とあるオタク女の受難(魔法少女リリカルなのは編)。 作:SUN'S
※月@日
私は一人だけでミッドチルダへと帰ってきたのは良いんだけど、なんだか雰囲気が悪くなってるように見えるのは何故だろうか?と考えていると少し細くなった高町さんが出迎えてくれた。
ぎゅーっと抱き締めてくる高町さんの背中を軽く叩いて離してくれるように頼んだら「もうはなさないよ」と言いながら手錠を掛けてきた。
うん、なにこれ?
えと、これって、どういう?さっきまで懐かしい友達と一緒に再会を喜び合ってたと思うんだけど、なんで手錠を掛ける必要があるのか。
それを詳しく教えてくれないと困るんですが…。
私の問い掛けにも答えない高町さんに首を傾げながら着いていくと新しいというより買ったばかりとしか思えないアパートの一室に連れ込まれ、彼女と向かい合うように座るように指示された。
この手錠を外して貰えると嬉しいかな?なんて言ったりしても高町さんは動かない。いや、瞬きもしないのは可笑しいと思うんだけどな。
そんなことを話しながら高町さんを見ると「フェイトちゃんとはやてちゃんの私物の中にミッドチルダの技術じゃ解析できないものが見付かったの…」と言ってレイジングハートの中に格納していた「私物」を見せてくれた。
これってダークエボルバーだよね?
なんでテスタロッサさん達が持ってるのか、私もすごく気になるんだけど、そのことを詳しく教えてもらえるかな?
※月ゎ日
早朝、私は今日もベリアルとの関係を詳しく話すように尋問してくる高町さんの対応に溜め息を吐きながら簡単に答えられるところを答える。
それにしても私のカバンを漁ってフォスキアナイザーを奪おうとするなんて、今の高町さんは明らかにダークザギの影響を受けてると思うんだけど、なぜかすごく否定している。
あと私のリップクリームは重要な証拠とは思えないんだけど、あんまり使った後を見られるのは恥ずかしいからやめてほしい。
そんなことを言ったら「使った後…」と言いながら生唾を飲み込んだかと思えば部屋を出ていって、十分ぐらい経った頃に戻ってきた。
なぜか満面の笑みを浮かべてだけど。
やっぱり、高町さんもダークザギに精神の乗っ取りを受けているのかと思いながらダークザギの外見を教えて見たことあるのかを確かめる。
ちょっと怖い笑みを浮かべる高町さんは「今なら何でも答えてあげる」と言ってくれるけど、私はダークザギとウルティノイドのことを教えてもらえれば、それで良いんだけど…。
※月ё日
なぜか私は高町さんと引き離されて管理局の取調室へと押し込まれ、ランスターさんとゲイズさんに戻ってきた理由を聞かれた。
普通に友達に会いに来ただけなんですが、なにか悪いことしたのだろうか?と考えながら首を傾げる。それしても重苦しい空気の漂う取調室ですね。
すごい溜め息を吐くゲイズさんに大丈夫ですか?と問い掛けたら「先程の会話の中に嘘も誤魔化しもないと判明した。あまり手荒な真似はしたくなかったんだが、すまない」と言われた。
そこまで信用なかったんだ。
私は犯人だと思われてたんだとショックを受けながらゲイズさん達と別れて管理局の通路を歩いていたらシグナムさんと会えた。
よく見たらシグナムさんの隣にはやてさんもいる。私とは視線を合わせようとしないけど、この前のことを申し訳なさそうに謝ってくれた。
私はダークザギの力の一端を知ることが出来たので問題ないけど、今度は乗っ取られないようにはやてさんも気を付けてね?
そんなことを話しながら管理局を出ようとした瞬間、管理局のエントランスにいたテスタロッサさんが光速に限り無く近い速度で飛んできた。