転生して逆行した結果人生イージーモードだった   作:紺南

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話しが進むにつれて書き辛さアップ!


4話

『エマージェンシー!

捜索員が海上にて高魔力反応を感知!』

 

 

残る7個のジュエルシードがなかなか見つからず、地上にはもうないんじゃね? そろそろ海も探そうぜ。

とか言ってる時にそのエマージェンシーはかかった。

すぐさま映し出される映像。

金髪幼女が魔力に物を言わせて海中に魔法を打ち込んでいた。

 

そして魔法を打ち込まれたことによって活性化するジュエルシード。水が形を成し卑猥な形となって金髪に襲い掛かった。

あー。

 

「あの、私すぐ現場に―――」

 

エマージェンシーを聞いて走ってきた高町なのはがそう言うものの、

 

「いや、その必要はない」

 

「え?」

 

クロノンがそれを拒否する。

 

「このままだと彼女はすぐ自滅する。僕たちは自滅したところを確保すればいい」

 

そしてジュエルシードも楽々確保と。

ははーん。漁夫の利でも狙ってるのか、なかなかずる賢いことを考えますなクロノン。そんなクロノンについ声が出てしまう。

 

「うわー」

 

「なんだ、何か文句があるのか?」

 

「いえいえ。何も滅相もない。執務官殿の言う通りにしますよ。ええ、執務官殿の言うことに間違いなどあるはずありませんものねえ」

 

「……喧嘩売ってるのか?」

 

ニヤニヤと下品な笑いをして挑発する。そしてその挑発にいとも容易くのっかかってくるクロノン。

どうでもいいけど本当にカルシウム足りてないんじゃないの?

 

『なのは、行って』

 

『ユーノ君?』

 

『ゲートは僕が開くからなのははあの子を助けに行ってあげて』

 

俺たちが遊んでる間にそんな会話があったとかなかったとか。

この会話を聞く限り女の子に人気が出るのはユーノだよね。顔も含めて。

さすがユーノは男だなあ。イケメンだし。どこかのカルシウム不足とは大違いだなあ。爆発すればいいなあ。

 

そして、俺たちが至近距離でがん決め合っている間に走る高町なのは。目の前に立ちふさがるユーノ・スクライア。爆発しろ。

 

「君は……!?」

 

「おっと」

 

「通しませんよ」

 

やけに俺敵視されてる気がするなあ。今も凝視されてるし。あれ? こないだ仮面被ってたよね?

そして

 

「ごめんなさい! 高町なのは、指示を無視して勝手な行動をとります!」

 

転送。

結界の中へあの子を助けに。高町なのは、漢です。

 

 

 

 

 

 

「ユーノ!」

 

「まあまあクロノン。落ち着いて」

 

「うるさい! これは命令違反だぞ!」

 

「落ち着けって」

 

猛るクロノンを抑える。羽交い絞め。

 

「はあ。しょうがないわね」

 

艦長のつぶやき。

 

「こうなってしまった以上仕方ないわ。あの子に任せましょう」

 

「ほら。艦長もああ言ってるぜ。次元震起こされる危険を排除したってことでいいじゃん。それで納得しろよ」

 

「くっ」

 

ようやく落ち着くクロノン。こいつ後で牛乳飲まそ。

クロノンに技をきめ一層冷静にさせながらフェレットに言う。

 

「お前も行ってあげたら?」

 

「え?」

 

「ほら、絶賛邪魔されてるし。俺技かけるのに忙しいし、いけやフェレット」

 

映像の方を指さしてフェレットをゲートの方へしっしっと追い払う。

まったく、後押ししないと行動できないんだから。

 

まあ、とにかくこれでなのはとフェイトの二人での共同作業となるだろう。

 

「さあさあ、どうするのか」

 

今の君たちの実力、拝見させてもらいましょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ねーよ」

 

映る映像に、ついそんな言葉がこぼれる。それはまぎれもない本心だった。

 

共同作業、拝見させてもらったが終始ごり押しだった。技術もくそもねえ、才能でごり押ししていた。

まあ両方ともまだ子供だし、片方は魔法を覚えて日が浅いのだから当然かもしれない。

それでもまさかジュエルシードに砲撃ぶちこんで無理やり封印するとは思わなかった。

あの子たち出鱈目なんだね。才能ってすごい。

 

しかしまあ、とりあえずこれでジュエルシードは大体全部見つかったのか。

となると今の不穏な空気漂う魔力反応から考えて、

 

「クロノン、出番だぞ」

 

「なに?」

 

「不意打ちであれ全部奪ってこい」

 

何か言いたげな顔をされるが文句は後で。俺だってあの雰囲気をぶち壊したくないんだよ。

 

「急げ、時間ないぞ。雷撃来てるから」

 

「―――は?」

 

クロノンの声に重なる様にピーピ-とアラーム音が響く。

 

「次元干渉!?」

 

エイミイが叫ぶ。

戦闘空域とアースラへ次元ををまたいで雷撃到来。猶予はあと6秒。

 

 

 

 

 

 

着弾。

衝撃が走る。

 

アースラのセンサー機能停止。

戦闘空域ではなぜか金髪が直撃受けてた。あれ? 第三勢力だったり?

そしてこの混乱に乗じてジュエルシードを奪って逃げようとする犬。ご主人様よりジュエルシードを優先か貴様ああああああああああ!!

 

しかしクロノンが即座に動いてくれたため、7個のうち4個のジュエルシードをこちらが確保できた。

まあ、半分以上だし及第点? 試合に負けて勝負に勝ったみたいな。逆じゃね?

 

本格的に逃走を始める金髪たち。

センサー機能停止してるから転移で逃げる彼女たちを追いかけられない。とりあえずはここまでか。

 

「ふいー」

 

その辺の空いてた椅子に座る。誰の席かな。

 

一息ついて状況整理。

 

ジュエルシード全21個中こちらが確保したのは12個。金髪は9個確保した。結構いただかれてしまったな。

管理局としては21個すべて確保したい。しかし確保しようにも相手の本拠地がわからないとどうしようもない。

となると相手の出方次第になるのだが。

 

相手がまだジュエルシードが欲しいなら罠でも仕掛けてやればいい。逆にもういらないと言うなら、こちらは相手が何をするにしても後手に回るしかない。さて、どうするか。

 

「クロノ、もういいわ。なのはさんたちを連れて帰投してちょうだい」

 

俺がちまちま考えてもしょうがないか。こういうのは執務官の役割だしね。

頼りにしてますよ、クロノ・ハラオウン。

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