とあるオタク女の受難(魔法少女リリカルなのは編)。   作:SUN'S

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第75話

ヶ月♭日

 

たぶん、夕方ぐらいだろうか?

 

私を人質として使えばベリアルを操ることも容易いと話す変な人を縛り上げてゼナさんところに届けたら悪さを繰り返す宇宙人だと教えてくれた。

 

どうやって捕まえたのかと聞かれたけど、普通にスペシウム光線の劣化版を顎に当てて気絶させただけだから凄い訳じゃないよ?

 

そんなことを考えながらゼナさんに無理やり押し付けられる形で貰ってしまったお給料を使うべきか悩んでいるとリクくん達が私の名前を呼んでいるのが聞こえてきた。

 

いったい、どうしたんだろう。

 

私は軽く手を振りながらリクくん達と合流すると晩御飯の時間になっても帰ってこないから心配したとベリアルに怒られてしまった。

 

なにも悪いことしてた訳じゃないよ?と言いながら宇宙人をゼナさんに届けてきたことを説明したら「その程度のことで遅れたのか?」と睨まれ、思いっきり頬っぺたを引っ張られた。

 

うぅ、私の頬っぺたが伸びちゃうよ。

 

ヶ月ο日

 

早朝、まだ肌寒さを感じる時間に起きるのは私だけじゃない。ウーノさんも二十人近い二つの家庭の食事を作るために協力してくれる。

 

そのウーノさんの妹たちは仕事だったり趣味だったりゲームだったりと自分の好きなことを頑張るせいで朝早くに起きれないそうだ。

 

もっともゲームばっかりするのはダメだと教えても続けているので怒るべきなのか、それともゲームを手伝って規則正しくさせるべきなのか。

 

そんなことをウーノさんと話しながらお味噌汁に入れるジャガイモを切り、個人的な理由で洋食を要求してくるスカリエッティさんのベーコンエッグを作る。

 

あの人は自分で作れば美味しいものが出来るって言ってるのに自分で作ろうと動いてるところを見せたことも食べさせてくれたこともない。

 

そういうのはダメだと思うけど、ウーノさんは「もう、ドクターは私たちがいないと本当にダメなんだから」と嬉しそうに笑顔なので問題ないと思う。

 

私もベリアルの作ったご飯を食べたことないけど、私は料理も洗濯も大好きだから自分で率先してやってるだけだからウーノさん達とは違うかな?

 

そう思いながら夜遅くまでお酒を飲んでいたせいで顔色の悪いスカリエッティさんとベリアルとパパに白湯の入ったコップを手渡し、ソファで休むように言い聞かせる。

 

まったく、三人とも情けないわよ?

 

ヶ月▲日

 

スカリエッティさんに呼ばれて星雲荘の開発室に入ったらフォスキアを模した人形と怪獣の人形がテーブルの上に乱雑に置かれていた。

 

私の変身した姿を見せたことないと思うんだけど、どうしてスカリエッティさんがフォスキアの姿を知っているのだろうか?

 

そこまで考えて答えを出すことをやめる。

 

流石に友達を疑うのは悪いことだ。そう思いながら部屋を出るとトーレさんが「ドクターと仲が良いのね」と呟いたかと思えば顔を反らし、ゆっくりと部屋の中に入っていった。

 

いったい、どう見たら私とスカリエッティさんが仲良く見えるのだろうか?なんて考えながら星雲荘の窓を拭いているとライハさんに悩み事ですか?と聞かれた。

 

いや、これは悩み事とは違うかな?

 

どちらかと言えば友達の子供に好かれなくて悲しく感じてるだけかもしれない。うん、たぶん、私はトーレさんに避けられて悲しんだと思う。

 

 

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