とあるオタク女の受難(魔法少女リリカルなのは編)。 作:SUN'S
×月{日
私と対面するように座るジャグラスはブルブラックの剣を使えないものと言いながら突き返そうとしてきたけど、本心から守ろうと思えば何時でも抜けますよと教える。
不機嫌そうな顔を向けられるのは悲しいけど。
私はリクくん達の世界を守ってくれる人は一人でも多くいてほしいだけで、ジャグラスを困らせたいなんて思ってない。それだけは信じてほしいし、ジャグラスにも手伝ってほしい。
そうジャグラスに言ったら「ジャグラス"さん"だ。ガイや異星人にはさん付けしてたんだ、少なくとも俺にもさん付けくらいしろよ」と言われ、なんだかジャグラスさんも子供っぽいところがあると思ってしまった。
いや、まあ、確かに一人だけ名前だけで呼ぶのは悪かったかな?等と考えながらレムちゃんに尋ねると「少なくとも私は呼び捨てでも問題ありません」と質問とは別の言葉を返された。
とりあえず、この話は保留にしよう。
そんなことを考えながら比嘉さんと話すリクくんを見付けて、私が知らないところで子供は成長してるんだなと一人で納得して感心する。
×月♯日
もう一度地球を覆って侵略を再開しようと動き出した複数体のギャラクトロンに対抗するため、比嘉さんの持っていたペンダントを使うジャグラスさんとオーブカリバーを掲げるクレナイさんを見る。
私はウルトラマンノアに授かったジャスティスのウルトラカプセルとウルトラマンコスモスのウルトラカプセルを左右のスロットに装填して、私の描かれたフュージョンカードを差し込み、ゆっくりとフォスキアナイザーを突き上げるように構える。
私の近くでかっこいい決め台詞を叫ぶ三人に負けないように「届いて、奇跡!」と叫びながらフォスキアの最強形態へと変身する。
あと形態の名前はオーロラルディライトというらしい。やっぱり、コスモスの必殺技と関連してる名前になってるようだけど、私にウルトラマンレジェンドの力を使いこなせるだろうか?
それにしても四人とも私から離れようと動くのは酷いと思うのですが?いくらウルトラマンレジェンドと同等の力を持ってるとはいえ本来の姿は普通のママだって分かってるよね?
そんなことを言いながら突撃してくるギャラクトロンを左手で受け止め、そのまま思いっきり地球を覆っているバリア目掛けて放り投げる。
私の目の前に飛び出してきたグクルシーサーはブルライアットと呼応して姿を作り替え、ジャグラスさんと合体してしまった。
えと、たしか騎獣合身だったかな?
×月∀日
私は覚悟を決めてウルティメイトファイナルへと進化したリクくんを見る。どことなく昔のベリアルの面影を感じるけど、これがリクくんの辿り着くべき姿なんだと再確認できた。
我先にと突撃するリクくんの攻撃を当てるためにギャラクトロンをレジェンドキネシスで押さえ付け、爆風で街が壊れないようにバリアで覆って爆風を極小まで押し潰す。
ジャグラスさんの蛇心抜刀斬を反射して、ギャラクトロンの首を切断して、クレナイさんの放ったトリニティウム光輪を弾き飛ばす。さっきから私の方に飛ばしてくるのは態とですか?
そんなことを聞いたら勝手に腕が動いて攻撃の矛先を向けると言われた。ウルトラマンレジェンドの何が危険だって言うんですか。
この最強形態はウルトラマンノアと比べられるほど強いウルトラマンの力を借りて変身してるものなんですからね。
まあ、今は何も言いませんけど。
これは二人がO-50にある戦士の頂の出身だから危険だって思われてるのだろうか?と考えているとギャラクトロンを倒し終えたリクくんが「みんなギルバリスを倒しに行こう!」と叫びながら飛び上がり、何を思ったのか振り返って私を見ている。
なにかあるのかな?と後ろを向こうした瞬間、リクくんが大きな声で「母さん、行ってきます!」と叫んでギルバリスの待つ星まで飛んでいった。
もぉ、そういう不意打ちには弱いんだってばぁ…。
私は我慢できずに顔を覆い隠したくなったけど、地球のデータ化を食い止めるためにオーロラルパワーでギルバリスの放出するエネルギーを吸収する。
あとはリクくん達が帰ってきた瞬間にスパークレジェンドを放って地球へと落ちてくるギルバリスの残骸を吹き飛ばせば良いだけ…。
このリクくんに地球にいる人達に見られた状況で行ってきますって言われた嬉しくて恥ずかしい気持ちを乗せてギルバリスにぶつけてやるうぅ…。