とあるオタク女の受難(魔法少女リリカルなのは編)。   作:SUN'S

70 / 86
第70話

㌧月⊂日

 

私は借りていたマンションを解約するために残していた家具をデバイスの中に入れる。高町さん達のデバイスと違って喋ったりしないけど、ランスターさんがプレゼントしてくれたものだ。

 

これは愛機と言っても過言ではない。こうして必要な時にものを入れたり出したりことが出来るものを持っていると便利で助かるんだよね。

 

それに私が管理局を退職する時に持ち出すことを許可された数少ない思い出の品だ。レムちゃんに頼めば似たものを作ってくれるかもしれないけど、私のデバイスはこれだけって決めてる。

 

まあ、これも私の気持ちの問題だ。

 

そんなことを思いながら家具の無くなった部屋を出る。こういう時は行ってきますって言うべきなのかな?と思いながら部屋の鍵を閉めて、大家さんの待っているマンションのエントランスで駆け降りる。

 

今度は星雲荘と近い場所にマンションを借りるのもありかもしれない。そう考えたりしながら大家さんに鍵を手渡して、私と背丈の変わらないフォスキアへと変身してベリアル達の待っている地球に向かう。

 

⊂月.日

 

いくら常識の通用しない相手とはいえ地球まで追い掛けてくるのは違うと思うんだ。そうベリアルの話す帝国建設のために使用した機械や兵器の事を細かくメモするスカリエッティさんを見る。

 

どうやって地球まで来たのかと聞いたら私の服に発信器を付けていたそうだ。なんで、その考えに至ったのかと問い詰めれば「そんなもの科学のために決まっているだろう?」と言われた。

 

それとスカリエッティさんに子供がいるのは聞いてましたけど、流石に十二人は多くないですか?と聞いたら「ふむ、私は何も問題ないと思うが、なにか問題でもあるのか?」と聞き返された。

 

いや、もう、いいです。

 

ちょっとしか関わったことないけど、スカリエッティさんは常識の通用しない人だ。いきなり、女子寮の一室を改造して温水プールを作ったり、管理局の危険物を収容する場所に迷い込んだり、私の知らないところで大変な事件を起こしていたり…。

 

そう考えたら時空犯罪者の人の方が常識的だったかもしれない。悪いことしてるから、それはそれで違ってるのかな?

 

まあ、難しく考えるのはやめよう。

 

㌧月●日

 

早朝、私はベリアルとスカリエッティさんのイオンを変換して高出力のエネルギーを発射する兵器をレムちゃんに取り付けようと話しているのを聞いてしまった。 

 

そんな危ないものを付けたらレムちゃんが可哀想でしょう?と怒ったらレムちゃんに「その砲身を搭載すればリクを守る手段も増えます、これは許可してください」と頼まれ、私も渋々ながら許可した。

 

あんまり強すぎてレムちゃんが怪我したりするのはママは嫌だからね?等と言いながら寝起きの理子を抱っこしているレムちゃんの頭を撫でる。

 

レムちゃんは大切な家族の一員で、傷付いたりしてほしくい。そうレムちゃんに伝えると「私も貴女には傷付いてほしくありません」と言ってくれた。

 

リクくんは恥ずかしがって一緒に寝ようって言ってもレムちゃんと寝ることが多い。むしろレムちゃんリクくんの布団の中に潜り込むことが多いってリクくんに相談されたこともある。

 

べつにレムちゃんが布団の中に潜り込んできても問題ないと思うんだけど、なにが不味いのか私は少しも分からなかった…。

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。