「相棒」   作:ダンちゃん1号

28 / 209
少し投稿ペースが遅くなると言ったな。
あれは嘘だ。(そのうち本当になります)


今回のお話から新キャラが登場します。
といってもこの「相棒」という作品は霊使中心のストーリーです。
まあ、登場頻度は奈楽以上克己以下ですね、たぶん。


転校生と一波乱

家にゴキブリが湧いた翌日。

霊使は生気が失せた顔で登校していた。

昨日のようなことはもう勘弁である。

それなのに嫌な予感がビンビンするのだ。

 

また、何かが起こりそうな気がする。

 

そう思うだけで霊使の精神はごりごり削れていった。

 

「…だ、大丈夫…?霊使…?」

 

余りにも酷い顔をしていたためかウィンが心配そうに声をかけてくる。

そこまでひどい顔か、と霊使はげんなりした。

 

「…行くしか、無いよなぁ…」

 

若干16歳にして背中から哀愁を漂わせるマスターを苦笑いしながら霊使い達は追いかけた。

その時一瞬だけウィンが出遅れた事に気づくのは誰も居なかった。

 

 

「…今日はお前達にいい知らせがある。男だらけのクラスに女の転校生が来るぞ。」

 

「…は?」

 

固まる男子生徒。そして、

 

「うおおおおおおおおお!」

 

一瞬で騒がしくなった。

ぶっちゃけウィン達と一緒にいるだけで視線が痛かったので、少しは針の筵から解放されると思うだけで楽になる。

 

――――本来ならば。

 

「というわけで入ってこい、四道。」

「はい。」

 

担任である真木が手招きすると一人の女子生徒が入室する。

黒い髪を腰まで伸ばし柔らかく微笑んで居る様は正に美少女といった感じだ。

 

その眉目秀麗な姿にほとんどの男子生徒は目を奪われ、静まり返った。

 

もちろん霊使を除いて。

 

「本日からこちらのクラスに転入することとなりました四道咲姫(しどうさき)と申します。皆さん、兄共々よろしくお願いいたしますね。」

 

にっこりとほほ笑む妹と名乗る美少女―――四道咲姫。

それと対照的にどんどん顔が青くなる霊使とウィン。

 

「あ…兄?」

 

恐る恐る一人の男子生徒が質問した。

兄、とは一体誰なのか。

 

すでに霊使い達を除いても10の冷ややかな目線が突き刺さっている。

しかも霊使本人にも彼女の顔に見覚えがある。

夢の中に出てきた少女にそっくりの見た目な彼女は、ほほ笑んだまま霊使を指さして、

 

「事故で生き別れてしまいましたが…そこにいる霊使さん…四遊霊使が私の兄ですわ。」

 

「はあぁぁぁあああぁぁあぁぁぁああ!?」

 

本日二度目の絶叫。

そして男子生徒たちが朝のSHR時であることを忘れて霊使に群がる。

やれ

「そんな話知らねーぞ!」

だの

「なんでオマエばかり美少女に囲まれてんだ!」

だの

「もげろ!」

だの。

好き勝手言いまくるクラスメートに霊使は頭を抱えた。

そんな中―――

 

「皆様、落ち着いてください。今の兄は幼少の頃の事故で記憶を失っているのです。…だから、その…問い詰めても無駄だと思いますよ?」

 

自分で落とした爆弾を自分でキレイに片付ける咲姫。

だがそれでも、一度火が付いた激情は止まらない。

主にアイドルカードだけで実践レベルに上り詰めた霊使を嫉妬する者たちから追及がやむことはなかった

霊使がその者達の対処をどうしようか考えていると―――

 

「いい加減席に着け!この虚け者どもが!結晶に閉じ込めて生体標本にしてやろうか!?」

 

とうとう真木がキレた。

烈火の如く猛り狂う担任を前に咲姫は―――

 

「これ、学校教育法に引っかかってない…?」

 

思わず至極単純で、真っ当な疑問を呟いた――――。

 

 

 

 




はい。
新キャラ登場回+雑なフラグ回でした。

新キャラの使用デッキについてアンケートを取りたいと思います。とりあえず締め切りは次の…次の回までにしておきましょうか。


感想、評価、アンケートの回答をお願いします。

水樹君のデッキ強化

  • ネクロス
  • リチュア
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。