まさかの二日間で完成…!自分が一番驚いています!
では、本編をどうぞ!
「あでででで…」
「だ、大丈夫…?」
未だにウィンダールにアイアンクローされた場所が痛む。
「ご…ごめんね?父さんが…。」
「だ、大丈夫じゃないが…しょうがない…。」
ウィンダでさえもが謝るこの状況。
そして、この状況を作りあげた
「そこまで、ですよ。」
「何故止める!親は娘が何処の馬の骨とも知らぬ男を連れてきて冷静でいられるわけないだろう!」
「でも、ですよ。」
フレシアの呼び出した蔦に絡め取られて動けなくなっていた。目の前にリチュア・エリアルという同族の敵が居るにも関わらず霊使に飛びかかっていった辺り、相当ウィンの事を心配していたのだろう。
事実、彼がエリアルに気付いたのは絡め取られてから数分経ってからだった。
「…ッ!貴様はリチュアの…!」
「…ようやく落ち着いてウィンダと話せると思ったら…。」
エリアルは水樹の精霊になった時点でガスタと交戦するつもりは一切無かった。
しかしこう、敵意を向けられるとやはり、苦しい。
エリアルは罪悪感で顔を伏せることしか出来なかった。
そんなエリアルを一瞥して、ウィンダールは霊使い達に顔を向ける。
そして、驚愕した。
「バカな…。エリアルが二人、だと!?」
「えっ。」
「えっ。」
エリアルと瓜二つの少女が居たことに。思わずエリアとエリアルは同じ言葉で困惑を示す。
そして、ウィンダールはというと話が進まないとため息をついたフレシアに口まで塞がれたのだった。
ようやく静かになった、と真木が呟いてから、口を開く。
「実はな、公になってはいないんだが、街の博物館から色々な物が盗まれているのだ。─私は精霊の仕業だと考えている。」
「なんですって!?」
「正確にいうと"精霊を連れている人間"のせいだな。恐らく、だが犯行自体は盗みを行う精霊の仕業だが、その背後に何か大きな者が潜んでる…気がするのだ。」
精霊がこの世界で盗みを働くとは、どういうことだろうか。
あのうるさいウィンダールでさえも静かにしている辺り余程異常なことなのだろうか。
事実、フレシアは驚愕の声を上げている。
「盗まれた物品は全て"創星伝説"に関係あるものだそうだ。」
「それって…。」
「まぁ、精霊が居るくらいだからな。まぁ、"神"が居たって問題ないだろう?」
「ま…まあ。」
"創星伝説"──この端河原市に伝わる伝説である。まさか、伝説の再現でも行おうとでもいうのだろうか。
霊使は"伝説の再現"という言葉がなんともしっくり来たのだ。
「ねぇ、霊使。"創星伝説"って何?」
「あ、そうかウィンは知らないのか。じゃあ、簡単に説明するとだな──」
この星は二柱の神から生まれた。
片方の神は地を産んだ。
もう片方の神は海を生んだ。
しかしその土地に生きる者はその二柱の神しか居なかった。
故に神達は新たな生命を産んだ。
生命のサイクルを作った。
知能を与えた。
いつか、二柱と話し合える生物の誕生を祈って。
そしていつしかその二柱の神は"創星神"と呼ばれるようになったのだった。
「───ていう伝説さ。」
「へぇ…。」
ウィンは霊使から伝説を聞いても然程驚かなかった。
と、いうよりも余り興味が湧かなかった。
ウィン自身、余り神話や伝説の類は信じないのだ。
ただ、もしかしたら、今回の事件と関係あるかもしれない。むしろ
「現場付近では、二人の人影が確認されている。お前達の誰かが怪盗だと思ってたが、どうやら違うようだ。…そこで、だ。決闘の腕前がそこそこあり、かつ、精霊を連れているお前らに頼みたいことがある。」
真木は一枚の紙を突き出した。その紙にはこう、書いてあった。
「部活動設立願」
と──。
「へ?」
六人のすっとんきょうなこえが重なる。何度瞬きしても、「部活動設立願」は消えて無くならない。
つまり、目の前に居る真木は、自分達の担任は何の脈略もなしにいきなり「この六人で部活動をしろ」と言っている。
「わけがわからないよ…。」
奈楽の声は夕焼けに溶けて消えていった。
数時間後、とある廃墟にて。
「アンタとの契約を果たせばきっちりとワタシ達のマスターを治してくれるんだよな?」
「あぁ、勿論だ。約束しよう。この街ならば俺は色々と顔が効くからね。」
二人の女性と一人の男性が何か話し合っていた。
「その証拠は何処にあるの?」
「もちろん、そこは、俺を信じろとしか言えないがね。ただ、働きに見合った報酬は渡すのは俺の主義なんだ。今までも
「それは…確かに…そう、だけど。」
どうやら3人は何かの取引を行っているようだ。
二人組の女性は何か男の発言を怪しがっているらしい。
特に赤毛をロングヘアーにしている気の強そうな女性は男に食って掛かる。
「胡散臭いんだよ、アンタは…。」
「そいつは心外だ。まあ、俺はお前達がキチッと働いてくれるのなら、何言われようと文句はないのさ。」
「…分かったよ。アンタは色々と腹黒いな。」
「やれやれ。」
男は肩を竦めると赤毛の女性の肩を叩いた。
「頼んだぞ?二人とも。」
その言葉を最後に男はその場から姿を消した。
「絶対に、助けてあげるから。だから頑張れ、マスター…!」
女性の呟きは風に乗って遠くへと消えた。
一部の中ボスの二人が初登場。
まぁ、大体分かるよねぇ…。
さて、霊使君達は部活動やることになったのです。
はてさてこの先どうなることやら…(投稿ペース)
ミニキャラ名鑑No.4 九条克喜
使用デッキは"ウィッチクラフト"。
霊使が通っていた中学の覇者。
霊使以外に負けたことがほとんどない。
好きな物は炭酸飲料
嫌いな物はホラー系の作品
水樹君のデッキ強化
-
ネクロス
-
リチュア