「相棒」   作:ダンちゃん1号

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作者がストゼロ飲みながら書いてた奴です。
投降話が大幅に間違っていたので投稿しなおした物です。


エイプリルフール(2023)

『デュエルモンスターズ!それはお互いの意地と意地を賭けた果て無き闘争の祭典ンンン!そこには男女の性差も、不躾な凶器もない!あるのは純粋な力と力のぶつかり合い!』

『本日のデュエルを繰り広げる決闘者(デュエリスト)あるいは怪物(モンスター)を紹介しよう!今回チャンピオンに挑戦するのはァァァ!期待の!超新星!四遊ゥゥゥゥ霊使ィィィィ!』

 

霊使はヘッドギアのみを装着し、上半身裸の下半身をリングスーツのみの形にしてリングに上がる。

拳を保護するのは最低限に巻かれたバンテージのみ。当然脚には何も着用していない。

 

『対するはァ!驚異的な強さでチャンピオンになった!その風を纏うかのような拳には誰もが一瞬で昏倒する!チャンピオォォォォン!ウィィィィン!』

 

そんな霊使に相対するのは間違いなくウィン。右目の下、耳に向けて少し小さな傷跡があるが、確かに見紛うことの無きウィンそのものだ。

 

『この二人はァ!文字通り何でもありのォ!VS(ヴァンキッシュソウル)においてぇぇぇ!全戦全勝!そのほかの挑戦者が皆再起不能となった事を考えると!この二人の決戦で!勝った方が!文字通りの『世界最強』です!』

 

目の前に立つウィンは上半身のボディラインがくっきりと見えるユニフォームを装着。下半身も邪魔にならないようなミニスカートで下には対策としてスパッツが履かれていた。

パンチラを期待していた霊使にとっては少しばかり残念な所ではある。

 

「…本当にここまで来たんだ。私を超えるために。」

「当然。ウィンだって俺をぶった押してそのチャンピオンの座を守るつもりだろ?」

 

正五角形のリングに上がったウィンと霊使は試合前に言葉を交わす。話している内容とは裏腹に二人の間には少し甘い空気が流れていた。

 

『ふたりは幼馴染です…しかも同棲している。普段は甘々で熱々なカップルなようですが!一度リングに上がれば拳をぶつけ合う仲!親しき中に拳あり!成績は互いに五勝五敗!リング上での二人は正に宿命のライバルと言える関係です!』

 

ウィンと霊使。二人はレフェリーに導かれてリングの中央で相対。レフェリーは互いの拳を突き合わせ、二人に戦闘の意思の確認をする。

 

「挑戦者並びにチャンピオン。この戦いは二人の名誉と誇りにかけて正々堂々、不正なしで戦う場だ。―――二人とも戦う意思は?」

「…当然。」

「今日こそ私が上だって霊使に分からせてあげる…!」

 

その闘志みなぎる言葉を聞いたレフェリーは満足するかのように大きく頷く。

それは二人にとっては戦闘のスイッチを入れるタイミングでもある。

 

「それでは二人の誇りにかけて―――レディ、ファイッ!」

 

その掛け声と同時に霊使とウィンを中心とするリングを囲むようにフェンスが出現。完全に逃げ場のないゲームが始まる。

開始の瞬間と同時にウィンはまっすぐ飛び込んできた。

霊使の顔面に向けて「豪風のストレート」の異名を持つ鉄拳が飛んでくる。

 

「甘い!」

「読まれたッ!?」

 

霊使はそのストレートを放った腕を逆につかむ。

ウィンはスピードに振っている分体重は軽い。いくら暴れても身長までは覆せない。

 

「なら…ここは!?」

「うおっ!?弱点!?」

 

ならばとウィンは霊使の股間を狙い鋭い蹴りを放つ。それを喰らったら確実にウィンのp-スに持ち込まれると確信した霊使はウィンを離してそのまま大きく後ろに飛び退いた。

互いに居るのはリングの端。

二人は顔面に狙いをつけると同時に地面をけり、駆け出した。

ウィンが駆け込んでくるだろう位置を予測してそこに置くようにして拳を出す霊使。だがそれを予見していたのかどうかは知らないがウィンはそれを頬にかすめるようにして躱しそのまま霊使の顔面に一発を叩き込む。

 

「グっ!?」

「まずは一発!」

 

霊使は鼻っ面にウィンの拳を喰らってしまいそのまま少しよろめいた。

 

「隙だらけだよッ!」

「ぐぁ…がッ…!」

 

そのままウィンのキックがボディに入り、更に体勢を崩されたところで―――

 

「これでフィニッシュ!」

「あぐっ…!」

 

霊使はウィンの痛烈なアッパーカットを諸に顎で受けた。

そこで一瞬意識が飛び―――

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

「…夢!?」

 

夢から覚めて、霊使は顎に何か違和感を感じる。

どうやらウィンの拳が霊使の顎にずっと突き刺さっていたらしい。となると霊使は寝ている間ウィンに凧殴りにされていたようだ。何か全身が少しばかり痛い気がする。

 

「―――もう一度寝るか。…のど乾いたな。」

 

取り敢えず白湯を飲みにリビングにリビングに向かう。その後、寝室に戻るとウィンがベッドの上に腰掛けていた。どうやら霊使は居ないことを不審に思ったらしい。

 

「ね、霊使。私とんでもない夢見たの。」

「…どんな夢?」

 

ウィンは霊使が戻ってきたことを確認するとそう切り出してきた。

とんでもない夢なら自分も観たぞ、とウィンに返すと、ウィンは「どんな夢だったの?」と霊使に聞いた。

 

「俺とウィンが格闘技やってた。」

「…同じ夢見てる。」

 

夢が一致するだなんて奇妙な事もあるものだ、と考えながら霊使とウィンは同じベッドに入りなおす。セミダブルサイズのベッドは二人で体を密着させて使って丁度いい大きさだ。

二人は互いの温もりを感じながら、もう一度夢の世界へ落ちていくのだった。




登場人物紹介
・霊使/ウィン
考えるな、感じろ

エイプリルフールは皆さん堪能しましたか?
色々とふざけているゲームが多くて今年度もいい一年を迎えられそうです。

水樹君のデッキ強化

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