とあるオタク女の受難(魔法少女リリカルなのは編)。   作:SUN'S

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後書きに「レムちゃん」のイラストを記載しています。


第53話

⊂月★日

 

やっぱり、女子寮にリクくんを連れ込むのはダメだと寮母さんに言われ、みんなが住めるぐらいの広さがある新築のマンションを購入してみた。

 

鳥羽さんとペガちゃんは自分の部屋を持てると嬉しそうに家具の置かれていない部屋を見て回ってる真っ只中、リクくんは理子とベランダの向こうに見えるミッドチルダの海を眺めながら話している。

 

私も加わりたいけど、他にもレムちゃんが入ってこれるスペースも作ってあげないといけない。なぜかスカリエッティさんやランスターさん、それにゲイズさんは「もう君の破天荒さには慣れたよ」なんて言ってるけど、私は破天荒じゃないですよ?

 

そんなことを考えながら高町さん達と同じインテリジェンスデバイスとレムちゃんの人工知能を転写して、同一個体として扱えるように作り替える。

 

とりあえず、私の手元に収まってるレムちゃんの人工知能を搭載したインテリジェンスデバイスをリクくん達に見せて、人間に近いフォルムの外見を取り付けても良いのかを尋ねる。

 

すごくレムちゃんは賛同してるけど、これはミッドチルダだと違法行為だったりする。いや、これは外見を真似てるだけで人間って訳じゃないよ?

 

先ずはタンパク質を取り込んでエネルギー源へと変換する機能を持った内臓型の装置を付けて、完璧に近い五感を再現した外見とレムちゃんをドッキングさせる。

 

そうすれば痛みを感じたり、嬉しくて涙を流したりすることが出来るようになる訳だけど。私の話が分かってない人はいるかな?

 

そっと片手を上げるペガちゃんとリクくん、申し訳なさそうに手を上げる鳥羽さんが私の前に正座しながら私のことを見上げている。

 

⊂月≪日

 

新生、新型、もう、どっちでも良いや…。

 

私の目の前で身体の変化を確かめてるレムちゃんを見て、凄く満足そうに頷いてるリクくんと、その動きを真似して両の腕を組んで頷いてる理子が可愛くて可愛くて仕方無いです。

 

あとレムちゃんの要望で外見は中学生くらいの女の子に設定したけど、そこまで胸を大きくする必要って何があるのかな?

 

そんなことを考えているとレムちゃんが「成る程、これが痛覚というものですね」と言いながら自分の頬っぺたを引っ張っていた。

 

私も高町さん達にされたことあるけど、それって意外と痛かったりするんだよね。

 

そうレムちゃんに話したら「高町さんとは貴女の隣を歩いていたリクを襲おうとした女性のことですか?」と聞かれた。

 

えと、まあ、そうかな?

 

あの時の高町さんは怖かったのは覚えてるよ、なんで「私がいるのに男の子なんて、絶対に渡さないんだからね!」と叫びながらランスターさんに連れていかれていた。

 

やっぱり、仕事ばっかりだと気分が悪くなるのだろうか?なんて思いながらレムちゃんに頼まれていた学生服を手渡してあげる。

 

しかし、なんで学生服なのだろうか?

 

⊂月▲日

 

私の事情を知ってるゲイズさんは三週間の有給休暇を使うように言ってくれた。私はゲイズさんのおかげで次元世界を飛び回ったり、悪い人を捕まえるんじゃなくて倒さずに済んでいる。

 

ただ、スカリエッティさんと遭遇した時に思いっきりパンチしたのは何でかな?と思いながら朝御飯を作っているとアークベリアルを抱えた理子を抱えるリクくんが寝室から出てきた。

 

二人とも仲良しで羨ましいです。なんだかリクくんは素っ気ないし、ママは寂しくて泣いちゃいそうです。そう言ったらワタワタとして困ったようにペガちゃんやレムちゃんに相談している。

 

鳥羽さんは寝室から出てくるとリクくんの頭を叩きながら「うっさい!」と怒って、そのまま寝室の中に戻っていくことが多い。

 

私の隣に移動してきたペガちゃんは「仲良く朝御飯を食べようよ」と声を掛けると二人とも言い合いをやめて、リビングの真ん中にあるテーブルと椅子に腰掛ける。

 

 





【挿絵表示】

「リク、どうしました?」
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