言っておこう。

 

なんで空を飛んでる巨大な金属の塊を跡形もなく消し飛ばせるのか、それだけは本当に私でも分からないんだよね。

 

 

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