真木は何の説明も無しに部活動設立願を突き出し事を若干公開していた。まさか、ここまで固まったままになるとは思いしなかったのだ。
「おい、お前達。いい加減に再起動しろ。」
「ハッ!」
ようやく再起動を果たした六人は改めてその書類を見つめた。
霊使は完全に困惑していた。
「あ、ありのまま今起こった事を話すぜ…!俺は精霊が悪さしているという話を聞いていたらいつの間にか部活動の話に刷り変わっていた…!何を言ってるかわからねーと思うが俺もなにが起こったのか分からなかった…。」
余りの状況に自分でも何を口走っているのか分からなくなる。
「落ち着け、四遊。これはちゃんと意味のある行為だ。この学校では部活動に所属することは必須だな?」
真木は冷静さを失った霊使を嗜めると、そのまま自身の真意を説明し始める。
「言うなればこれは隠れ蓑だ。放課後に校外に出るための口実作りなのさ。」
「つまり、この六人でその事件の捜査をしろ、と?」
いち早く真木の真意を読み取った流星が真木に確認をとる。
「そういうことだ。理解が早くて助かる。」
「それはどうも。でも、警察はどう説得するんです?」
「それは───」
「それなら私に任せて貰おう。」
真木の話を遮って入ってきたのは一人の男だった。
その男は──入学式に出席していた警察の長官の一人だった。
「端河原市警察署署長の
「"バイト"なんてレベルじゃないよね…。」
「ウィンダ、珍しく同感だよ。」
提示されたものは余りに大きくて、余りに威圧感のあるものだった。そもそも警官に精霊を連れている人間は居ないのだろうか。
ウィンはその点が引っ掛かった。
「警察に精霊を連れている者は居ない…。だから捜査も難航してるんだ。」
と日比人は説明した。
「つまり、この事件を解決するには…この六人で捜査するしかない…という事か…。」
颯人は諦めたかのようにため息を吐く。
颯人にしてみれば暴走する原因と一緒に行動しなくてはならないのだから。
「まあ、やるしかないだろうな。俺は乗るぞ。」
「いいよ!そうこなくっちゃ!」
それでも颯人に参加しないという選択肢は無い。
ウィンダも参加に肯定的だ。
「んじゃ、ここにいる奴らは全員参加でいいか?」
克喜が全員に確認する。
その問いかけに全員が頷いた。
そして、ここに端河原市の精霊に関する事件を独自に追う、少年がチームを創ったのである。
今回は滅茶苦茶短いです。ちょうど切りいいとこで区切りたかったので…。
ミニキャラ名鑑No.4 ヴェール
ウィッチクラフトマスター・ヴェールその人。実年齢9歳と非常に幼いが魔力操作は一級品。
本人曰く
「さっさと決闘させろ」とのこと
水樹君のデッキ強化
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