とあるオタク女の受難(魔法少女リリカルなのは編)。 作:SUN'S
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早朝、今日も私のお腹の上に乗ってる理子をベリアルのお腹の上に置いて部屋を出る。ちょっと痛みを訴える身体をストレッチで解し、朝御飯を作るためにキッチンへと向かう。
安全運転を心掛けてくれるレムちゃんのおかげで普通に寝ることが出来たから良かったけど、普通に考えたらベリアルが「M78星雲に行こう」って言うのも可笑しいと思うんだが…。
もしかして、私の命を助けた代償として宇宙牢獄へ戻れって言われないよね?なんて考えていると私のエプロンを纏った伏井出さんがキッチンから出てこようとするので、そっとリビングの扉を閉じる。
どうやったら伏井出さんの着ちゃったエプロンを引き剥がして、この宇宙船から伏井出さんを押し出すことが出来るのか。
そんなことを考えながらルンルン気分で朝御飯を運んでくる伏井出さんを見て溜め息を吐き出す。折角、理子がお小遣いを使って買ってくれたのに、なんで伏井出さんが着るのかなぁ…。
普通に考えたら女の人のエプロンだって分かると思うんですが、そのエプロンをチョイスした理由を聞いた上で判断しようと思います。
ただ、私よりも理子にバレたらデスシウム光線を凌駕する光線を浴びることになるので気を付けた方が良いとだけ言っておきましょう。
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それにしても光の国は相変わらず、エメラルド色の目を瞑りたくなるぐらい明るい場所だ。私とベリアル以外は持参したサングラスを装着してるのに眩しいのか、少しだけ視線を反らすように辺りを見ながら「すごい」や「きれい」って呟いてる。
私はベリアルの休養の内容が気になりすぎて不安しかないんですが、どうしたら安心できるんですかね?と近寄ってきたブルー族の人に尋ねたら「ベリアルが仲間を連れて攻めてきたぞおぉ!!」と叫ばれた。
いやいや、何処からどう見ても観光のために来てる地球人の仲睦まじい夫婦と家族でしょう?と言い返そうとしたらウルトラの父とウルトラ兄弟が飛んでくるのが見えた。
とりあえず、私達は無実です。
そんなことを言いながら首を傾げる理子を抱っこして本来の姿へと戻ろうとするベリアルを止めるために飛び付いてるリクくん達を見る。
私もベリアルに抱き着きたい。そう思いながらもウルトラの父を見上げ、ベリアルを呼び出した理由を尋ねると「むっ、ウルトラマンキングから聞いていないのか?」と聞き返された。
キングおじいちゃんに言われて光の国に来たなんて一言も聞いてないんですが、いったい、これは、どういうことなのだろうか?
そうリクくん達を引き剥がそうと暴れてるベリアルと聞こうとしたら「貴様が妻と子供を連れて帰ってこないかと言ったんだろうがッ!?」と叫びながらウルトラの父を指差すベリアルを見て、どういうことなのかと首を傾げる。
えと、つまり、これは里帰りなのかな?
├月Η日
私はフォスキアの姿を見せたり、お腹の中に子供がいますとか色々な出来事を一度に経験したせいで頭が可笑しくなりそうだった。
ただ、ベリアルをウルトラの戦士として光の国へと戻すべきではないと言ってる人を黙らせるキングおじいちゃんとケンさんが純粋に怖かったね。
それにしても理子がキングおじいちゃんと仲良くなったのは嬉しいけど、ウルトラブレスレットも何でも願いを叶えてくるそうなものも要らないです。
たとえキングおじいちゃんでも理子に光線を教えるのはダメです。あとマリーさんに昔のベリアルを聞こうとするリクくん達を止めるのも大変だ。
普段はベリアルの話を聞こうとしないのに、あわよくば弱点や秘密を探ろうとするのはダメだよ。そういうのは悪いことだって、いつもママは言ってるでしょう?
そんなことを話しながらシルバー族の姿へと戻ったベリアルと肩を組もうとして、なぜか力比べに発展している二人に呆れながら建物に衝突し、ゆっくりと落ちてくる二人をマリーさんと一緒にウルトラ念力で受け止める。
もう、ベリアルは三人のパパだって自覚を持ってくれないと私も怒るよ?と言ったら暴れていたのが嘘だったかのように動きが止まった。そんなところで止まってると危ないと思うんだけど、私の話を聞いてないのかな?
「ついに俺の子供が…」
「うん、三人目だよ?」
「よし、全宇宙を贈ろう」
どうしたら、その答えに至るのさ…。
今回の話で最終回です。