とあるオタク女の受難(魔法少女リリカルなのは編)。   作:SUN'S

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第59話

ф月Ч日

 

たぶん、お昼頃だろうか。

 

私はリクくんがアルバイトで貯めたお金を使って買ってくれた向日葵の描かれた日傘を差しながら買い物していると悪そうな人に絡まれてる伊賀栗さんを見掛けてしまった。

 

普段の伊賀栗さんは気弱そうに見えるもんねと思いながら汗だくな伊賀栗さんと悪そうな人たちに買ったばかりのチョコレートアイスの箱を手渡す。

 

すごく目を細めて睨んでくる悪そうな人の頬っぺたにアイスの箱を押し当てながら「元気に遊ぶのはいいけど、熱中症になったら危ないよ?」と言ったら舌打ちしされた。

 

なにか悪いこと言ったかな?

 

そんなことを考えながら日陰の中にあるベンチに座り、チョコレートアイスを食べ始める悪そうな人…ヤンチャな年頃の人達を見る。

 

うんうん、やっぱり暑いときは冷たいものを食べるのが一番だよね。私は買い物袋から二箱目のアイスを取り出して、あんまり危ないことしないようにね?とチョコレートアイスを食べてるヤンチャな年頃の人たちに教える。

 

ф月∮日

 

私は晴れやかな気持ちでレムちゃんの作ってくれた空中庭園のような場所を使って抹茶アイスを食べながら理子とレムちゃんの遊ぶ姿を眺めていると、見るからに悪そうなロボットが現れた。

 

いや、どこかで見た覚えがある。確かジードの映画の時に出てきたロボットだ。いや、でも、なんで今頃になって出てたんだろうか?

 

そんなことを考えながら胸部の発射口を大きく広げて、私の暮らす街を破壊しようとするロボットを止めるためにフュージョンライズしないままフォスキアへと変身する。

 

この姿だと私の力が弱すぎて長く戦うことは出来ないけど、リクくんが変身するまで時間を稼ぐことは出来る。私はコスモスと同じ青色の身体をロボットに押し付け、ゼロ距離で光線を受け止める。

 

やっぱり、受け流さずに受け止めると痛みで気絶しようしなるけど。私はママだから子供の前で弱いところなんて絶対に見せない。

 

私はロボットの発射口を塞ぐように抱き締めながら飛び上がり、リクくんがジードに変身した瞬間を狙ってロボットを空中に放り投げる。

 

いくら慈愛の戦士を名乗っていても反省しない悪い子はお仕置きです。私は両の手のひらを突き出すように構え、リクくんのレッキングバーストと合わせるように青色の光線を放つ。

 

一応、さっきのは私の必殺技だけど。しっかりとした名前のない技なので、誰かにかっこいい技名を付けてもらいたい。

 

ф月〓日

 

早朝、私は愛崎さんのすごく頼れる上司ことシャドー星人"ゼナ"の話を聞こうとしたら「お前は誰だ」と言われた。

 

そういえばゼナさんとは初対面だった。私はリクくんのママですと言ってから理子を抱っこして、リクくんの妹の理子ですと紹介したら黙った。

 

あと何事もなかったように話を進めようとするゼナさんにショックを受けたので、大人しく理子と部屋の隅っこで絵本を読んでおこう。

 

それにしてもギルバリスの欲しがってるものを教えたら怪しまれるのかな?と思いながらリクくんの「沖縄へ行こう!」という掛け声に賛同するように理子と一緒に「おーっ」と片手を小さく上げる。

 

まあ、私は赤き鋼を使えないと思うんだよね。 

 

もしかしたら私にも悪い心があるかもしれないし、あったらあったで悪い心があるのは凄く嫌だなと思うのは私だけだろうか?

 

そんなことを考えながら空飛ぶ星雲荘の外を眺めていると変な気配を感じた。どことなく懐かしく思えるのに、なぜか胸の奥で変な気持ちが溢れてくる変なものだ。

 

いったい、これはなんだろうか?

 

 

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