とあるオタク女の受難(魔法少女リリカルなのは編)。   作:SUN'S

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第71話

Ω月Ψ日

 

私はスカリエッティさんの娘の一人で、実質的な母親の立場を確立しているウーノと一緒に星雲荘を掃除したりして、お互いの家庭を守ることを守るために協力している。

 

しかし、ウーノさんはスカリエッティさんを尊敬して、彼の実験や発明品の出荷を手伝うなど献身的な生活を続けていたせいか、スカリエッティさんを基準として考える癖が付いている。

 

べつに私はスカリエッティさんを基準として考えるのは悪いこととは言わないけど、あんまり付きっきりで動いてると倒れることもあるから気を付けるようにと伝えておいた。

 

もっともウーノさんが私の言うことを聞いてくれるのかは分からないとしか答えられないんだけど、二人で料理を作るのは楽しいと思ってるし、ずっとスカリエッティさんたちとは仲良くしていたい。

 

あとで星雲荘の空き部屋を掃除して、ウーノさんの妹さんたちも住めるように準備してるけど、こんな大所帯になるなんて予想していなかったから色々と準備が大変だ。

 

それとスカリエッティさんは「私は研究機材とソファがあれば十分だ」なんて言ってるけど、そういう自分を蔑ろにする言葉を自分の子供の前で口にするのはダメですよ?

 

Ω月^日

 

たぶん、お昼頃だろうか?

 

私と戦いたいと言ってきたノーヴェの話を詳しく聞けば「アタシは戦うために生まれてきた。それが地球なんて平和で退屈な場所に来て、アタシが成すべきことも何も無くなっちまった。もう、あんたと戦うことで憂さ晴らしするしかないんだよ!!」と言われた。

 

どうやらノーヴェさんはミッドチルダで格闘家を目指していたようだ。確かに血気盛んな年頃だと思ってたけど、本格的に格闘家を目指してるとは考えもしなかった。

 

まあ、ほんの少し前までミッドチルダで暮らしていたノーヴェさんからすれば地球は退屈で平和に見えるかもしれないけどさ…。

 

それはリクくん達が頑張って勝ち取ったもので、これからも宇宙に生きる怪獣や宇宙人と激しい戦いを繰り返して、この地球の平和を守り続けるってリクくんがゼロさんと約束したからだよ。

 

こんなこと地球に来たばかりのノーヴェさんに言っても訳が分からないと思うけど、ある人が言ったんだ「なぜ戦うのか、自分は何者なのか、誰かにその答えを教えて欲しかった」って、どれだけ自分の存在意義を考えても分からないことに悩み続ける。

 

その苦悩の末に彼は「自分で見付ける」しかないってことに気付いた。自分の進むべき道は見えないけど、それでも誰かを守れる「光」であるために、誰かを救える「光」になるために、そんな凄い人を知ってるから私はハッキリと言える。

 

ノーヴェさんも光になれる。

 

Ω月▽日

 

なぜか私とノーヴェさんの話を盗み聞きしていたリクくんに話の中に出てきた人のことを聞かれたのでウルトラマンティガと答えたら首を傾げていた。

 

そういえばリクくんはティガに会ったことがないんだった。私は当たり障りのない言葉を言ったつもりだけど、もしも本人に会っても告げ口しないように言っておかないと…。

 

そんなことを考えながら理子に光の巨人の伝説を綴った絵本を読んであげる。こっちだとウルトラマンは過去に何度か訪れて、地球の危機を救ったことが絵本にされている。

 

もしかしたらリクくんもベリアルも絵本の主人公になるかもしれないねと理子に言ったら「おにいちゃん、えほゆのしゅじんこうなの?」と首を傾げながら聞き返してきた。

 

まあ、確かに普段のリクくんを見ていたら主人公なのか疑っちゃうのも仕方無いと思うよ?それでも理子のお兄ちゃんは地球の平和を守る光の戦士なのは間違いないのです。

 

 

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