そんなコンセプトで書くなんちゃって吸血鬼アクションを友人と行いました。
悔いが残ったのがタイトルのキャラの出番を作れなかったことで、じゃあ小説の主役にしよう!!
それでこの話が出来ました。
今から5年前のことだ。テレビで吸血鬼が宣戦布告をした。
テレビに映る少年
「人間の諸君、私は吸血鬼の王、
今から人間界を攻撃する」
当時は当然信じていなかった。
「父さん、なんかテレビ変なのやってる」
「本当だなぁ、しかもどこに変えても同じのが映る」
そんな会話をした直後だった。
ガシャーン!! と、大きな音を立てて家の窓ガラスが割れた。
振り返ると見覚えのない男が立っていた。
男は嫌らしい笑みを浮かべながら首を交互にに振っている。
「ええと、あなたは?」
父がそう訪ねると男は声を挙げて笑った。
「クヒッのんきかよ、まあ答えてやるよ。
オレ様の名前は吸血鬼界の貴族ブラッド様だよ、宣戦布告は聞いたな? ならこれから行うのはよぉ」
戦争だよ!!!
男が叫び声を挙げるとそれに呼応するようにドン、ドドドンとにぶい音が何度も繰り返し響きわたる。
何が起こっているのかさっぱり判らなかった。
男は俺の腕を掴もうと手を伸ばす。
「ちょっと何をするんですか!?」
父が男に向かって声を挙げた。
「まあお前でもいい」
「え?」
グシャリ、まるで豆腐をおハシで割るようにあっけなく父の顔が男の掌によって潰された。
顔を潰された父の身体は力なく倒れ、ピクッピクッと力なく動いたり止まったりを繰り返し続けている。
「なんだ、人間ってのはずいぶんと柔らかいな」
男の掌には父の血液がこびりついている。
そんな父の姿を見てもまだ夢の中にいるような心地のオレは現実味のないまま力の限り叫び声を挙げた。
「うわあわいわあああ!!」
男はただ「これ面白くねぇな」と呟いた。
男は今まで声を挙げることも出来なかった妹と、母にその手を向いた。
「こっちのほうが良いか?」
男はそう言いながら妹にゆっくりと近づく。
その顔は口の牙を見せ付けるように笑顔を張り付けている
母は必死の形相で叫びながら男に飛び付いた。男と母は勢いよく転がり家の壁に激突した。
オレは父を見つめてぼーっとしていた。
「ユウイチ!! アイ!! 逃げなさい!!」
母のその声にオレは目が覚めたような心地になった、今まで出したことのない叫び声を挙げながら家を走り出た。
家の外は平たくいえば地獄だった。
見たことのない化け物が人々を食べている姿、崩れ去り元の形を忘れた建物群、何より人々の悲鳴と苦しむ声が響いていた。
オレはとにかく叫んだ
「誰かたすけて!!!」
とにかく助けて欲しかった。
川島家は探せば同じような家族が見つかるだろうと思う程度には平凡だったと思う。父は真面目で最近お腹が気になる歳で、母は優しく買い物好きで、妹のアイは運動が好きな女の子だった。
決して死んでいい命ではなかった。
何回か叫んでる最中、何かが爆発し、オレの意識は途絶えた。
次に目が覚めた時には病院で、父が殺されたのが夢でないと母方のおばさんに聞かされた。
川島家で生き残ったのはオレだけだった。
それが自分の体験した吸血鬼事変の全てだ。
吸血鬼事変、日本に宣戦布告した吸血鬼が国中を同時に奴隷と呼ばれる化け物とともに襲撃した最悪の殺人事件。
人間は戦車や銃に爆弾等の現代兵器をも使用したが効果がなかった。
吸血鬼は無敵だった。
もはや日本に核を落として吸血鬼を全滅させるべきではないか、世界の世論がそう傾き始めた頃、日本に吸血鬼「
緋色は人間にこう告げた。
「吸血鬼は
一人の男が指輪の契約者となり緋色を操り、共に吸血鬼を倒し尽くした。
指輪の契約者は名を白沢リキューといい、「殲滅のリキュー」と呼ばれた。
そして緋色は吸血鬼でありながら人間の英雄となった。
緋色は人間に様々なことを教えた
・吸血鬼は吸血鬼界という異世界から来ている
・吸血鬼は奴隷か吸血小刀と呼ばれる吸血鬼の武装でしか倒せない
・契約の指輪は人間にしか使えないため自分が持っていても仕方ない
・吸血鬼は魔力という資源を求めて人間界にやった来た
・吸血鬼は人間界では魔力を存分に発揮できない
ただし契約の指輪で召還された吸血鬼は例外である
とにかく人間界は緋色の協力により日本は吸血鬼事変を乗り越え、彼の身を削る献身により緋色は人間界の英雄として迎えられた。
現在、契約の指輪を人間の技術で再現することに成功し、緋色の血を受けた選ばれた戦士、人間界出身の吸血鬼を多数産み出すことに成功、全国的な吸血鬼対策が行える体制が出来つつある。
吸血鬼対策が進み吸血鬼対策部隊が設立された。英雄リキューを最高実行部隊長に緋色がその補佐を務めている。
オレこと川島ユウイチは指輪の契約者にも吸血鬼にもなることはできなかった。
オレの仕事はざっくりまとめると吸血鬼対策。
吸血鬼とドンパチやりあう吸血鬼対策部隊をサポートする仕事に就いている。
茶髪ロン毛で上シャツ下ツナギの細身の男
見た目だけなら素直に中性的イケメンに見える
が大声で叫ぶ。
「せんぱい せんぱい 危険が危ないッスよ!! 」
わかってる!! 囲まれてる!!
鹿型奴隷《レッド》8体がいきなり現れやがった!!
吸血鬼召還=ガチャ
みんなで自分だけの吸血鬼軍団を作ろう!!
ただしユウイチきみには無理だ。