とあるオタク女の受難(魔法少女リリカルなのは編)。   作:SUN'S

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第61話

ц月а日

 

やっぱり、沖縄だと挨拶はめんそーれでいいのかな?なんて考えながら赤き鋼の情報を探すリクくんたちと別れて、私は理子と一緒に本場のゴーヤチャンプルを食べている。

 

すごく美味しいけど、私の隣に座っていた理子は舌を出したまま動かない。まだ、小さな理子には早かったかな?と思いながらゴーヤチャンプルのゴーヤを理子の代わりに食べてあげる。

 

私は理子のゴーヤチャンプルを食べて、小さな子供でも食べられそうなマンゴープリンを注文して理子の口の中にスプーンを入れる。

 

理子はゾワゾワゾワって鳥肌を立たせながらマンゴープリンを飲み込んだかと思えば私の顔を見上げ、なにかを言おうとしてるけど、上手くマンゴープリンの味を例える言葉が見付からないのか。

 

私からスプーンを受け取りながら「…ママ…これおいしぃよ…」と教えてくれた。うん、私も理子が喜んでくれて嬉しいよ。

 

あとで、みんなにも教えてあげようか?

 

そんなことを話しながら急いでゴーヤチャンプルを完食し、小さな口にスプーンを入れては笑顔を見せる理子の横顔を眺める。

 

ц月т日

 

私はリクくんたちが見付けた沖縄の歴史を教えるアウトドア教室を開いている、確か比嘉愛流(アイル・サデルーナ)と挨拶を交わしてきた。

 

それにしてもジャグラス・ジャグラーを間近で見れたのは嬉しい。やっぱり、本物を近くで見るのは新鮮で素敵なことだ。

 

ゆっくりと私達は比嘉さんの話す赤き鋼の伝説の物語を聞きながら赤き鋼を奉る祠まで案内して貰った。やっぱり、最初から分かっていたけど、今のリクくんが赤き鋼を手に取っても何も起こらない。

 

まだ、ウルトラマンとして精神的に成長を遂げていないリクくんだと使えないのは分かってたけど、ジャグラスは赤き鋼を振り回すのはやめてね?

 

それで赤き鋼が壊れたらギルバリスに負けちゃうんだよ?と言ったら「あのベリアルの女となると物怖じしないってわけか…」と勝手に納得してるけど、その言い方は止めてほしい。

 

もっと奥さんとかお嫁さんとか可愛く呼んでくれないとママは悲しいです。いや、べつに私はジャグラスのママじゃないから問題ないのかな?

 

そんなことを考えながら「また、このパターンかよ」と赤き鋼を押し付けてくるジャグラスを引き止め、そっと子供の頃に拾った黒騎士ブルブラックの愛用していた直剣を手渡す。

 

確か私はウルトラマンが一番大好きだよ? 

 

他の特撮に偏見を持ったりしてないし、なによりジャグラス・ジャグラーは報われても良いと思うのです。それにブルブラックの剣は本物だって何と無くだけど、本当に何と無く私は分かるんだ。

 

ц月≫日

 

早朝、私はジャグラスの探す宇宙の風来坊ことクレナイ・ガイと会えた。なんというか本物を見ると風格と言うか、すごく圧力的なものを感じる。

 

そんなことを考えながらお店の中で暴れ回るリクくんとは離れて、理子と一緒にパイナップルのジュースを飲んでいると異星人が襲い掛かってきた。

 

そっと異星人の振り下ろすパンチを受け流し、胸の真ん中を軽く押してリクくん達のいるお店のカウンター近くまで吹き飛ばす。こういう危ないことは子供の前でしたくないけど、私は子供のためなら悪くだってなれるのよ。

 

私の宣言を聞いていたのか。

 

ジャグラスは「子供のためなら悪くなれるねぇ?」と呆れたように私を見てくるけど、本気になったお母さんは強いのよと言い返しておいた。

 

私は理子を抱っこしたまま異星人のお腹を蹴って吹き飛ばし、こっそりと逃げようとする異星人の頭を太股に挟んで押さえ付ける。

 

これは前にテスタロッサさんが匍匐前進で逃げようとした時に使ったら鼻血を出したまま気絶するほど危険な絞め技だけど、ほんの少しだけ力を弱めれば身動きが取れなくなる程度の拘束になるのだ。

 

なぜかリクくんに異星人の拘束は代わるって怒られたけど、お母さんの本気はジャグラスにも伝わったに違いないと自信満々に見たらお腹を押さえて笑うジャグラスと溜め息を吐くパパがいた。

 

えと、なにか変なことしたかな?

 

 

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